心房細動について―怖い病気であることがまだあまり知られていません

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不整脈が出ているときに心電図をとれば診断がつきます
心房細動というのは、脈の不規則なリズムのことです。

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それですぐ死ぬことはないのですが、

心臓とくに左房の中に血栓ができるんですね。

その血栓がじっ としていてくれたらいいのですが、

もしはずれて頭に流れていけば脳梗塞になるので、

非常に残念なことになります。

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心房細動があるだけで、

Ilm18_ba02031-s5年とか10年のレベルでみると、死のリスクは1.5~2倍近く高くなるというデータがあります。

ある種のがんよりも予後が悪いと言われるゆえんです。

日本人はなぜかがんを異常に恐れるわりには心房細動を心配しない傾向があり、油断されないようにお願いします。

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私たちは弁膜症の時は、大きくなっている左房や右房を積極的に治し(メイズ手術と呼びます)て、

心房細動の不整脈も治すようにしています。

心房が拡張して大きくなることが心房細動の強い原因のひとつであることはよく知られています。

とくに長年の心房細動や弁膜症がある時にはそれが顕著です。

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弁形成といえども不整脈がとれて初めてワーファリンがなしでいけるようになるのです。

そこで弁形成とメイズ手術はセットとなることが多いのです。

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米田正始   医誠会病院スーパーバイザー 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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