遠方の心臓手術患者さんの場合は―地元と連携し、より配慮を

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全国から患者さんが来て下さることを光栄に思います.

◾️心臓手術と遠隔医療

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心臓手術は普通は一生にそう経験することのない大きな出来事です。

 

それだけに良い病院や心臓外科名医を選んでどこへでも行きますというスタンスの患者さんは少なくありません。

 

とくに医療を良く知る医師やそのご家族にそうした方が多いのが病院選びの大切さを物語っていると思います。

私の場合は名古屋ハートセンター時代やかんさいハートセンター時代に沖縄、九州(福岡、鹿児島)や四国、広島、島根、京都、大阪、和歌山、三重、奈良、神戸、東京、千葉、茨木、福島、宮城、北海道、一部は海外その他さまざまなところから患者さんが来て下さり、それ自体医師として光栄なことと思います。現在の医誠会病院仁泉会病院でもすでに同じ傾向が見られ、アフリカ・コンゴやタイ、カナダなどからも引き合いがあり感謝しています。

遠方から来て戴く場合、交通費や時間などを含めてある程度のご負担は避けられませんが、来てよかったと言って頂けるよう、全力を上げています。

 

これは私個人だけでなく病院の他職員も同様に努力しています。

遠方の方へのご配慮としては以下を行なっています。遠方から来て戴く負担を上回るメリットが患者さんにもたらされるように努力しています

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◾️心臓手術、遠方へのご配慮1.

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ご自宅と病院の往復回数をできるだけ減らすよう、必要な検査等は集中的に行い、また 地元の病院のデータも活用します。

 

このとき、検査等を患者さんのご希望を極力実現できるよう、私たちの特長であるコオディネーターを熟練看護師が担い、かつ病院の足腰の強さを活かして工夫します。

 

ある種の大病院のように初診に検査に説明にと何度も行き来するよりも、多少遠方でも一回で効果的に検査と説明ができる方が負担は少ないですとよく言って頂いています。

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◾️心臓手術、遠方へのご配慮2.

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遠方の患者さんほど、十分な運動・心臓リハビリをこなしてから、退院していただくようにしています。

 

通常は心臓手術のあと1-2週間程度で退院患者さんの家庭事情や病院への距離なども考えて退院や通院の予定を立てますできるケースが多いのですが、遠方の患者さんの場合はご本人やご家族と相談しつつプラス1-2週間の余裕をつけて戴いてから退院して頂いています。

 

状況によっては地元の病院と相談し、そこでさらに1週間ほど運動・リハビリののち帰宅していただくなどの方法も取ります。

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◾️心臓手術、遠方へのご配慮3.

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心臓手術直後は近くの患者さんの場合はしばらく当院外来にて診察・検査・投薬を行い、

 

落ち着いた段階でかかりつけ医にもどっていただくか、

 

もともとかかりつけ医がいない場合は協力して地元で良い先生を探すようにしています。

病病連携や病診連携を大切にします 

 

遠方の方の場合は身体の状態を見ながらそのタイミングを考えるようにしています。

 

また遠方のハンデを減らすよう、ちょっとした質問でもできるよう、メールなどで私自身が対応できるようにしています。

遠方の場合ですから地元の病院を大切にし、当院入院中は経過の報告を入れたり、退院時にも詳細なデータをお送りし、地元に戻ってから患者さんが大切にされるよう配慮しています。

 

地元の先生から見れば、心臓手術のみ外注に出したという感覚になるように努めています。

 

昔の学閥や医局制度が強かった時代ならいざしらず、現代は患者さんが満足できればこだわりなく患者さんの希望に応えるのが立派な臨床医の普通の姿です。

地域医療と専門医療の協力も大切と考えます.

◾️心臓手術、遠方へのご配慮4.

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何よりも地元の病院でできない心臓手術を、あるいは同じ手術でもより安全に行うよう努めて います。

 

それが必要な状態なのに、地元の有力病院で断られて私どものところへ来られるというパタンが多いですが、より良いものをもとめて来院くださるケースもあります。

 

なお医誠会病院につきましてはこちらを、仁泉会病院につきましてはこちらをごらんください。

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Heart_dRR
心臓手術のお問い合わせはこちらまでどうぞ

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