名古屋大学病院

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名古屋大学心臓血管外科および血管外科は、伝統ある名古屋大学医学部の胸部外科と外科教室が何度かの再編成ののち現在の心臓血管外科と血管外科その他に分化発展したと聞いている。

濃尾平野の全域にわたって多数の関連施設を有して大きなグループを形成し、幾多の優れた人材を輩出している我が国屈指の有力なグループである。

新研修制度に近いものを遥か昔から実践してこられた点でも進取性を感じる。

 

現在の心臓血管外科教授の上田裕一先生が天理よろづ相談所病院でシニアレジデントあるいはスタッフとして活躍しておられたころ、

著者はジュニアレジデントあるいはシニアレジデントとして医学の勉強から心臓手術手技の習得さらに外科医・臨床医の生き方、果ては遊び方までご指導頂いた御縁がある。

さらに著者が京都大学病院で仕事していたころに、その有力関連病院であった天理病院を部長としてご指導頂いた御縁も加わり、著者がたまたま名古屋地区で仕事するようになった現在も同先生とは親しくさせて頂いている。

 

血管外科の古森公浩教授にも以前からお世話になっている。

著者が京都にいたころには再生医療の講演でも来て戴き、学会などでも当時の弟子ともどもご指導頂いたものである。

 

著者(米田正始)が現在主たる仕事場としている名古屋ハートセンターは、そのルーツである豊橋ハートセンターの哲学を継承し、特定の医局に属さない自由独立した存在がモットーである。

そのため名古屋大学を含めた特定の大学の関連施設ではないが、

大学と民間専門施設のそれぞれの特長を活かした協力・連携関係を昔から考えて暖めて来たため、現在それらの考えを少しずつ模索しつつあるところである。

 

たとえば大動脈へのステントグラフトEVARTEVAR)や血管新生・再生医療では名古屋大学の心臓血管外科・血管外科チームに治療をお願いしており、また若手の研究室での実験研究希望があれば同様にしたく考えている。

その一方、ハートセンターの足腰の強さと柔軟性を活かし、大学病院ではこなし切れない緊急手術などがあれば、ハートセンターがその受け皿となるべく努力している。

また名古屋大学心臓血管外科の関連施設の外科医にも同様に交流を持たせて頂いている。

もちろん学会や研究会などの学術活動では名古屋大学の存在は心強い限りで、同大学心臓血管外科が主催しておられる地域の研究会にも世話人として参加させて頂いている。

 

欧米の先進国でよくみられる、公的病院と私的病院の有機的結合がこの国でも自由にできるようになれば、患者さんにも益するところが大きいし、

医師にとっても研究と臨床の両立、そして国際水準からみた医師らしい待遇と生活の安定いう観点からも有意義であろう。

日本の大学では医師も教官であり、医師としての厳しい勤務と重い責任にふさわしい待遇は得られないからである。

先進国では懐に余裕のある患者さんはやや多い目の保険料を支払い、その分医療機関や医師を選択できる範囲が広くなる。

その多めの保険料で生じた余裕は、経済的に余裕のない一般保険の患者さんたちへ還元される。

 

こうした公的病院と私的病院の好ましい有機的協力関係を求めつつ、

名古屋大学心臓血管外科教室・同血管外科教室との連携を進めたく希望している。

 

2009.10.記

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