名城病院について―よりよい地域医療と患者さんのための連携を

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国家公務員共済組合連合会・名城病院は昭和26年に開設され、昭和37年に現在地(名古屋城の近く)へ移転さIlm09_af13005-s れました。平成13年に現在の立派な建物が建設され現在に至っています。ベッド数364床を有し、循環器や脊椎センターその他の専門診療部門を有する総合病院です。

私たち名古屋ハートセンター心臓血管外科は比較的近隣ということもあり、これまで相互に補い合う形で医療連携を進めてきました(というよりお世話になっております)。名古屋ハートセンターは足腰が強く夜間や祝祭日を含めて緊急や救急に強いため、大動脈瘤切迫破裂や急性大動脈解離、あるいは不安定狭心症複雑弁形成心不全などの患者さんを受け入れ、逆にがんや脊椎疾患、泌尿器科、呼吸器内科その他の患者さんを名城病院へご紹介し、患者さんに喜ばれています。

最近の医療情勢の変化を受けて、名城病院では救急とくに循環器・心臓血管外科の救急ができにくくなったと聞いています。心臓外科医をめざす若者が減り、心臓外科医不足が急速に進み、大学医局も対応できなくなったためと思われます。

そうした情勢のもとでも、病院の特徴や自分たちができることを踏まえつつ、これまで以上に病病連携を強め、双方の患者さんの治療成績を一層上げ、より良い地域医療へ貢献できるよう努力したく思います。

 

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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