名古屋市立東部医療センター東市民病院

Pocket

名古屋市立東部医療センター東市民病院は東しみんの愛称で親しまれて来た病院で、

その歴史は伝染病隔離病舎を県から引き継いだ明治23年から始まります。

 

平成20年4月には名古屋市の改組により、

守山市民病院と東市民病院とで東部医療センターを形成し、その中の東市民病院となっています。

平成23年5月からは、さらなる名古屋市立病院の再編に伴い「名古屋市立東部医療センター」と改称されています。

エイズなどにも拠点病院として力をいれておられます。

 

脳血管センターでは脳出血や脳梗塞の急性期治療から回復期リハビリテーションまでの医療を行い、

心臓血管センターではカテーテル治療、アブレーション治療、心臓血管外科手術を行い、名古屋市立大学の関連病院のため同大学と連携があります。

名古屋市立大学病院では多くの大学病院と同様、組合・公務員その他の理由で手術総数が増やせない、大学病院の事情があるため、

こどもの治療に専念せざるを得ず、

大人の患者さんの心臓手術が思うようにできないため、

この東市民病院で肩代わりしているという事情があるそうです。

 

かつての大学医局講座制は、新しい研修医制度の開始とともに、急速に変貌をとげ、

大学医局の中には医師がいなくなり、関連病院へも医師を派遣できなくなりつつあります。

このため地方の病院で医師が不足して病院閉鎖や病棟閉鎖が続いている、

いわゆる医療崩壊はご存じのとおりで、

大学医局の位置づけが見えなくなった象徴といわれています。

 

そうした中で、大学や医局という従来の枠組みにとらわれない新しい医療システムを民間では構築し、

多くの若手医師を惹きつけています。

たとえば倉敷中央病院や天理よろづ相談所病院、あるいは亀田総合病院や飯塚病院などはその良い例です。

若手医師が全国から参集し、採用競争率は10-40倍にも上り、医師不足どこ吹く風?といった状況です。

こうした時代の流れからは東市民病院のお話は少々大時代的なものを感じます。

個人的には国立大学病院での経験で、9時ー5時勤務を基準とした待遇でも、

実際には9時ー5時勤務では若手が医師としての豊かな実力をつけるには経験量が不足するという矛盾があり、障壁となっていました。

大学単独では医療を支えられない、そうした時代の到来で、

柔軟性に富む民間病院が協力し、貢献できることが増えているように思えます。

 

東市民病院と名古屋ハートセンターとは比較的地理的に近いため、多少の競合があるのではというご意見もありますが、

名古屋ハートセンター心臓血管外科へは全国から患者さんが来られますし患者さんの紹介経路が違うためか、

それほど競合しているという実感はありません。

消化器をはじめ、脳神経などの領域でも連携していただいております

 

それよりも心臓の患者さんで消化器・泌尿器や脳神経などで専門家の診察が必要なときなどにお力を貸していただき、感謝しています。

名古屋市内には熱心な地域医療の病院や医院、消化器病院、神経内科・脳外科病院がいくつもあり、

これらの病院の熱意とご厚意にて連携がうまく進んでいますが、

比較的近隣の東市民病院とも協力関係があるというのは大変心強いことです。

 

今後もこうした病々連携を推進して行ければ幸いです。

 

名古屋ハートセンターについてのトップページにもどる

Pocket