名古屋ハートセンターにて米田正始の手術を受けて下さった患者さんたちへ

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皆さん、いかがお過ごしでしょうか。ことしの夏は猛暑が厳しく、多数の方々が熱中症などで体調を崩しておられます。どうぞご自愛ください。

A335_004さて名古屋ハートセンターが開設されたのは2008年10月でした。

 

ハートセンターは大学の学閥や政府自治体などのいわゆるコネとは関係のない、いわば庶民出身の病院です。

 

それだけに名古屋という比較的古風な風土では、患者さんを紹介して下さる病院も少なく、ほとんど展開しないだろうと言われていました。

 

こころある友人は皆、先生、気を悪くしないでね、名古屋ってそういう土地なんだから、じっくりゆっくりやって行こうよ、となぐさめて下さったものです。

 

しかし患者さん中心の仕事をすればそのうち必ずわかって頂けるだろう、今は患者力(かんじゃりょく)というのがあって、患者さんのご希望のまえには学閥も官僚も逆らえないという意見を下さった友人もあり、私もそれを信じて名古屋ハートセンターを皆とともに立ち上げました。

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ふたを開けてみると、1年目で心臓大血管手術で130例を超え、一人前の施設の仲間入りを果たしました。2年目のジンクスもそれなりに克服し200例に迫り、3年目、4年目と成長をつづけ300例に迫る、名古屋屈指の心臓血管外科施設になりました。

 

内科はそれ以上のスピードで展開し、カテーテル治療(PCI)ではすぐ名古屋のトップに立ちました。

 

これは患者中心の医療を日々実践し、それを患者さんや地域の病院医院の先生方が評価してくださった賜物と感謝しています。とくに患者さんのご支援には頭が上がりません。(患者さんの声のページをご参照ください)

 

128410265だけでなく、質的にも大きな展開がありました。

 

心臓大血管手術で、他で断られた患者さんや超緊急の患者さんもほぼ100%近い確率で受け容れ、そのほとんどを救命でき、お元気に退院戴きました。

 

また日本屈指の施設でもできないと言われた重症や難手術の患者さんも多数受け入れ、そのほとんどをお助けし軽快退院にまでもって行くことが出来ました。その成果は国内はもとより、国際学会や国際シンポジウムなどでも多数発信でき、名古屋ハートセンターを世界中から認識して戴けました。

 

全職員と患者さん、地域の先生方という大きなチームの絆を感じずにはおれません。心から感謝申しあげます。

 

私、米田正始は名古屋の地がすっかり気に入ってここで骨をうずめたく思っていましたが、残念ながら両親が歳をとりその面倒をみることになったため、実家のある関西に戻ることになりました。

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奈良にハートセンターを立ち上げしばらく勤務したあと大阪でさらにこの努力を続けることになりました。

 

私にとって患者さんと医師の関係はいのちがけの戦いをともにした仲間と心得ています。名古屋に移動してからもかつて京都で手術させて頂いた患者さんのための勉強会を開いたり、名古屋まで診察や治療のためにお越し下さった患者さんは多数おられます。

 

同じことを名古屋の患者さんとも共有したく思います。

 

名古屋ハートセンター 145148731で米田正始の手術を受けて下さった患者さんにおかれましては、何かご心配やお困りのときには遠慮なく米田までメールかお手紙を下さい。お役に立てるかも知れません。

 

これは私なりの人生観や職業倫理にもとづくものですので、お代は不要です。中にはメールの送り方が判らないというかたもおありでしょう。その場合は周囲の若い方に聞いて頂ければ今は携帯からでもネットを見たり通信することができます。

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心臓手術のあとは内科の先生が外来などで治療を続けられることで患者さんの健康は維持できる場合が多いです。

 

しかし外科医がそれを応援する形で、定期健診すれば、さらに予後が改善することがいろいろな場面でございます。ようするにより心臓のパワーアップをし、より健康に、より長生きするのにお役に立てることがあるのです。

 

5年間にわたり、私(たち)を支えて下さった患者さんたちに、心から御礼を申し上げるとともに、今後も絆を持って頂けましたら職業人医師として大変うれしいことです。

 

平成27年7月吉日

米田正始 拝

 

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Comments

  1. **** says

    米田先生
    暑い日が続きますがお元気にお過ごしのことと拝察申し上げます。
    名古屋ハートセンターでは大変お世話になりました。
    そして先生五年間お疲れさまでございました。
    先生とのご縁をいただいてもう五年もたつのですね。
    六年前地元の病院で四尖弁など見たこともないと言われ見通し立たないまま私は困り果てていました。
    それで、すがる思いで先生のところへご相談したのです。あの時手術をしていただいて本当に良かったです。
    もし放っておいたなら、何も知らない私は私のいのちと共に大切な息子のいのちまでも失っていたはずです。
    息子は徐々に回復し人間的にもひとまわり大きく成長いたしました。
    米田先生の励ましありがとうございました。
    私も一応元気にしていますが、
    高の原ハートセンターへ通わせていただけましたら幸せに存じます。
    何卒よろしくお願いいたします。
    暑さ厳しい折からお身体お大事に、益々のご活躍お祈りいたしております。