心臓手術、弁形成ができるんじゃないの?

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このご質問は心臓手術を良く勉強しておられる患者さんからいただくことが多いです。

経験豊富な専門家なら当然のように弁形成ができるのに、それを未熟な心臓外科医が人工弁による弁置換で済ましてしまう、こうしたケースはあちこちで見られます。

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Ilm09_ba01003-s人工弁でもその心臓手術の適応とやり方が正しければ、とりあえず患者さんは元気にはなります。

しかし長期的に大きな問題を抱えることになりかねません。

この問題はとくに若い患者さん、とくに20代ー40代の方の場合に顕著です。

若い患者さんの場合は、形成ができずに弁置換になると、それが機械弁つまり金属の弁の場合は一生涯ワーファリンという血栓予防のお薬が必要となり、

毎月血液検査を受けて薬を調整する必要が生じます。

それでもある程度の年齢になると毎年1-2%の脳梗塞か脳出血が報告されています。

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機械弁ではこまるということで生体弁になると若い年齢では弁が10年ほどしか持たず、そこで再手術が何度も必要となります。

そのため若い患者さんでは弁形成の威力は大きいのです。

もちろん形成がきれいに決まることが必要ですので心臓手術するものとしては弁形成成功率を100%にする努力を続けることが重要です。

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何でも相談。そこから良いものが見えてきます本来はできるはずの弁形成術ができない、と察した患者さんは、

情報を集め、形成ができる病院で相談をすることが勧められます。

そのためにセカンドオピニオンという制度が、患者さんの権利として認められています。

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さらに、エキスパート心臓外科医のチームなら、同じ弁形成が小さい目立たない創でできることがよくあります。

いわゆるポートアクセス法ミックス手術ですね。

苦痛の軽減や早い社会復帰、そして小さい創による満足感が得やすいです。

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ネットや本あるいはセカンドオピニオンなどでしっかり調べられれば医療の不均一性つまり同じ心臓手術でも施設によってじつにさまざまであることを実感されることも多々あるでしょう。

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