プロフィール―より良い心臓手術や治療をあくまで探究します

Pocket

最終更新日 2022年11月7日

世界水準の医療も日々の反省と研鑽とチームワークから

紹介文 Profile (運営者情報)

米田 正始 (こめだ まさし)
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医

Masashi KOMEDA, M.D.,Ph.D.

ウェブサイト: https://www.shinzougekashujutsu.com/

メールアドレス: zeek-m@bf7.so-net.ne.jp

本ホームページの内容はすべて米田正始の責任執筆です。内容はEBMつまり根拠に基づく医学のデータを用いていますが、先進的治療でまだEBMデータが一般化していないものについては自身や内外先進施設の最新データを使用しています。

スタンフォード留学中にミラー(D Craig Miller)教授らとご一緒に

福田総合病院 心臓センター長

〒573-1178 大阪府枚方市渚西1丁目18−11
電話:072-847-5752(代表)

詳細はこちら

仁泉会病院 心臓血管外科部長

〒574-0044 大阪府大東市諸福8-2-22
電話:072-875-0100(代表)

詳細はこちら

略歴

1955年2月2日
奈良県生まれ
1973年
東大寺学園高校 卒業

高校時代を過ごした校舎です。若者らしい、熱い仲間が多く勉強になりました。
この校舎は今はもう残っておらず、そこには東大寺の博物館があります

1981年
京都大学医学部医学科専門課程 卒業
京都大学ESSについて)

旧解剖学講堂です。
明治時代の雰囲気を残しています。
ここで勉強していた頃を想いだします
クラスメートや先輩後輩たちは志の高い、かつ優秀な人ぞろいで学ぶことが山ほどありました

1981-1983年
財団法人天理よろづ相談所病院(レジデント(研修医))
1983-1987年
財団法人天理よろづ相談所病院(シニアレジデント・心臓血管外科上級研修医)
1987年
財団法人天理よろづ相談所病院(心臓血管外科医員)
大変パワーのあるチームで研修・勉強から遊び心まで学ぶことができました。三木成仁先生(故人)をリーダーとし、楠原健嗣先生、上田裕一先生、松本雅彦先生(故人)、大北裕先生、田畑隆文先生、神野君夫先生らがおられ、その後も荻野均先生、山中一朗先生、湊谷謙司先生らが修練されました。後年、そのチームから多数の大学教授を輩出したことが、今思えばごく自然なことのように思えます。

天理病院の当時のメインの建物です。ここでシニアレジデント研修を受けました。
外見は歌舞伎座中華風などと呼ばれても中身は充実していました。
ジュニアレジデントつまり初期研修はこの建物の裏側にある別館病棟で受けました。当時の仲間は野武士のような良さをもった実力派が多く生きる知恵を頂きました。また手作り感抜群の問題解決型・一貫研修はユニークで学ぶものが多くありました。今中孝信先生、小泉俊三先生はじめ多くの先生方には大変お世話になりました。

1987-1989年
トロント大学トロント西病院(心臓血管外科上級医員)留学 Toronto Western Hospital, University of Toronto (mentor: Prof. Tirone E. David)

当時のトロント西病院のメインの建物です。
著者の部屋は一番高いタワーのすぐ下にある建物にありオンタリオ湖がきれいに一望できました。見るもの聞くものすべてが勉強になり夢のような充実した日々でした。
心臓血管外科は年間1000例をこなす優れた病院で、まもなくトロント総合病院と合併・移転しました

我が恩師Dr. David。
サンフランシスコでのウェットラボにて、中央はスタンフォード大学での仲間であるDr. Glassonです。

1990-1993年
トロント大学トロント総合病院(心臓外科上級医員)留学  Toronto General Hospital, University of Toronto  (Prof. Tirone E David) (picture above)
年間2000例以上の心臓手術を行い、研究でも恵まれた素晴らしい環境でした。心行くまで仕事に没頭させていただきました。

当時のトロント総合病院の全景です。オンタリオ州会議事堂近くから撮った写真です。右手遠景に見えるのがトロントこども病院です。

1993-1996年
スタンフォード大学<医学部メディカルセンター(上級研究員)留学
Stanford Medical Center

当時のメディカルセンターの正面入り口手前の噴水です。
京都市街の大半がはいるほど巨大なキャンパスの中にある大きな病院で南欧風の開放的な雰囲気でした
臨床と研究と教育のいずれでも抜きんでた施設でした

1996-1998年
メルボルン大学 医学部心臓血管外科 主任外科医 (Staff Surgeon) 助教授
Austin Hospital, University of Melbourne (Consultant, Senior Associate) (Prof. Brian F Buxton) (picture above)

当時のオースチン病院のメインの建物です。
山城のような構造で山の斜面に多くの建物が立っていました。落ち着いた雰囲気でどこか心温まるものがありました。病院機能には光るものがあり、いつでもどんな心臓手術にも即応できました。

1998-2007年
京都大学医学部心臓血管外科教授
Kyoto University Hospital, Cardiovascular Surgery, Professor and Chairman

当時の京大病院の全景です。
新外来棟ができ、まだ旧外来棟が残っている時期のものです。
10年近い間お世話になり、さまざまな手術実績や業績を上げることができました。断らない医療と心臓血管手術をもっとやりたく、下記へ転じました。

2007年-2013年
豊橋ハートセンター・大和成和病院 心臓血管外科スーパーバイザー

豊橋ハートです。断らない医療の実践と心臓手術や治療はもちろん、民間病院とくに専門施設のあり方や運営、指導者の姿まで勉強できました

2008年ー2013年
名古屋ハートセンター副院長兼心臓血管外科統括部長
Vice president & chief CV surgeon, Nagoya Heart Center (picutre left)

ゼロから立ち上げた名古屋ハートでしたが、多くの方々のご支援をいただき、5年間で愛知県屈指といわれる心臓手術の施設に成長しました。年老いた両親と過ごす時間をもつために郷里奈良に帰ることになりました。皆様ありがとうございました。

2013年―2015年
高の原中央病院かんさいハートセンター特任院長、ハートセンター長、心臓血管外科部長
Project president, Director of Kansai Heart Center, and Chief CV Surgeon
郷里で新しいハートセンターの立ち上げを試み、開心術と大血管手術で初年度150例を達成しました。地方の小さい民間病院でハイリスクの大手術は手控えようという方針になり断らない医療ができなくなったため撤収いたしました。
関係の皆様に感謝申し上げます。

心臓手術執刀中 (撮影: 其田益成 氏)

2015年―現在
仁泉会病院 心臓血管外科部長(兼任)
Director of the Department of Cardiovascular Surgery and Chief CV Surgeon, Jinsenkai Hosp.
2015年―2016年
野崎徳洲会病院 心臓血管外科 スーパーバイザー
Director/Supervisor, Department of Cardiovascular Surgery,
The Heart Center, Nozaki Tokusyukai Hosp.
短い間でしたが助っ人として安全管理の強化と手術治療成績の大幅な改善を達成し、学会専門委員からも高評価を頂きました。あわせて心臓血管外科専門医制度の基幹施設にも認定され、ミッションを果たしました。現場の皆さんありがとう、できればこの成果を守ってください

大阪東部ながら郷里にも近い病院で患者目線の心臓外科医療をさらに追及しています。全国から患者さんがお越し頂けるようになり、皆気持ちを引き締めて頑張っています。JR大阪ひがし線が完成し新幹線でお越しの患者さんにも便利になりました

2016年―2020年
ホロニクスグループ・医誠会病院 心臓センター スーパーバイザー
Supervisor, Department of Cardiovascular Surgery,
Heart Center, Iseikai Hospital
2020年ー現在
福田総合病院 心臓センター長
Director, Heart Center, Fukuda General Hospital
地域医療で高い評価を受けている病院で大きな役割を頂きました。断らない医療を実践しています。心臓手術は一宮西病院、昭和大学横浜北部病院 (客員教授)はじめ実績のある連携病院群で続けることができ、感謝申し上げます。

下町の地域医療と透析医療から発展してきた病院で、心臓外科は「下町ロケット」を目標に頑張りました。多くの仲間たちに支えられ拡張型心筋症、肥大型心筋症、MICSの弁形成などで世界に発信することができました。谷幸治理事長ありがとうございました。心臓外科チームは全員新天地で頑張り、研究会なども続けています。

その他

2007年―現在
マルファンネットワークジャパン(MNJ) 医療アドバイザー
何でもご相談ください
2010年ー現在
All About (オールアバウト) ガイド(心臓血管血液の病気)
心臓病知識の普及に努めています
2013年ー現在
NHK文化センター(名古屋京都大阪梅田神戸)講師
病院では言いにくいこと、聞きづらいことでも遠慮なくどうぞ。
2007年ー現在
患者さんの会  年2-3回、心臓手術後の患者さんたちのための健康講座を開いています。詳細はこちらを。
最近忙しく、疲れがでて時たましかやっていません。その分上記のNHK文化センター講演やメール相談や、もちろん適宜外来をご活用ください

趣味

写真

ご指導ください。カメラ遍歴はキャノンペリックス、EF、 T90、コンデジ各種、EOS50D、現在は EOS7D MkII。

詳細はこちら

ネコ

ネコを6匹(家の中に3匹、外に3匹)飼っていました

ゴルフ

コンペの時だけコースにでる怠け者ゴルファー。ハンデのおかげで優勝歴2回。奈良国際ゴルフ倶楽部のメンバーになりました。たまにしか行きませんが一緒にどうですか

水泳

平泳ぎと背泳のみ クロールは勉強中

読書

マンガ愛好  美味しんぼ、医龍、永遠のゼロ、ブラックジャック、ドラゴン桜、ゴルフは気持ち、ジャングル大帝、横山光輝の歴史もの

音楽

いろいろ iPodに数万曲入れています。クラシックは3B(バッハ、ベートーベン、ブラームス)、ポップス色々特にビートルズ、和製ポップス(シティポップス系)その他。

糖質制限食ダイエットとサプリのおたく

他人様を痩せさせるのが好き。NPO法人日本ローカーボ食研究会の理事もやっています。

専門医、学会役員等(含、歴任)

  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本胸部外科学会指導医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本外科学会専門医
  • 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医・修練指導医
  • 米国胸部外科学会(AATS)会員 member
  • 米国臨床胸部外科医会(STS)会員 member
  • ヨーロッパ心臓胸部外科学会(EACTS)会員 member
  • アジア心臓胸部外科学会(ASCVS)会員・理事 member, manager
  • アジア弁膜症アカデミー(Mulu弁膜症国際シンポジウム) 理事 faculty 、第9回国際シンポジウム会長(2018年11月於・京都)
  • 日本冠疾患学会 理事歴任、名誉会員
  • 日本冠動脈外科学会 理事・監事
  • 日本低侵襲心臓手術学会(旧Japan MICS Summit) 世話人(理事)
  • 日本心臓血管外科学会 理事歴任、特別会員

客員教授、非常勤講師など(兼任、歴任)

  • 神戸大学医学部大学院非常勤講師
  • 岡山大学医学部大学院非常勤講師
  • 中国・大連大学医学院附属中心医院客員教授
  • 中国人民解放軍第二軍医大学客座教授
  • 中国天津医科大学・泰達国際心臓血管病院客員教授
  • 昭和大学客員教授(横浜市北部病院)

大連中心医院にて手術中

業績

社会活動

京大教授時代に10名の同門外科医を各地の大学で教授になるお手伝いをさせて戴きました。京大退官後も6名の元弟子が教授選出されました。

同、151名の医学生を海外(アメリカ、カナダ、フランス、豪州など)の大学病院で臨床実習する支援を行いました。

100名を超える若手医師の海外臨床留学(カナダ、オーストラリア、アメリカ、フランス、イタリア、マレーシア、ニュージーランド、ベトナム)のお世話をして来ました。

本HP、オールアバウト、節約社長、NHK文化センター、メディアなどで一般の方々の健康増進、病気予防、早期発見から治療までの啓蒙活動を行っています

ベトナム共和国ホーチミン市にあるチョーライ病院に心臓血管外科を2000年に立ち上げました。
同科は発展を続け現在は年間1200例以上の開心術を行う一流ユニットに成長しています。

参考

心臓手術のお問い合わせはこちら患者さんの声はこちら
Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。