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心臓外科手術情報WEBではこの領域の最新情報を一般の方々にもできるだけ理解しやすいように、心臓血管外科専門医の米田正始がご説明します。
以下を参考に1.から14. までの解説をごらん下さい。どの項目を見るかがわからない場合は10.さくいん のページもご参照ください。
また「心臓外科手術情報WEBについて」「よく戴くご質問」のページもご参考にしてください。
お問い合わせはこちらをご覧ください。
◾️心臓手術の概説
はこちらです。他の臓器のそれと比べた、その全般的特徴を知るのに役立つでしょう。それが安全対策につながるのです、、、続きを見る
◆もし「あなたは心臓手術が必要です」と言われたら、、、 こちらをご参考にしてください
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◾️心臓病そのものの基本的な注意点
などを簡単にまとめました。こちらもごらんください、、、続きを見る
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基本に なる「心臓血管の仕組みや主な病気」は「All About」(オールアバウト)に記事(専門医・米田正始が執筆しています)を載せてありますのでご参照下さい。
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All Aboutは知識の百科事典のようなページでアメリカ等で人気があり、日本でも急速に充実・普及しつつある有益サイトです。
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◾️心臓血管手術 の今後の方向は
こちらにあります。流れはより低侵襲つまり体への負担の少ない、体にやさしい方向にありますが、同時にこれまでお手上げだった重症例を救うための本格手術という方向もあります、、、続きを見る
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◾️MICS(ミックス、低侵襲小切開心臓手術)は
安全性を維持しつつ小さい皮膚切開で患者さんにやさしいオペです。その実際を解説します、、、続きを見る
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(右図の右側はMICSでの皮膚切開の一例です。左側は通常の正中切開です。
右写真はMICSの傷跡の実例です)
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傷跡が目立たない心臓手術 これからより多くの方々のお役に立つことでしょう、、、続きを見る
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ロボット手術は魔法の手術? 今話題のダビンチ・ロボットとは、、、続きを見る
もう一つのミックス、、、ミックスが医学的に危険なとき、胸骨正中切開時でも早い仕事復帰や早期のクルマ運転復帰が、、、続きを見る
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◾️心臓血管外科の名医とは
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正確さとスピードの両方が求められる心臓手術では他臓器のそれより術者の技量差が結果の差つまり患者さんの生き死にの差に現われやすい特徴があります。
そのため経験量や熟練度それも一人あたりのそれが大切なわけです、、、続きを見る
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◾️ハートチーム
患者さんにベストの治療を行う ため、これからの医療のあるべき姿です。欧米では当然のこととなりましたが日本もそれを目指さねばなりません、、、続きを見る
ガイドラインで示されたハートチームの大切さ。もはや世界の常識になりつつあります、、、続きを見る
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◾️心臓手術まえのオリエンテーション:
具体的にどう進んでいくか見てみましょう。心臓手術を受けることを考えておられる方に参考になるでしょう、、、続きを見る
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さらに以下もご参考にして下さい。
◾️糖尿病について、
あるいは糖尿病性網膜症につきまして。
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糖尿病では心臓血管が壊れやすいため心臓血管手術が必要になることがよくあります。
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また術後も糖尿病のコントロールが大切で、そうしてこそ永く元気に暮らせるのです、、、続きを見る
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◾️慢性腎不全・血液透析について。 
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腎不全の患者さんも全身の血管が壊れやすいため注意が必要です。
腎不全の患者さんが長期的に亡くなる原因は心臓血管・脳血管の病気ですので、
これらを予防し、予防できないときでも早期発見・早期治療すれば長生きしやすくなります、、、続きを見る
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◾️メタボリック症候群と心臓。
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その予防は生活習慣とくに食事と運動から始まります。
同時に定期健診が命を守ります、、、続きを見る
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◆ローカーボ食ダイエット(つまり糖質制限食、新しい科学的ダイエットです)はこちらへ。
米国の糖尿病学会ではすでに市民権を得ています。
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◆日本ローカーボ食研究会のHPはこちらへ:
さまざまな有益情報があります
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◾️ご高齢の患者さん
について。
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信長の戦国時代には人生50年と言いました。今、そう思う方はおられないと思います。
でも70年生きたからもう死んでも良いと仰るかたはあります。
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現代は80年以上、元気に楽しく暮らすことが普通の時代です。そのために平素の健康管理、病気の予防が大切ですが、治せる病気が見つかれば高齢でもきちんと治し、社会復帰することが個人にも社会にも有益です、、、続きを見る
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◾️がんをお持ちの心臓病患者さんにつ
いて
独特な工夫が必要で、それによって問題を解決できることがよくあります、、、続きを見る
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◾️いわゆる難病 について。
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難病というのはあまり良い言葉ではないような気がします。難病でもある程度以上治せるもの、あるいはうまくコントロールして生活を守れることはよくあります。
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心臓関係の難病もそうです。難病イコールもうダメ 、とは限らないのです、、、続きを見る
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◾️医療費 はどのくらいかかりますか?
これはよく戴く御質問です。
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我が国の医療保険制度はこの点立派で、
大きい心臓手術でも患者さんやご家族の負担が最小限になるようにできています、、、続きを見る
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◾️遠方の患者さん の場合は
遠方 でも地元の病院とチームワークを行うことで
高い医療レベルと患者さんの便利さを
両立することができます、、、続きを見る
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◾️待ち時間につきまして。
待ち時間は患者さんにとって苦痛や負担になるものです。
なるべく待ち時間を減らす工夫が重要と考えています。
一回の外来で主な検査ができ、しっかりとした方針が立てば、遠方の患者さんにもメリットがあると思います、、、続きを見る
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、、、続きを見る
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◾️セカンドオピニオンのもら
い方:
セカンドオピニオンはしばしば患者さんを救います。
現在の病院に疑問ある場合は積極的に他病院でセカンドオピニオンをもらうようにするのが現代は広く認められています、、、続きを見る
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◾️手術前に心カテーテル検査は必要で
すか?
かつては心臓手術の前は何でもカテーテルという時代でした。今はそうとは限りません。
カテーテルなしでも困らない病気ではカテーテルを省略することで患者さんの負担や苦痛を減らすことができます、、、続きを見る
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◾️手術前に経食道エコー検査は必要でしょうか?
有用なことが多いですが、必ずしも必須とは限りません。
手術が必要という根拠があれば、オペ室で眠って戴いてから快適な経食道エコーで精査し手術へと進むようにしています。しかし快適な経食エコーなら安全と質の向上のため前向きに前もってやるのも一理あります、、、続きを見る
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◾️大切にされる患者道
患者さんが医師・医療者と仲良くそして良い雰囲気と信頼関係を築くことは大変良いことです。治療もそれだけうまくいきやすくなります。
そのためには 大切にされる患者道 をご覧下さい。
医者や看護師・技師などの医療者もまた現在の貧相な医療保険制度のもとで手弁当の努力をしています。
この点、患者さんと理解共感のうえ協力できればより良い医療へと進めると思います、、、続きを見る
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それぞれの病気のご説明ページはつぎのとおりです
◾️1.まず僧帽弁とか大動脈弁をはじめ、何らかの弁が壊れている(逆流とか狭さくなど)と言われた方は弁膜症のページへ。弁膜症のトップページはこちら。
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◾️2.心拡張・心拡大や心肥大とか心臓の筋肉が壊れている、あるいは心不全と言われたら心筋症・心不全のページへ
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◾️3.胸やお腹の大動脈が大きくなっている・こぶのようだとか破裂しそうだと言われた方は大動脈疾患のページへ
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◾️4.狭心症(胸の痛み)や胸の締め付け感などがある方は虚血性心疾患のページへ。中には弁膜症や大動脈疾患で胸が痛むことがありますので、そちらもご参照下さい。もちろん早目に病院か医院へ御相談しつつ。
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◾️5.足の血管が詰まったと言われた方や歩くと足が痛む方、閉塞性動脈硬化症ASOと言われた方は動脈硬化症のページへ
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◾️6.生まれたときからあるいはこどものころからの心臓病と言われれば先天性心疾患のページへ。こどもの頃からの病気ですが高齢者になっても影響は大きいですので。
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◾️7.かかりつけの先生に心臓病と言われたとき、あるいは心臓手術が必要と言われた とき、どの病院へ行ったら良いかわからない場合はこちら
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◾️8. 心臓腫瘍(心臓にできものやがんが ある) と言われたらこちら。腫瘍の性質、サイズや部位によっては急ぐものもありますので。
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◾️9.収縮性心膜炎(略称CP)との診断を告げられたらこ ちらへ。軽ければお薬で良いのですが、重症では心臓手術が必要となります。右図のようなたまごの殻の中に心臓が閉じ込められた形になるからです。しかしほとんどの場合は治せる病気です。
◆ミックスMICSによる収縮性心膜炎の手術: 痛みを減らし、創を見えにくくし、早く仕事に復帰するために
◆心タンポナーデ。心臓の周りに水や血液などが貯まって心臓を圧迫します。重症ではいのちにかかわる病気です。
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さいきん息切れが強くなったとか、
胸が痛むあるいは重苦しくなる、
胸がどきどきする、
一度失神したなどの症状があるようでしたら、
まずかかりつけの先生に相談されるか、左段下の要領で私たちにご相談ください。
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◾️11.地震後のクルマなどの生活や飛行機での長旅のあとで息切れや胸痛が起これば肺塞栓症のページをごらんください
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◾️12.心臓ペースメーカーについてはこちらをどうぞ
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◾️13.エホバの証人の信者さんで心臓血管外科手術を考えておられる方はこちらをご覧ください
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◾️14.睡眠時無呼吸症候群(略称SAS):
これはイコール心臓病ではありませんが、心臓病になりやすいため注意が必要です
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患者さんからのお便りのページへ
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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