第10回患者さんの会のご報告と御礼

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この11月18日(日曜日)に京都駅前のキャンパスプラザにて第10回、患者さんの会を開催して戴きました。


Ilm09_ak02019-s行楽シーズンの日曜日にもかかわらず、60数名の方々にご参加いただき懐かしい皆さんと旧交を温めたり、新しい方々との交流が持てました

厚く御礼申し上げます

キャンパスプラザは比較的最近できた、京都のさまざまな大学の勉強や交流を支援する施設ですが、患者さんの会のように、まじめな勉強会にも場を提供してくれる、良心的な施設です

今回はたまたま大きめのホールしか空いてなく、あまりがらがらになったらさみしい雰囲気で申し訳ないと心配していたのですが、多数の患者さんたちがご来場くださり、賑やかでした。

これまでのおなじみの方々だけでなく、他病院で手術を受けられた方々までお越し下さいました。

この会を開放的でより多くの方々のお役に立つ会にしたいとかねがね希望しておりましたので、新しい方々のお越しを大歓迎いたします。

 

会は世話人の松岡さんの司会で、まず私の近況報告を簡単にさせて頂きました。

おかげ様で名古屋ハートセンターは名古屋屈指の心臓病院に成長し、全国から患者さんが来られ、かつ地域でも救急をはじめさまざまな形でお役に立てるようになりました。御礼かたがたそうした現況をご報告いたしました。

それから有名人に学ぶ心臓手術というテーマで、テレビなどでおなじみの方々の手術と、そこから学ぶ、お役立ち情報をお話ししました。

まず何と言っても誰もがご存じの天皇陛下冠動脈バイパス手術をめぐって、つぎに三笠宮殿下の僧帽弁形成術から始まる弁膜症のお話し、ついで武田鉄矢さんの大動脈二尖弁の手術のお話し、さらに加藤茶さんの急性大動脈解離の手術、最後に徳光和夫さんの心筋こうそくとヘビースモーカーの問題などをお話しさせていただきました。

たとえばカテーテルによるステント治療の良さと外科によるバイパス手術の良さをそれぞれお話しし、その患者さんにベストの選択あるいは組み合わせを行う、ハートチームがこれからは患者さんのお役に立つこともお話ししました。

あるいは弁形成術の素晴らしさ、そして生体弁などで将来は再手術を回避できるタビつまり折りたたんでカテーテルで入れる、手術の要らない人工弁などもご紹介しました。

いろいろとご質問頂き、多少でもお役にたったなら大変うれしいことです。

 

休憩時間には皆さん、世話人の全さんの手作りケーキなどを召し上がっていただきましたが、その間、私は患者さんたちと旧交を温めていました。

心臓手術からすでに10年以上たった方々もおられ、お互い元気に笑顔で話できること、まさに同志の集まりといいますか、あるいは同窓会のような気持ちになり、うれしいひと時でした。

休憩のあとは、質問コーナーでいろいろ聞いていただきました。病院では意外にできない質問や、医学的に重要なご質問もあり、聞いていただいてよかったと思います。

たとえばバチスタ手術に代表される左室形成術を受けられた患者さんも複数お越しになり、皆さんお元気でうれしいことでした。左室形成術に使ったパッチの寿命はというご質問を頂戴し、ほとんど無限に持つ旨をお話ししました。永くお元気で楽しく暮らして頂ければとパッチともども期待しています。

そうこうしているうちに時間となり、また来年春ごろに集まりましょうということでめでたく御ひらきとなりました。

世話人の中村さん、全さん、松岡さん、そして今回から世話人をして下さっている山田さん、そしてまもなく二番目の赤ちゃんが誕生する直前にもかかわらず応援に来て下さった石丸さん、ありがとうございました。

そしてお越し下さった患者さんやご家族の皆様、来春にまた元気なお顔を見せて頂ければ幸いですし、元気を失いそうなときにはご連絡頂ければと思います。

皆さん、よいクリスマスと新年をお迎えください。

 

平成24年11月20日

米田正始 拝

 

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米田正始   医誠会病院スーパーバイザー 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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Comments

  1. **** says

    私は、米田正始先生に命を助けて頂いた患者として、先生がご多忙の中でこのような会を持って頂き、感謝・感激です。先生のお話の中に、医師としての患者を思う優しさを実感できました。この度の患者さんの会で、先生から、来年度には関西に「ハートセンター」が設立する見通しができたことの報告を受けまして、本当にうれしく思います。私の周りにも結構、心臓の悪い方がいます。そんな方々が今まで以上に「ハートセンター」において受診できますこと、心強い限りです。