2.メールマガジン始めました 2009年6月

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患者さんやご家族のご要望にお応えし、ささやかなメールマガジンをはじめました。

毎回ワンポイントで情報発信をしながら、皆さんのご意見をお聞きできればと思います。

Book_05情報過多の時代でも医療というのはなかなか理解しづらいところがあり、患者さんも治療に誤解があってなかなか治療の決心がつかないことがしばしばです。

心臓血管手術の場合はとくにそうだと思います。

心臓病をしっかり治すと言っても、そのために皮膚を切るというだけで野蛮な方法と思ってしまうのは理解できることです。

 

しかしいくら皮膚を切らなくても心臓病や血管の病気で患者さんが死んでしまっては元も子もないというのが医学的な見方です。

もっと細かいことでもいろいろな誤解が世の中にあ265り、そのために患者さんが困るということはあります。

 

たとえば安静臥床つまりじっと上向きに寝ることが良い養生で元気になる秘訣という誤解を持つ方は今も大勢おられます。

その方がよい場合もありますが、心臓手術の後などではその逆にどんどん動くことが最高の養生になる場合が多いです。

 

安静臥床ではタンが背中側の肺に貯まって肺炎を誘発して有害なことが多いです。

そうした誤解は日頃のコミュニケーションで改善できると思います。

 

このメールマガジンがそうした心臓病の患者さんとのコミュニケーションの一助になれば幸いです。

 

メールマガジンの申し込みコーナーはこのホームページの右側の段にありますので、そこにメルアドレスを記入して送信ボタンを押してください。

心臓病や血管病の患者さんあるいはご家族のご意見やご質問を歓迎いたします。

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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