畏友、太田剛弘先生が東京スポーツ・大阪スポーツに掲載されました

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ハートチームのかなめ、中心は IMG_0280やはり循環器内科です。内科が活発になってはじめてハートチーム全体がレベルアップし、楽しくなります。

この4月から畏友・太田剛弘先生が高の原中央病院かんさいハートセンターに副センター長・循環器内科部長として着任され、同先生を慕う熱心な先生方を加えて5名のチームが誕生しました。

これまでひとりで内科を支えて下さった村岡先生には何度お礼を申し上げても足りない思いです。

 

こうして同じ方向性、同じ喜びを共有するハートチームが発足し、成果が上がりつつあります。それを東京スポーツ紙が取材してくださいました。

以下は9月18日に掲載された内容です。


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奈良県奈良市 高の原中央病院 かんさいハ IMG_0575bートセンター 太田剛弘副センター長

名医の診察室

狭心症、心筋梗塞の患者ばかりを治療するハートセンターが多い。そんな中、「弁膜症も心筋症も、とにかく心臓全体を診断・治療するハートセンターを目指しています」と熱く語り、心臓血管外科と手を取り合って患者を救う名医がいる。(医療ジャーナリスト・松井宏夫)

その名医とは、高の原中央病院(奈良県奈良市)かんさいハートセンター循環器内科の太田剛弘副センター長(67=弘前大・医卒)。“病気、病状の説明が分かりやすい”と患者の人気が高い。

つい先日、心臓弁膜症の患者がかたくなに入院も手術も拒否し続けた。
「心臓には部屋が4つあり、その扉が血液の流れを一定にしてくれています。その扉の1つ僧帽弁が壊れ、うまく閉じなくなっています。壊れた扉は薬では治せません。扉を正常な形に矯正する手術は確実な手術。これは米田正始センター長の得意な手術です。きちっと治すともっと元気になりますよ。このように時間をかけて話すと患者さんに理解していただけ、入院手術となりました。じっくり患者さんと話をするのは内科医の原点です」

これほど患者に時間を割くのは太田副センター長の体験から来る。太田副センター長は早大の理工学部を卒業して就職。その後、急性肝炎が慢性化して入退院を繰り返した。入院中に医師は1日数分程度しか顔を出さず、病気の詳しい説明もなかった。その時に、医学を学ぶべきでは、と思った。

退院して会社に戻ると自分の居場所はなく、当時の二期校の受け付けが間に合う医大を受験し、合格。同期の人とは約8年の開きがあった。

卒業後は循環器内科医として歩み、1992年、米国・デューク大学に留学。心臓超音波検査(心エコー)での診断に精通した教授の下で臨床に励む日々を過ごした。

帰国しようとしたとき、教授に強く引き留められた。「“工学部で3Dエコーを開発している。我々も参加し作り上げる。君も一緒にやってほしい”―。私はその後3年、結局5年の留学を終えて帰国しました。その時に開発した装置は一瞬にして3D画像ができるので『リアルタイム3Dエコー』と呼ばれました」

内科と外科との垣根なし

太田副センター長は診断を確実なもとにするこの3Dエコー開発者の1人である。帰国後は大阪の府中病院の循環器内科部長として活躍後、4月からこのハートセンターで米田センター長と二人三脚で歩み始めた。

「3Dエコーを使って診断すると、たとえば心臓弁膜症の場合、その弁のどこをどのように形成すると良いのか、そこまで分かって外科にお願いできます。丸投げではありません。もちろん外科としっかり話し合います。その合同カンファランスを毎日時間をかけて行っています」

センターの合同カンファランスは内科外科の垣根はない。患者の主治医が患者の状態を解説し、どのように対応するのが良いかをディスカッションする。心エコー画像も全員でチェックする。

「患者さんに最も良い治療をみんなで考えます。手術をみんなで考えます。手術を行うと決まっても、私どもの外科の米田センター長は患者さんに最善の方法を提案されます。患者さんを第一と考えて話し合っています」

もちろん、患者の疾患は千差万別。
「ハートセンターを受診する患者さんの疾患は10人のうち6人が狭心症・心筋梗塞、10人に1人が弁膜症、心筋症は10人に“0・数人”かもしれません。私たちはつらい思いをしている人は100人に1人かもしれなくとも救えるようにする、との思いで前進します」
患者の強い味方、真のハートセンターが確実に前進している。

心臓弁膜症の推定患者数は200万人

心臓病と聞くと狭心症、心筋梗塞を思い描く人は多いが、「心臓弁膜症」も患者は意外と多い。推定患者数200万人、手術を必要とする患者は年間約1.7万人。

心臓には僧帽弁、大動脈弁、三尖(さんせん)弁、肺動脈弁の4つの弁があり、弁に問題が生じると、「息が切れる」「動悸がする」「呼吸が苦しい」「夜寝ると苦しい」「体がむくむ」など様々な症状を引き起こす。

これは心臓の弁の異常によって血液循環がスムーズにいかないからである。なかでも全身に影響を及ぼしやすいのは僧帽弁と大動脈弁。手術もこの2つの弁で約97%をも占めている。

弁膜症の原因疾患は「狭窄症」と「閉鎖不全症」。基本的には4つの弁でそれぞれ起きるが、やはり多いのは僧帽弁と大動脈弁で、僧帽弁では僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁では大動脈弁狭窄症が圧倒的に多くなっている。

治療では内科治療は「薬物療法」「カテーテル治療」、外科治療は「弁置換術」「弁形成術」が行われている。

ここにカテーテル治療としてTAVI(経カテーテル式大動脈弁置換)が2013年10月から保険適用され新たに加わった。ただし、TAVIは施設認定を受けている施設でのみ行うことができる。

 

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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【第五十四号】残暑お見舞い申し上げます

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 第54号
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           発行:心臓外科手術情報WEB
           http://www.masashikomeda.com
           編集・執筆:米田正始
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お盆ごろの台風がまるで日本上空を旋回しているかのような変な天気が繰り返す

この頃ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

メルマガをしばらくお休みして失礼いたしました。

かんさいハートセンターを立ち上げて10か月が経ち、毎日忙しくしています。

生まれつき要領が悪いためもあるのでしょうが、患者さんと向き合う時間を多く

取れてうれしく思うと同時に時間が足りず不便しています。

この4月からかんさいハートセンターの循環器内科が発足し、ようやく本格スタ

ートを切ったという印象です。

やはり内科の先生らがいないと真に盛り上がりません。ようこそお越し下さいま

したという感謝の念で一杯です。

新しいハートセンターの循環器内科では従来の心臓カテーテル、PCIはもちろん

、心エコーのスペシャリストである太田剛弘先生はじめその薫陶を受けた若い先

生方も参加下さり、狭心症・心筋梗塞などの冠疾患だけでなく弁膜症・心筋症・

心不全にも高いレベルの治療ができるようになりました。

さらにCKDと言われる慢性腎機能障害の患者さんにも専門的観点からの治療がで

きるようになり、患者さんをより全人的に治療できるようになりました。

こうして理想の医療に一歩ずつ近づいているのは楽しい限りです。

平素の診療の中で心臓血管はもちろんのこと、腎臓も大事にして参りましたが、

これまで以上に力が入るようになりました。視点がひとつ増えたようです。

そういえば名古屋時代に大いにお世話になった日本ローカーボ研究会の先生方と

も交流がつづき、こちらの患者さんにも大変役立っています。

つい先週もインシュリン依存性糖尿病の患者さんが抗インシュリン抗体のため血

糖値が不安定となり、心臓手術の準備中でしたので、安定を図ろうと、ローカー

ボ食(糖質制限食)を導入し、無事インシュリンを離脱できました。

私は心臓外科医ですから心臓手術を日々考えるのは当然としても、薬や食事・運

動まで治療手段として活用するようになり、これまで治せなかったものが治せる

ようになるというシーンが見られるようになりました。その成果は研究会でも披

露しましたが、いずれ大きな場でもと考えております。

メルマガをお休みしている間にいろいろな進歩がありましたが、それはまた患者

さんの会などでご紹介したく思います。

最後にひとつ老婆心ながらメッセージを。この夏も多数の患者さんが脱水で腎臓

や全身を弱らせ、あわやの手前で何とか元気に回復していただいたというケース

を経験しました。

日本の気候が亜熱帯のそれになってしまった今、これまでよりしっかりした暑さ

対策を皆様にはお願いしたく思います。

私のホームページの患者さんのコーナーにも以前お書きしましたが、喉の渇きを

あてにせず、尿の量や濃さをみて脱水かどうかを判断していただければと思いま

す。脱水になった患者さんのほとんどは喉が乾かなかったから、、、と言われます。

尿をみれば安全安心に近づくでしょう。

それでは皆様、またお会いできる時を楽しみにしております。ご自愛専一にお願

いいたします。

敬具

平成26年8月31日

米田正始 拝

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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雑誌さわやか高の原から ――米田正始のごあいさつ

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夢に終わりはありません――かんさいハートセンター、まず心臓血管外科開設へ

高の原中央病院かんさいハートセンター 
特任院長・センター長・心臓血管外科部長 米田正始

IMG_0118b皆さんこんにちは。
私は奈良県生まれ奈良県育ちの心臓外科医です。ご縁あって郷里にハートセンターを立ち上げる機会をいただき、光栄に存じております。

心臓外科医ですので心臓を手術で治すのが仕事です。肩書きのうち、特任院長というのはおもに手術だけする院長という気持ちです。実際には他にもやることが多々あるのですが、患者さんを治すことに一番関心を持っているという意味です。

◆気持ちは甲子園球児?

仕事といっても給料をいただいてその分仕方なく義務だけは果たすというのは性に合いません。それでは心臓病の患者さんを助けることはできないからです。少なくとも重症のひとたちは助けられません。熱いこころと患者さんを全人的に診る視点、そして高い技術をもったチームで初めてお役に立てると思っています。おのずと生き方は職人や甲子園球児のようになってしまいます。ただ目の前にある目標に向かってひたすら努力する、俗事は忘れて、厳しいわりにはハッピーで居られる、年甲斐もなく元気に、といったところでしょうか。
といってもチームを守り育てるという立場になって、俗事も大切で、誰か頑張りすぎて消耗していないか、頑張ったひとが報われているか、チーム員の家庭は平和か、若手新人がいきいきと力をつけているか、食わず嫌いのひとにもっと仕事を楽しんでもらえないか、などなど考えることは山ほどあります。

◆若いころ

高校時代は陸上部で長距離を楽しんでいました。よく春日奥山の山頂まで一気に駆け上り、山頂から見る奈良盆地の景色は絶景でした。今は昔ほど体力はありませんが、仕事でも何でも延々と走り続けるのが特技と思っています。
部活に熱中したおかげで大学に入る前に道草を食ってしまいました。ただしそこで、プロの教師と出会うことができ、実力と実績だけで生きておられる野武士のような先生方、いわば教育者の真髄に触れられたことは一生の宝になりました。

大学では気楽に好きなスポーツや勉強などしてすごしました。怠惰な生活だったと反省していますが、友人に勧められて身障者の方々の家庭を訪問してボランティア活動をしながら、将来どんな貢献ができるかを考える機会があったのは幸運でした。それと本ちゃんのESSで全学の友人たちと英語道を少しはかじれたのもラッキーでした。学生時代の最後の2年間は病院実習と称して全国の病院を歩いていました。

大学を卒業してから医局には属さず、天理よろづ相談所病院で6年間研修を受けました。当時はまだ珍しかった総合病棟で総合診療を勉強していました。総合診療ですから内科も麻酔科も外科も救急も含まれ、問題解決能力をつけようという合言葉で学びました。どこまでマスターしたかはともかく、今なお心臓手術対象以外の疾患にも関心があるのはこの研修のおかげでありがたく思っています。それからカナダのトロント大学、アメリカのスタンフォード大学、オーストラリアのメルボルン大学で合計11年間修業を積みました。いずれも風光明媚な、住むだけでも楽しいところで、貧乏でも趣味と実益を兼ねた留学生活でした。先進国の指導者のなかにはすごい人がいます。生涯のロールモデルを得たのも幸運でした。

◆帰国してから

IMG_0119b海外での生活を終えてから京大病院で約10年間勤務しました。その頃大勢の学生や若手を指導する機会を得たのは幸いでした。現在の心臓外科チームもそのころの財産の一部で、教育のありがたさを噛みしめております。頼まれたら断れない性格のためか重症の患者さんをどんどん受け入れ、その多くは元気に退院して戴きましたが、治療の限界を感じることもあり、そこから現在の低侵襲手術、より効率的手術へと改良を加えて行きました。同時にさまざまな制約から公的病院での限界を感じ、民間で真の医療を推進しようと考えるに至りました。

そうした経緯ののち名古屋で2008年10月にハートセンターを新規立ち上げ、志を同じくする仲間たちと楽しい汗を流すことができました。私にとっては見知らぬ地でのスタートでしたが、チーム諸君の奮闘と地域の先生方のご支援を頂けたおかげで名古屋ハートセン

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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地域医療講演と、かんさいハートセンターが奈良新聞で報道されました

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奈良で病診連携の会にて講演を行いました。

奈良北部や京都南部エリアの開業医や病院関係の先生方、お忙しいなかを講演会にお越しいただき、深く感謝申し上げます。

地域医療を充実させるうえで、病診連携や病病連携がしっかりと行われていることは極めて重要です。

お互いが安心し信頼して自分の守備範囲以外の患者さんを紹介しあい、あるいは協力しあってベストの医療を行う、これが一番です。

とくに心臓手術、心臓大血管手術では専門的分野ですので、多方面での協力は必須です。まさに地域ぐるみのハートチームですね。

この講演を奈良新聞が取材して下さいました。

こうした交流や勉強会を通じて、高の原中央病院かんさいハートセンターが全国レベルでの貢献だけでなく、地域医療でもお役に立てれば望外の喜びです。

なお今回のような医師を対象とした講演だけでなく、一般の方々の啓蒙のための講演も予定されています。かんさいハートセンターのページなどをご参照ください。こうして心臓病の的確な治療だけでなく、その予防や二次予防(治療効果を長持ちさせることです)でもお役に立ちたいものです。

 

********奈良新聞 平成25年10月20日朝刊から******


IMG_1967b地域の診療所と、よりよい連携を図るため「登録医制度」を設けている奈良県右京1丁目の高の原中央病院(西村公男院長)は19日、奈良市三条本町のホテル日航奈良で、登録医らと親交を深める地域交流会「高の原会」を開催。同病院に今月オープンした「かんさいハートセンター心臓血管外科」の米田正始センター長の講演会と懇親会を催した。

 交流会は年1回の開催で今年で11回目。高の原中央病院から医師や事務職員ら約40人が参加し、登録している診療所や連携している病院から約30人の医師が参加した。

 心臓外科医の米田センター長は「心臓手術がお役にたつとき プライマリケアの立場から」と題して講演。さまざまな心臓手術を事例を示しながら解説し、「心臓血管外科は内科とともに着実に進歩をとげている」「手術は無理だろうと思う患者にも手術が有効な場合がある。無理だろうと見送ることなく(高の原中央病院に)相談してください」と登録医らに呼び掛けた。

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執筆:米田 正始
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講演 NHK文化センター 名古屋教室 心臓病と科学的ダイエット

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心臓病は生活習慣病と密接に関連しています。たとえばメタボ、糖尿病、脂質異常症、高血圧症あるいは喫煙などですね。そのため心臓手術も生活習慣病と切っても切れない縁があります。

Ccbo022-s私が本職の心臓手術にくわえて科学的ダイエットに力を入れているのはそのためです。

本音のところは、昔から油断するとすぐ太る体質で、もっと良いダイエット法はないものか、いつも探していたからです。しかしそのダイエットが患者さんに大いに役立つことを知ってから、がぜん張り切って取り組むようになったのです。

ご縁あってNHK文化センターで講演させて戴くことになりました。

その説明パンフレットを引用します。ちょっとお恥ずかしい大げさな書き方ですが、これはパンフのキャッチフレーズということでお許しください:

 

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スーパーDr.登場!

12月8日 心臓病と科学的ダイエット

名古屋ハートセンター副院長(現、かんさいハートセンター特任院長)

米田正始

 

心臓外科の名医、米田先生の講演会。有名人の手術を例にとりながら、予防・治療・手術など、ためになるお話しを致します。また予防のための正しいダイエット指導もございます。

13:00~15:00

会員 1890円、一般 2100円

お申込み、お問い合せは Tel 052-952-7330 または NHKカルチャー名古屋 でご検索下さい

場所: 名古屋市東区東桜1-13-3 NHK放送センタービル7階
NHK文化センター名古屋教室 にて

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それでは心臓病、心臓手術、あるいは健康生活にご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。


ご報告

002b満員御礼でした。

かつて米田正始の手術を受けて下さった患者さんたちも多数お越しになり、同窓会のような楽しい会になりました。

なおNPO法人日本ローカーボ食研究会から話題の教科書を販売しましたが、完売しました。厚く御礼申し上げます。

また来年お会いしましょう!

 

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かんさいハートセンター

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註:平成27年6月をもって米田正始は高の原中央病院を退職いたしました。開設時からいた心臓外科スタッフもすでに全員異動いたしました。

奈良の地にどんな心臓病にでも対処できる、ちからのあるハートセンターを立ち上げ、他で断られた患者さんを救命するなど一定の実績を上げることはできましたが、病院の事情により先端的手術あるいはあまり大きな手術やリスクの高い重症の治療ができなくなったためです。

現在は大阪府内の二つの病院(医誠会病院(外来・手術)、仁泉会病院(外来)で本来の断らない心臓外科医療ができるようになりました。

心臓病で何かお困りの際にはご相談ください。お役に立てれば幸いです。

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かんさいハートセンターとは聞きなれない名前かと存じます高の原中央病院2

今年2013年10月1日から奈良県奈良市にある高の原中央病院の中に立ち上げた新しい心臓専門病院です。

写真右は近鉄高の原駅から丘の上に見える病院の全景です。

 

ことの起こりは、私の両親が歳をとったためそろそろ面倒をみようと地元関西ににもどることになったのがきっかけです。

これまで名古屋ハートセンターで多くの方々のおかげで名古屋屈指の心臓外科施設と言って頂けるほど活発に、皆と楽しい汗を流して参りました。

その名古屋を去るのは残念だったのですが、親や故郷に恩返しをしておきたいという気持ちが強まり、同ハートセンターの鈴木孝彦先生や大川育秀先生の御厚情を頂いて奈良にもどることになりました。

 

奈良にも良い病院は多々ございますが、ご縁あって、奈良市にある高の原中央病院のなかに「かんさいハートセンター」を立ち上げることにいたしました。

これは斉藤守重理事長のご高配によるところが大きく感謝しています。

斉藤理事長は10数年以上昔、私がまだ京大病院に勤務していたころから細く長くご指導いただいている大先輩です。


このかんさいハートセンターでは、これまでのハートセンターつまり心臓専門病院の良さと、総合病院の良さを兼
ね備えた、しかも患者目線の運営がしっかりできる病院を目指しています。

この10か月間、高校の後輩でもある斉藤正幸副理事長とともに毎日楽しい汗を流して準備を進めて参りました。

まずは新しい医療への意欲に燃えた

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ポートアクセス法心臓手術後の胸の創です。創がどこにあるかおわかりになるでしょうか。痛みが少ないため仕事復帰も早いです。

心臓外科医の参集を得て、心臓血管外科部門がスタートし、スタッフの充実を待って循環器内科部門もスタートします。

 

心臓血管外科では僧帽弁形成術大動脈弁形成術デービッド手術自己心膜弁(尾崎弁)、

とくに創が小さく骨も切らないポートアクセス法(写真右)などのミックス手術心不全や心筋症への手術、

成人先天性心疾患(右室二腔症IHSS(HOCM)、バルサルバ洞瘤心房中隔欠損症心室中隔欠損症修正大血管転位、等)、大動脈瘤や大動脈解離などにちからを入れて行きます。

名古屋で年間300例近い心臓大血管手術をこなした実績と、これまでの3400例以上の心臓大血管手術経験の蓄積、そして国内外との情報交換・交流を活かしてお役に立ちたく思います。

循環器内科の弁膜症や心不全の専門家による外来などは心臓外科と同時期にスタートし、さらに各部を順次整えて参ります。

ハートセンターは単に心臓部門が協力して病気の治療にあたるだけではありません。


Illust1447bたとえばコオディネーターと呼ばれる専門職をおいて、患者さんの外来が一回
で方針が立つようにして負担を減らします。

多くの病院とくに大型の総合病院では初診の患者さんが来院されると、まず診察、そしてたとえば2週間後にエコー検査においで、さらに4週間後にCTにおいで、そして5週間後に説明を聞きにおいで、となりがちです。

それでなくても苦しい心臓病の患者さんに、何往復もさせることの負担にいつのまにか慣れてしまって、あるいは「しゃーない(仕方がない)」と割り切ってしまっているのです。

私たちは医療の原点からこの現状を変えたく思います。

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一般に病院の手術室は中央手術部として、多数の科が協力して分担して手術室を使わせて戴く形がほとんどです。

ところがこの形では、今日心臓手術すべき患者さんが来られても、心臓外科の「手術枠」は明日だから、今日はダメ、などといった、患者さん本位とは言えない事態がよく起こります。

この現象は公的病院・大病院とくに大学病院で顕著です。


本来は良い医療をするための中央手術部なのに、患者さんよりも院内労働者目線になっているのです。

そこで私たちはいわゆる中央手術室を克服して、心臓血管手術が365日いつでもできるようにして、患者さんの状態に合わせて予定も緊急も入れられるようにします。

安全第一の観点から、開設当初は無理をせず、順次態勢を整えて、断らない医療を実現して参ります。

そしてそれは長期的には心臓血管外科にとどまらず、さまざまな科や領域でも同じポリシーの医療を提供することにつながるでしょう。

Ilm09_aj06015-sまた循環器内科部門もこれまでの専門病院の看板である冠動脈カテーテル治療PCIはもちろんのこと、

今後の疾病構造を考えて弁膜症や心不全、心エコー、心臓リハビリ、科学的栄養指導といった現代の心臓循環器診療の重要課題を専門とする医師・コメディカルを含めた構成を整備中です。

そうしてこそ、社会のニーズにお応えし、かつ患者さんを「ひと」として、治せると思います。

幸い志の高い、若い先生方が参加表明して下さる方向にあり、開院時は年度途中で転勤も制約があるため、来春から順次整う見込みです。

ナース、臨床工学士MEさんらをはじめとしたコメディカルも心臓専門のチームに入っていただき、技術と経験の蓄積が着実にできるような仕組みになります。

これもかつて大学病院で勤務した経験を活かし、プロフェッショナルナースやプロフェッショナルMEさん、プロの検査技師さんなどを育成する態勢を組みつつあります。

 

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毎日まいにち、同じメンバーで鍛え上げる、これがプロの養成法です。スポーツも心臓手術も医療全般も同じです


たとえば手術室ナースを例にとりますと、来る日も来る日も同じメンバーで心臓手術を経験し、毎日まいにち勉強し議論し反省して貴重な経験を積んでいくのです。

名古屋ハートセンターでの経験では新人ナースでも半年たてばかなりのレベルに達します。1年も経てば立派なものになります。

もちろんそこで完成したわけでなく、さらに後輩の指導などもやりながら、一段と自分とチームを磨いていきます。これが患者さんに益しないはずはありません。

これが大学病院などの総合病院では、夜中の全科の緊急手術に対応しなければとさまざまな科をローテートします。

いつまでたっても熟練せず、プロにはなれません。

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たとえばプロのナースは手術中、黙って手を伸ばすだけで
手術器械を的確に渡してくれますが、ローテートのナースではその都度考えて手術器械を探すありさまです。

この「停滞」が1回の手術中に何百回何千回とあるわけですから時間の無駄は大きいです。

それは質とスピードを求められる心臓手術ではそのまま患者さんの身体の負担、危険性の増大につながってしまいます。

こうしたプロフェッショナルナースの重要性は欧米先進国の手術室では常識なのですが、日本の大病院では未だに実現できていないところが多いのです。

ハートセンターではこの点でも世界水準に後れを取っていないとよく言われます。

徹底した品質管理と教育、それが真の安全管理の第一歩なのです。

皆で毎日反省と勉強を重ねるなかでいわゆる安全管理にもベストを尽くします。

日本地図交通の便も比較的便利な場所を選びました。

新幹線京都駅から目の前に改札がある近鉄に乗れば乗り換えなしで30分あまりですし、関西空港や伊丹空港からも直行バスが近くまで出ています。

かんさいハートのアクセスはこちらをご覧ください。

そもそも「かんさいハートセンター」という名前も、これまでの名古屋ハートセンター時代と同様に、全国から患者さんに来て頂きやすいようにとつけた名前です。

一応奈良県にあるため、「ならハートセンター」という名称も考えたのですが、ある患者さんから「奈良って日本地図のどのへんにあるのですか?」と聞かれ、ショックを受けました。

そこでもう少し判りやすく、「かんさいハートセンター」としたのです。偉そうな名前で申し訳ございません。

名前負けしないよう、職員一丸となって日々精進努力いたします。

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私の外来は当面月曜日と金曜日ですが、手術相談については火曜日・水曜日・木曜日の午前9-11までにお越し頂ければ対応しております

急ぎの状態の場合は随時です。他の医師の外来でも何か問題や心配があれば私と一緒に検討し方針を立てて行きます。

ハートセンター方式で、手術日でも手術室に行く前の2時間ほどと、手術室から出たあとの3時間ほどを使って患者さんのニーズにお答えするようにします。病気は待ってくれないからです。

かんさいハートセンターの外来の詳細はこちらをご覧ください。電話番号は 0742-71-1030 (代表)です。ここからコオディネーターのいさみもとさんにご相談下さい。

このホームページのトップページの冒頭にもお書きしましたように、医療は患者さんが幸せに健康になるためにあるものです。

Ilm17_bc01002-s患者さん本位の医療とはどういうものかを常に考え努力して来た仲間たちと造って来たものの凝集がハートセンターです。

もちろん現在の保険制度の枠組みの中での医療ですから、理想とは言えないこともあります。

たとえばコメディカルや事務員を山ほど雇って医療をすれば余裕ができ手厚い医療に近づくかも知れません。

しかしそれでは今の保険制度では病院経営が成り立たず、破綻して結局患者さんのお役に立てなくなります。

たとえば通常の外来受診の際には予約を取っていただくなど、患者さんの側からのご協力もひつようです。

そうしたお互いの協力によって緊急入院や緊急手術などにも対応しやすくなるでしょう。

このことは名古屋ハートセンターでの運営努力の中で実感をもって学びました。

 

Ilm22_ba01054-s地元や近隣の病院・医院の先生方、医療者の皆様には、これから先生方のお役に立てるよう、頑張ります。

地域医療は医療の原点・根幹であり、もっとも大切にしたいものだからです。

心臓や血管のことで何かありましたら、いつでもご連絡・ご相談下さい。

ご多忙のおりには電話やメールでも結構です。

 

かんさいハートセンターが心臓病や血管病でお悩みの患者さんやご家族、そして地域医療やそれを支える先生方にとって、役に立つ、良い病院になるよう全力を尽くします。

皆様方のご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。

 

平成25年10月3日

高の原中央病院かんさいハートセンター

特任院長・センター長・心臓血管外科部長

米田正始 拝

 

追記: 平成26年5月1日から循環器内科に新たに4名の医師が加わり、かんさいハートセンター循環器内科としてスタートいたしました。いよいよ本格的始動です。患者さんのために頑張れる、バランスの良い、オールラウンドなチームを目指して努力しています。冠動脈やカテーテルはもちろん、弁膜症・心筋症やエコーそして心臓+腎臓などの複眼の視点でも優れたチームです。

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執筆:米田 正始
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【第五十号】かんさいハートセンター

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 【第五十号】かんさいハートセンター
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           発行:心臓外科手術情報WEB
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           編集・執筆:米田正始
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猛暑が続きますが皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

外来でも腎臓の機能が春ごろより若干低下した方が少なくないのは、皆さん脱

水傾向にあるのも一因かと思い、そのつどお話しをしています。

以前にも熱中症や脱水の解説をしたことがあります。

こちらをご参照ください。油断して熱中症でいのちの危険にさらされることのな

いように、お願いします。

人間、誰でもある程度の年齢になりますと、渇きのセンサーが弱り、脱水にな

ってもそうと感じにくくなるのです。そのためいのちにかかわるほどの脱水に

なっていても、水を飲む気になれず、毎日多数の方々が倒れ、少なからぬ数の

方々がいのちを落とされています。まことに残念なことです。私はいろんな場

を借りて、きちんと水を飲もうというキャンペーンをしています。皆さんもぜ

ひご協力ください。

さて私、両親が歳をとって地元関西ににもどることになりました。その機会に

ご縁あって、奈良市にある高の原中央病院のなかに「かんさいハートセンター

」を立ち上げることにいたしました。

これまでのハートセンターつまり心臓専門病院の良さと、総合病院の良さを兼

ね備えた、患者目線の運営がしっかりできる病院を目指しています。もちろん

地元の病院や大学、医院、そして名古屋ハートセンター、豊橋ハートセンター

はじめ各地の病院と連携を取りながら進めて参ります。

10月1日開設へ向けて、鋭意準備中です。

まずは心臓血管外科部門がスタートし、スタッフの充実を待って循環器内科部

門もスタートします。循環器内科の弁膜症や心不全の専門家による外来などは

心臓外科と同時期にスタートし、順次整えて参ります。

ハートセンターは単に心臓部門が協力して病気の治療にあたるだけではありま

せん。

たとえばコオディネーターと呼ばれる専門職をおいて、患者さんの外来が一回

で方針が立つようにして負担を減らしたり、

また心臓血管手術が365日いつでもできるようにして、患者さんの状態に合

わせて予定も緊急も入れられるようにします。

さらに循環器内科部門も冠動脈カテーテル治療PCIだけでなく、弁膜症や心不全

、心エコー、心臓リハビリといった現代の重要課題を専門とする医師を含めた

バランス良いチームを造りつつあります。。

ナース、MEさんらをはじめとしたコメディカルも心臓専門のチームをつくり、

技術と経験の蓄積が着実にできるような仕組みになります。

そして何より、目的意識とプロ根性をもった一枚岩のチームワークです。

交通の便も比較的便利な場所を選びました。

新幹線京都駅から近鉄に乗れば乗り換えなしで30分あまりですし、関西空港

や伊丹空港からも直行バスが近くまで出ています。三重県からは高速道路と近

鉄も使えますし、大阪・和歌山や岐阜・愛知からはJR・近鉄や高速道路も

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

かんさいハートセンター

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御礼とご報告

 

多くの方々のご支援とご指導によりましてかんさいハートセンターは立ち上192146942げ当初から実績を上げ、全国からの重症の患者さんや専門診療・先端治療を必要とする方、あるいは地元の患者さんたちのニーズにお答えすべく努力して参りました。

 

このたび米田正始はこのセンターを退職し、より良い医療を目指して大阪に異動することになりました。

 

その詳細はこちらをご参照ください。(心臓や血管の手術などでお困りの際にはいつでもご連絡ください。)

 

大変お世話になりました高の原中央病院の斎藤会長、理事長、専務、循環器内科(とりわけ太田剛弘先生)や心臓麻酔科、関係各科、手術室・ICU・病棟・リハビリ・外来・薬剤部・放射線・検査・栄養科・事務はじめ多数の職員の皆様、地元奈良の医師会の先生方はじめご指導くださった皆様、そして何よりも遠近や国内外を問わずご支援くださった患者さんたちにこの場をお借りして心から御礼申し上げます。

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ハートセンターの考え方に共鳴し、集まって下さった循環器内科、心臓外科、ナースやMEなどのコメディカルの皆様にはせっかく参入いただいたのに施設が空白状態となり、誠に申し訳なく思っています。

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こうした経験から、現代の厳しい医療情勢の中で、患者さんとくに重症の方々をお守りするのは並大抵の努力ではできないと実感するこのごろです。ただ個人がベストを尽くすだけでなく今日的な多角的工夫・組織的努力がもっと必要です。ここでの貴重な経験をもとに、より強力な足腰をもった本格的急性期病院で、より多くの仲間を得ながら、初志を貫徹する努力を続けるつもりです。

 

今後も変わらぬご指導とご鞭撻を頂けましたら幸いです。高の原の関係の皆様、ほんとうにありがとうございました。 (2015年6月28日記)

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追記: 当初の心臓外科メンバーは全員、新天地で元気に仕事に精出しています。お世話になった皆様に感謝申し上げます。

 

1.かんさいハートセンター開設のご挨 203651752拶です。

これから患者さんや地域医療に貢献すべく全力を尽くします

 

2.かんさいハートセンターでは熱い循環器内科の先生を募集しています。詳細はこちらをどうぞ。


3.内覧会のお知らせ。平成25年9月28日(土)、29日(日)です。

(多数お越しいただきありがとうございました。これから地域や患者さんのお役に立つようがんばります)


4.講演のお知らせ。高の原中央病院健康フォーラムで「心臓手術と科学的ダイエット」のお話しを致します。平成25年9月18日水曜日です。

(盛会裏に終わりました。御礼申し上げます。ご報告も記載しました)

5.NHK文化センター 名古屋 IMG_1967b教室での講演 ご案内です。

心臓手術や健康に関心ある一般の方々が対象です。奮ってご参加ください。

(満員御礼でした。ありがとうございました)

 

6.地域連携のための講演会(高の原会)で「心臓手術がお役に立てるとき—プライマリケアの立場から」をお話ししました。奈良新聞でも紹介されました。

(多数のご参加と貴重な御意見ご質問をありがとうございました)

その講演をYou Tubeで掲載して戴きました。ご覧下さい。なおこれらは医療者向けの解説です。一般の方向けのものはこのページの少し後ろのほうにございます。

210974194◆医療者の方々向けのビデオ講座

狭心症、冠動脈バイパス、PCIなどこちら

弁膜症、ミックス手術、ポートアクセスなどはこちら

大動脈瘤や大動脈解離、腹部大動脈瘤などはこちら

心筋症心不全はこちら

まとめと下肢虚血の再生医療はこちら


7.平成2 Ilm01_aa04006-s5年11月12日に米田正始が荒井正吾 奈良県知事を表敬訪問しました。そのときの様子をメディアが紹介してくれまし
た。

高の原中央病院かんさいハートセンターがめざす、断らない医療、患者目線の医療が荒井知事にも評価され、うれしく思いました。

これから地域医療のお役に立てれば最高です。


8.平成25年12月18日に奈良市西部会館で開催されました市民健康公開講座で「心臓手術と科学的ダイエット」というテーマでお話しいたしました。

これを奈良新聞が報道してくれました。当日は200名のご参加を戴き、大きなホールが満員に近い状態でした。

皆さんの健康増進と心臓病の克服にお役に立てれば幸いです。IMG_0208b

その後この講演内容がもっと詳しく紙面紹介(奈良新聞 平成26年3月10日)されました。ぜひ皆様の健康管理や早期診断・早期治療にお役立てください。心臓病は的確なタイミングで治療すれば治ることが多いのです。

 

❤ビデオで見ることができます。皆さんの健康増進にお役立て下さい(一般の方々向けです)。


188836877市民公開講座
02 心臓外科・狭心症

バイパス手術なども


市民公開講座
03 弁膜症の総論

僧帽弁や大動脈弁の病気を治すために


市民公開講座
04 ポートアクセス

小さい創で痛み少なく早く仕事復帰を

市民公開講座 05 弁形成術

健康生活にもどるために


市民公開講座
06 大動脈疾患

安全性が高くなりました。マルファン症候群の方々にも


市民公開講座
07 大動脈弁狭窄症

これは最近増えている病気です 178472147


市民公開講座
08 心臓外科とローカーボダイエット

食生活から病気を治し、予防する


市民公開講座
09 エンディング

まとめのメッセージ


市民公開講座
10 心臓外科とダイエットー栄養士から

より身近な食生活視点からのお話です

 

1911515249.奈良市とそのエリアにおける心臓手術につきまして。かんさいハートセンター開設2か月での印象とお願いです。

 

10.さわやか高の原 2014冬号に米田正始のエッセイが掲載されました。

これから奈良あるいは関西にて地域医療や専門医療で皆さまのお役に立てればうれしいことです。


11.NHK文化センター京都教室で講演 「このま A330_032までは危ない!心臓病と科学的ダイエット」 2014/4/13(日) 13:00-15:00
案内冊子から:
心臓外科の名医として数多くのマスコミに取り上げられてきたスーパードクターの講演会。

突然訪れる心臓病について、有名人の心臓手術を例にとりながら、予防・治療・手術などの観点から、ためになるお話をして頂きます。また、予防のための正しいダイエット指導もございます。


12.NHK文化センター梅田教室で講演 「糖質制限食ダイエットを心臓病の治療にも活かす」 2014/5/11(日)  13:00-15:00 案内冊子から:
心臓外科の名医として数多くのマスコミに取り上げられてきたスーパードクターの講演会。話題の糖質制限食が心臓病の予防や治療にも役立つことがわかりました。心臓病や心臓手術を通して正しいダイエットを考えます。

なお京都教室では心臓に重きをおき、梅田教室ではダイエットを主力にして重A309_095複が少なくなるようにいたします。

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13.奈良市エリアでの病診連携につきまして: 

患者さんと開業医の先生方へのお願いです。

地域医療はもっと便利に、もっと安全になるでしょう。

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14.市立奈良病院の新病棟お披露目会に行ってまいりました。:

良きパートナーになれるよう頑張りたく思いました。

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Tavr15.大動脈弁狭窄症に対する新しい治療法であるTAVI(タビ)につきまして、

現在施設の認可のための準備中です。

その間にも患者さんのおやくに十分立てるよう、経験豊富なトップレベルの施設へご紹介するなどして安全を確保しています。

こちらこちらのページをご参照ください

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16.祝、奈良県総合医療センターのご発足。

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県立奈良病院が独立行政法人化され、奈良県立病院機構のもと新たな出発をされました。

私たちもパートナーとしてお役に立てれば幸いですIMG_0573b2

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17.東京スポーツ、大阪スポーツの名医の診察室に米田 正始が紹介されました。(2014/9/11)

循環器内科と心臓外科のハートチームはもちろん、ハートセンター職員全員で頑張ります。

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18.東京スポーツ、大阪スポーツの名医の診察室に太田剛弘・副センター長が紹介されました。(2014/9/18)

もつべきものは友、そして循環器内科が活発になってこそハートチームです。これからもっと皆様のお役に立ちたく思います。

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Ilm09_ak02020-s19.NHK文化センター名古屋教室での講演: 2014年11月16日日曜日13:30から、「心臓手術と科学的ダイエット」です。ふるってご参加ください。

盛況の中、終了いたしました。かつて名古屋で手術させていただいた患者さんたちも多数参加され、心に響きました。わたしの方こそ感謝しています。また来年もお越し下さい。

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20.おかたに病院の「なら健康まつり」に行ってま 164438012いりました。地域医療の良さを実感させてくれる集まりでした。

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21.かんさいハートセンターの設立から1年が経ちました。

おかげ様でゼロスクエアからの立ち上げとは思えない実績を残せました。皆様のご恩に報いるべく、さらに頑張ります。

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22.市立ひらかた病院で講演させていただきました

新しい見事な病院に感嘆いたしました。あたたかい歓迎ありがとうございました。

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23.奈良医大付属病院: 研究や教育のみならず地域医療の拠点です。大変お世話になっております。 197575994

 

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24.第五回 Heart Valve Conference の当番世話人(会長)を務めさせて頂きます。2015年4月11日土曜日、大阪ナレッジキャピトルにお越しください。弁膜症に関心のある医師とコメディカルの皆さまにぜひお楽しみ頂きたい

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おかげさまで満員御礼状態にて充実したプログラムを完了できました。ご参加くださった皆様に深謝申し上げます。来年もまた皆で楽しめる会にしたく存じます。よろしくお願い申し上げます

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25.e-MATCH でお役に立ちたく思います。

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これは奈良県の救急ネットワークで、心臓関係では奈良市の指定3施設のひとつとして貢献したく思います。よろしくお願い申し上げます。

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15928341226.近畿大学医学部奈良病院: すでに病々連携でお世話になっております。今後も奈良の地域医療発展のためよろしくお願い申し上げます。

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27.京都きづ川病院: 開設当初から想い出のある病院です。病々連携でこれからお役に立てればうれしいことです。

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28.京都山城総合医療センター: もとの公立山城病院が新しくなりました。京都府南部ー奈良県北部の地域医療や連携のなかで私たちもお役に立ちたいものです。

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29.土庫病院: 地に足つけた地179036312域医療、住民から支えられた病院の手本のようなところです。貢献できるよう、頑張ります。

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30.大和高田市立病院: 学生時代から現在に至るまで長年お世話になっております。これから大きな貢献ができればうれしいことです。

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31.西ノ京病院: 地域医療のパートナーとしてこれから交流がさらに増えれば私たちにとって光栄なことです。

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32. 国立循環器病研究センター: 移植や植込み型補助循環(人工心臓)その他でお世話になっております。

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33.西奈良中央病院: 奈良市西部地域の中核病院です。病々連携でお世話になっております。

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心臓手術のお問い合わせはこちら

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患者さんからのお便りのページへ

 

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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