お便り72 二弁置換とメイズ手術をミックス法で受けた患者さん

Pocket

ミックス手術つまり小さい皮膚の創で患者さんへの負担が少ない、小切開低侵襲手術はこれまでのところ、限られた数の病院で、しかも一部の比較的簡単な心臓手術にしか使われていないという傾向があります。

IMG_5568bたしかにミックス手術は視野が限られるため、あまり大きな手術には不向きと言う意見も一理あります。

しかしミックス手術が安全にできる範囲内で、なるべく多くの患者さんたちにその恩恵が届くように、という努力を私たちは続けています。

つまり簡単な手術の、それも若い患者さんだけでなく、より複雑な心臓手術それもより高齢の患者さんにも安全にできるミックス手術を推進しています。

下記の患者さんは60台半ばの女性で、二弁が硬く狭くなっており、しかも心房細動になっておられたため、二弁置換とメイズ手術という、比較的大きな手術を希望して来院されました。

大学病院ではミックス手術などありえない、そんな必要はないといわれてのご来院でした。

 

ミックス手術は不慣れな心臓外科医が行うには多少とも危険な手術です。しかし熟練した外科医が、快適にやれる場合は前向きにやるのが良いと考えています。

それは手術のあとの痛みが少なく、運動もしやすいため術後肺炎や静脈血栓症などの合併症も予防しやすく、早く普通の生活や仕事にもどれるためストレスが少なくご家族の負担も軽くなるから良いのです。

美容上のメリットつまり夏服でも創が見えない見えにくいというのは確かに大きなメリットですが、それは結果にすぎません。

ミックス手術のほんとうにあるべき姿を見失わない、これが大切なのです。

患者さんは二弁ともきれいに作動するようになり、心房細動も治りました。

多数の弁形成手術の経験から、こうした弁がカチカチに硬化・肥厚した弁で比較的ご高齢の場合は複雑な弁形成よりも生体弁が有利なことが多々あり、内容的にも良かったと思います。

 

*********患者さんからのお便り*************

米田正始先生

22日に2弁の置換、心房のメイズ手術をしていただいた****です。
 

退院の翌日、6月3日の録画をみて、”私もこんな大変な手術をうけたと
自分の心臓をいとおしく思いました。

今日はじめてPCを開きました。”いい心臓、~”からその録画が先生の
ホームページにUPされているのを知り、もう一度みました。

セカンドオピニオンは”患者の権利”とはいうものの、とりづらいものです。
とくに私は3年間受診し、手術を前にしてのことでした。

でも何かに導かれるように米田先生に出会うことができ、本当に幸運
だったと思っています。

手術後、先生が”自分の症状を調べ、勉強したごほうびです”とおっしゃってくださいました。うれしかったです。

北村先生、深谷先生、木村先生の朝の回診。いつも笑顔で・・・色、形は
ちがいますが・・・どんな質問にも応じて下さいました。患者が心待ちにしている
回診、それまでの私の回診のイメージとは全くちがいました。

手術後、まだつらい時に夫の命日を迎えました。

暗い部屋の中で、涙を流していると、やさしく声をかけて下さった看護士さん。

18日間の入院中、たくさんのみなさまにお世話になりました。

心よりお礼申し上げます。

9月11日

****

 

Ilm09_ak02018-sご主人さまの命日のお話を知ったとき、ジーンと来ました。

つらい中を本当によく頑張って下さったと思います。

これからご主人の分も楽しく元気に暮らして下さいと願わずにはおれません。

支えになってくれた看護師さんにも感謝しています。

 

上記のお便りをいただいてから、その掲載許可をお願いしたところ、以下の追加のお便りを下さいました。ありがとうございます。

 

********** 追加のお便りです **********

米田正始先生

先生のホームページに掲載の件、私の経験がお役に立つのであれば
うれしいことです。

私は、手術は大学病院でするものと思っていましたので、ハートセンター、
米田先生についての知識は全くありませんせした。

先生が広く情報を発信してくださっているおかげです。

そしてコネもないのに快く受け入れてくださいました。

これは独り言です・・・患者にとってメリットばかりのMICS、どうして名古屋の
大学病院では無理なのでしょうか? 旧態依然???

今、”患者さんの会のご案内”読ませていただきました。

おもしろい、楽しそうな演題なので、ぜひ参加したいと思います。

9月12日


**********************

いつしか時間が経ちました。 Sirayuri

外来でお元気なお姿を拝見するたびにうれしく思っています。

前向きの姿勢で楽しい生活をお送りください。

そうこうしているうちに2年あまりがたち、お正月にメールマガジンに対してお返事をWEB経由で頂きました

海外旅行楽しんできてください

******* 2年後にいただいたメールです ******

 

57号読ませていただきました。 お便り72コメント

私は2012年8月に名古屋ハートセンターで、2弁置換とメイズ手術を先生にしていただきました。

すっかり健康になり、水泳、ゴルフ、旅行と元気に過ごしております。

手術の傷痕を見なければ手術したことを忘れるほどです。先生のおかげで大学病院で言われた半分以下の創ですみ、普通の夏服や水着が着られます。

大学病院で手術も決まっていたのに、先生にお会いでき不思議な気がしております。

幸運でした。

5日からスリランカに行ってきます。

ここに書くのは場違いと思いますが、お許しください。先生のご健康をお祈りします。

**********************


こうした楽しいお便りを頂けるのはほんとうにうれしいことです。

なお米田正始は2016年8月から医誠会病院で心臓手術(外来は仁泉会病院でも)をしています。

メールマガジンはこのホームページの右段にご案内がございます。

 

患者さんからのお便りのトップページにもどる

Heart_dRR
心臓手術のお問い合わせはこちら

 

 

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

心臓外科ではハートセンターのような専門病院は有利なの?

Pocket

Ilm17_ca06004-s心臓外科や心臓血管外科で、なぜハートセンターが良いのですかというご質問を受けることがあります。

答えはいくつもあります。

.

もともとハートセンターは従来の総合病院や公的病院では患者さん中心の医療がやりにくい、いっそ民間の専門病院で一からやりなおそう、という考えからスタートしています。

.

心臓手術には迅速さと精密さが求められます。また手術や入院までの待ち時間が長くなるとその間の死亡率が増えることもあります。

こうした点でハートセンターのような専門病院は有利です。

.

Ilm17_ca05005-sたとえば外科は心臓外科しかないため、他の科や他の部門に遠慮することなく、必要な手術を必要なタイミングで行いやすいのです。

実際、大病院では緊急手術といえば、麻酔科は許可してくれるだろうか、とか、看護部は文句言わないだろうか、などといったことばかり心配し、患者の心配は二の次になる傾向が昔から指摘されています。

これは患者のことだけ考えて頑張ることができる病院が理想の姿であるという意味で、他意はありません。

.

またナース(看護師さん)やME(臨床工学士)さんらのコメディカルスタッフも心臓手術に特化して日々研修を積めるため、短期間で立派に熟練スタッフに成長するのです。

これは総合病院や大病院でたくさんの科をローテートしていつまでたっても心臓手術は素人なみという状況とは正反対です。

.

チーム医療はスポーツと似ているところがありますまたいつも同じメンバーで手術を行うため、細かい指導や検討ができ、操作の細部まで慣れるため、結果として無駄な動きが減り、手術の速度が上がります。

初歩的ミスが減るため安全性も向上します。心臓外科医の技量だけでなく、コメディカルを含めた総合力が大切なのです。

.

さらに申せば、各職種のチームメンバーが労働基準法を振りかざして自分の権利を主張するということがない、病院の設立理念である「患者さん中心の医療」や「断らない医療」とくに「緊急を断らない医療」をもとにしてものを考える、これがひとあじもふたあじも違う、ハートセンターの雰囲気を創っているように思えます。

正しい理念の賜物、と言えるのではないでしょうか。理念というのはその病院の魂(たましい)なのです。

.

Ilm09_ba02010-s奇しくも、この雰囲気は欧米の立派な大学病院の手術室によく似ています。緊急手術の相談をナースや麻酔の先生方にすると、皆、笑顔でよっしゃ!と(もちろん英語で)言ってくれるのです。

日本とはずいぶん違いますが、その理由は簡単です。

.

欧米では緊急手術や時間外手術といえば、麻酔の先生方にも、コメディカルの方々にも、十分な手当てがでるのです。

外科医にも、研修医にさえ、しっかりとした手当てがでます。

厳しい仕事を夜中にしてくれるひとたちに対する、当然の報酬ですが、これが当然でないのが日本なのです。まだまだ後進国と言わねばなりません。

.

ともあれこうした迅速さや精密さのある手術、熟練したチーム、患者中心の理念が貫ける態勢などがハートセンターの特長と言えましょう。

.

しかし専門病院であるための弱点が次第に明らかになって来ました。

消化器外科や内科、神経、感染、泌尿器、整形外科、眼科、耳鼻科、がんなどの専門家と密に連絡をとり、総合病院の機能を持つようにしています。このために近隣の総合病院や大学病院、あるいはそれぞれの専門病院との交流を重んじています。

逆に、それらの病院で緊急対応できない心臓血管病が発生したときには積極的に受け入れるようにしています。

これがハートセンターにおける、専門医療と地域連携のあるべき姿と考えています。

.


そして次なるステップは総合病院の中のハートセンター

.

こうした総合病院の良さとハートセンターなどの専門病院の良さを併せ持つかたちの病院、それが総合病院の中のハートセンターです。

といっても、なかなか内部の調整が大変です。しかし病院のトップがそれを決断し、チームができ、各部門でそうした努力をやろうという態勢があればできるはずです。

.

こうして2016年8月から医誠会病院心臓センターで新たな挑戦をしています。経営者の医療に対する志が高く、透明性の高い、かつ足腰の強い病院で、合計9つの病院を有機的に束ねています。着任早々、心筋梗塞後の左室破裂それもブローアウト型と呼ばれる手術の難しいタイプでしたが、チームワークが効いてわずか2時間半で手術を成功させることができました。

医療を誰のためにやっているのか、断らない、待たせない、質の良い医療とは何かを考えて努力すれば、おのずと道は拓けるものと考えています。

幸い、そうした基本姿勢、考え方に同調してくれる仲間がほとんどなので、これからの展開が楽しみです。

.

患者さんたちにおかれましては、御意見をお聞かせ頂ければ大変ありがたいと存じます。医療は医師や医療者だけで造るものではなく、患者さんやご家族、社会までが協力して創るものと心得ます。よろしくお願い申し上げます。

 .

Heart_dRR
心臓手術のお問い合わせはこちら

pen

患者さんからのお便りのページへ

.

 

 

 

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

お便り71 ミックス手術で大動脈二尖弁形成を受けた15歳の患者さん

Pocket

 

大動脈二尖弁は先天性心疾患であるためこどもの時期から弁膜症で苦しむ患者さんは少なくありません。

患者さんは15歳の高校生で、弁の逆流が強くなり、これまで元気に活動しておられたのが最近心不全の症状が出てきたため相談をお受けしました。

Ilm23_he01001-s九州の地元では患者さんのニーズにあった手術ができないということで遠方からお越し下さいました。

このままで行けば近い将来、人工弁による弁置換になることが確実となったため、弁形成か自己心膜での弁再建を考えるようになりました。

さすがに私たちはこうした弁膜症の治療にちからを入れて来たため、選択肢もいつくかあり、ご本人・ご家族と時間をかけて検討しました。

その結果、これからの学校生活や将来の妊娠出産などを考慮し、極力弁形成で行こう、それならまだ弁があまり壊れていないうちが良いということで、ガイドラインでもすでに手術推薦のレベルにあることもあって、この時期に弁形成を行うことになりました。

手術で弁はやや硬く短縮もしていましたが、弁形成で細かい調整を行い、きれいなかみ合わせを取り戻すことができ、逆流は消失しました。大動脈二尖弁の場合、上行大動脈が弱いためこれを補強し、将来のカテーテル弁(TAVI)にも対応できるような工夫を合わせ行いました。そうすれば将来の再手術をかなり先延ばしにできるからです。

ミックス法で創もかなり小さく、夏服でもほとんど見えないレベルに抑えることができました。

術後経過は良好でまもなく元気に退院されました。

外来で笑顔を見せていただき、本当によく決断し、健康を勝ち取って下さったと、頭が下がります。15歳でもこれだけの熟考と決断をしてくれたことに感動を覚えます。またそれを落ち着いてご支援くださったご両親さまにも頭が下がります。

以下のお手紙はその患者さんのお母様からの感謝状です。

*************お便り**************

 この度は、米田先生はじめ、深谷先生、北村先生、看護師の皆様方には大変お世話になりました。

お便り71 お陰さまで、現在、娘は弁形成の手術が成功したことにより、体調もよく元気に高校に通学しています。

 2012年1月31日、当時15歳だった娘は発熱のため近所の循環器内科クリニックで受診をしました。心臓に聴診器を当てていた医師から、「心疾患の際に生じる雑音がします。」との 指摘を受け、その場でレントゲン、心エコー等複数の検査を受けました。

 「大動脈弁閉鎖不全症・先天性の大動脈二尖弁」との告知を受け、「将来的には手術が必要になるでしょう。」と言われました。

 今まで、学校の行事である体育祭やマラソン大会にも参加して、何の問題もなく日常生活を送ってきましたので、本人、親共々、衝撃を受け今後どうするべきか不安になりました。

 「親として、娘に何をしてあげられるのか?」と自分の心に問いかけた時に、「先進医療機関で名医に診てもらいたい。」という答えが返ってきました。

 二尖弁の治療方法や、受け入れてくれる病院をインターネットで検索していくうちに、「名古屋ハートセンター」という心臓の専門病院があることが分かりました。

こちらの病院では、一般の病院ではあまり行っていない手術や治療を受けることができ、ゴットハンドを持つ心臓血管外科医、米田先生に診てもらえる可能性がある、ということも分かりました。
 早速メールで米田先生に娘のことを相談させて頂いたところ、今後の治療方法や注意するべき点などの回答を頂き、「よろしければ私の外来にお越しください。」とのお返事を頂いた時には、主人と二人で大喜びしました。

 

 初診の予定を3月30日に入れてもらい、大分県から親子3人で名古屋に向かいました。検査終了後、米田先生よりお話がありました。

 現在の大動脈弁の状態は、血液のかなりの量が心臓へ逆流の形で戻ってきており、既に4段階中の3段階まで進行していること。娘が将来、妊娠・出産ができるように弁形成手術が望ましく、今であれば弁形成手術が可能であること等を、懇切丁寧に説明してくださいました。

の時点で私共は、この先生なら信頼できる、安心してお願いすることができると確信しました。
 6月14日に2度目の検査を受け、手術日は高校が夏休みに入った8月2日に行うことになりました。創のことも考慮してくださり、MICS手術で執刀してもらいました。

 手術後の回復も順調で、術後僅か11日で退院することができました。
 入院前も退院後も、不安なことや分からないことがあれば米田先生にメールで相談させて頂いていますが、時間を空けずに返事が返ってくることに驚いています。

ご多忙の上、毎日全国の患者さんや医療関係の方から膨大な数のメールが届くと思うのですが、先生の睡眠時間は足りているのだろうかと、こちらが心配になるくらいです。
 私共の、内容不足の質問にも決して否定することなく、素人にも分かり易く親身になって答えてくださいます。

この<否定されない>ということが患者側にとって、どれほど精神的に安定することができ、救われていることか…本当にありがとうございます。

 娘が心疾患を持って生まれてきたことは不運でしたが、すぐれた技術とすぐれた人格をお持ちの米田先生に出会えたことは幸運でした。

 今後とも宜しくお願い致します。

****

**********************

その後、心臓手術から5ヶ月ちかく経って、年末にまたメールを頂きました。

お元気で楽しく暮らしておられるご様子、何よりと思いました。

*******その後のお便り********

米田 正始  様
 

暮れもおしせまり今年も残りわずかとなってしまいましたが、米田先生には大変お世話になりました。
 

お陰さまで娘の体調も良好で、今日は元気に大掃除のお手伝いをしていました。
 

大学生の息子も帰省して、家族揃って笑顔で新しい年を迎える準備が出来ること、本当に感謝しております。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

****

 

患者さんからのお便りのトップページにもどる

Heart_dRR
心臓手術のお問い合わせはこちら

 

 

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

お便り70 自己心膜で大動脈弁形成術(再建術)をミックス法で受けた患者さん

Pocket

 

自己心膜をもちいた大動脈弁形成術あるいは再建術は最近世界の注目を集めています。

Ilm23_cd01001-s大動脈弁の弁尖つまりひらひらと開閉する部分を自己組織で取り換えるため、厳密には弁形成というよりは弁置換との中間型と考えることもできます。そこで私たちは誤解を避けるため、大動脈弁再建術と呼ぶことが多いです。

ともあれ、この方法は大動脈の根っこの部分に直接自己心膜を縫い付けるため、自然の弁に近い性質をもっています。そのため弁尖の動き方に無理がなく、縫い代の無駄がほぼゼロのためサイズが人工弁よりかなり大きくなり、長持ちしやすい構造です。

将来のTAVI(カテーテル弁)にもいっそう対応しやすく、再手術もそれだけ減らせるという期待が持てます。

以下の患者さんはこの自己心膜による大動脈弁形成術(再建術)をもとめて埼玉県からお越し下さいました。

遠方から来たかいがあったと言って頂けるよう、しっかりと頑張りました。もとは二尖弁というひろひら部分が2枚でしたが、手術後はきれいな3枚になりました。そして良い結果でよろこんで戴けてうれしい限りです。

ミックス法で創も小さ目にできました。こころの創があまりつかないようにしました。

その患者さんからのお便りです。

*********患者さんからのお便り*********

 

米田先生様

この度、17日に退院しました**です。
米田先生、北村先生、深谷先生、看護師のみなさんには
大変お世話になりました。

お便り70自分の病気が発見された時は頭の中が真っ白で脱力感で
何も考える事が出来ませんでした。時間が過ぎていく中
不安や恐怖感がでてきて男ながら涙がでる日々がありました。

そんな日々色々と病気の事を調べていく中、米田先生のサイトを
見つけ読んでいくにつれて米田先生にお願いしたいという気持ちが
でできました。

そして、すぐにメールしたら何時間後には返信がきて翌日には
検診日を決めて埼玉から名古屋までかなり遠かったですが
米田先生にお会いでき色々とお話して「米田先生に手術をお願い
しよう」と思いました。

そして入院日、手術日を決めていく中なんと手術日が子どもの
誕生日に決まりまたまたそこで涙が溢れてきました。

いよいよ手術当日も不安や恐怖感でいっぱいの中看護師の方、
北村先生が盛り上げてくれた事感謝の気持ちでした。

術後も看護師さんには大変お世話になりありがとうございました。

本当に先生方、看護師の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

 

埼玉県在住

*****

 

********上記のメールをこのHPに掲載する許可依頼をしたところ下記のコメントを頂きました********

 

米田先生様

こちらこそ少しでもお役になれば喜んで掲載していただければ
と思います。

他の患者さんへ

自分は大動脈逆流症と地元のお医者さんに言われた時は
頭の中が真っ白になり何も考えられませんでした。

時間がすぎていくにつれて「何で自分なんだ」と思って涙を流しながら日々を
過ごしてきました。

毎日毎日不安や恐怖感でいっぱいでした。

でも、名古屋ハートセンターの米田先生と出会い「弁形成が出来るんだ」
という期待の気持ちを思い手術する決意を決めました。

 
自分自身が諦めずにインターネットや本とかで調べていけば
納得出来る病院、先生が必ず見つかると思います。

 

患者さんからのお便りのトップページにもどる

Heart_dRR
心臓手術のお問い合 わせはこちら

 

 

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

サイトマップ

Pocket

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

【第三十五号】 第10回患者さんの会の変更のご案内

Pocket

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【第三十五号】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           発行:心臓血管外科情報WEB
           http://www.masashikomeda.com
           編集・執筆:米田正始
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

台風のあと、ちょっと秋の訪れを感じさせるこのごろです。

季節の変わり目ということで風邪などひいておられませんか。ご自愛下さい

さて本日は第十回患者さんの会の日程変更のお知らせです。

先日のメールマガジン(いい心臓いい人生)では11月25日(日曜日)と

お伝えいたしました。

連休の最終日で申し訳なく思っていましたが、何とか会場の都合がつき、

11月18日(日曜日)午後1時ー3時

にできることになりました。

ちょっと大きめの部屋になりましたが、前の方に詰めてご参加頂ければと思

います。開放的な会を目指していますので、もしご友人や通院仲間などの方

をお連れ頂ければ幸いです。

健康増進に役立つ、有意義な会にしたく思います。ふるってご参加ください

良心的価格の会場のおかげで会費は割安になりました。

なお地図や詳細は

心臓血管外科情報WEB 

https://www.shinzougekashujutsu.com/web/2012/09/10thptsmeeting.html 

をごらんください。

----記----

第十回患者さんの会

日時:平成24年10月18日日曜日 午後1時から午後3時まで

場所: キャンパスプラザ京都

内容:近況報告(米田正始および何人かの患者さん。我と思わんかたどうぞ

講演:「有名人の心臓手術から学ぶこと」 米田正始

あまりにも話題になった天皇陛下のバイパス手術をはじめ、三笠宮さまの僧

帽弁形成術、武田鉄矢さんの二尖弁大動脈弁の手術、加藤茶さんの大動脈解

離など。

質疑応答なんでも相談: 心臓手術やそれにまつわる悩み・疑問をどうぞ

(込み入ったご相談はとりあえず簡略お話しし、後日また時間をもうけるな

ど致します)

総合司会:松岡さん

連絡事項、新たな世話人さまなどのご相談

お申込み: 準備の都合上、お早めにお申し込みください

参加費: おひとり1500円(含:会場費、飲食代、通信費、その他)

申し込み先: 米田心臓外科オフィス 電話 080-6105-8231 FAX 075-712-

8835

          eメール  sakura-koiti@snow.ocn.ne.jp

 

*********** 会場のご案内 ***********

キャンパスプラザ京都

〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る
キャンパスプラザ京都
(ビックカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側)
TEL.(075)353-9111
FAX.(075)353-9121

敬具

平成24年9月18日

米田正始 拝

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (c) 2009 心臓血管情報WEB
           http://www.masashikomeda.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

Mitral Conclave(僧帽弁形成術の国際シンポ)に参加して

Pocket

2012-09-15 20.04.17bこの9月15-16日と、軽井沢の万平ホテルという伝統と趣のある場所で行われたMitral ConclaveにFacultyとして参加して参りました。会長は慶応大学の四津良平先生で、昨年のアメリカ胸部外科学会AATSでのそれの日本版という予想でしたが、国際シンポジウムの名にふさわしい立派なものでした。

実際心臓外科関係ではニューヨークのAdams先生とAnyanwu先生、タイのTaweesak Chotivatanapong先生、Weerachai Nawarawong先生、Chaiyaroj先生、ベトナムのPhan Nguyen Van先生、シンガポールのCN Lee先生、循環器内科ではRandy Martin先生はじめ、おなじみの有名人がFacultyとして名を連ね、これまでの交流や理解が深められる素晴らしい場となりました。個人的にはどこか弁膜症愛好会の同窓会のような雰囲気でした。

このシンポに先立って、朝からステントレス僧帽弁(Normoノルモ弁)の特別セッションがありました。ウェットラボで実技指導を頂いて、これからの臨床応用と認定施設決定に役立てるための重要な会とあって、執刀医レベルの先生が集まり賑やかでした。私も名古屋ハートセンターでこのステントレス僧帽弁を始めるための施設認定のための準備として参加させて頂きました。2012-09-15 17.21.39b

開発者の加瀬川先生、そしてその仲間である榊原記念病院の高梨先生や田端先生らを始め多数の同好の士がわいわいと賑やかに手術を行いました。もちろん動物の心臓をもちいてのシュミレーションですが、細部にわたるコツや落とし穴がわかり、有意義でした。

私はたまたまご縁あって、大阪市立総合医療センターの実力派・柴田先生とペアを組んで一例執刀させていただきました。心臓手術自体も有意義でしたが、それ以上に柴田先生や加瀬川先生らとのDiscussionが面白く、あっという間に3時間が過ぎました。できあがりは一応合格点で、こうした練習や研究を積んで十分自家薬籠中のものとしてから患者さんに使うというのは大変良いことと思いました。

15日正午からMitral Conclaveが始まりました。

興味深い発表とDiscussionの連続でした。若い先生らには得難い勉強と刺激の場になったものと思います。上記の先生方が前向きに楽しい議論をしてくれるため、退屈することのないセッションが続きました。

私に与えられた仕事は午後の虚血性僧帽弁閉鎖不全症のセッションでの司会と講演でした。司会は畏友・神戸大学大北先生と一緒にやらせていただきました。

北海道大学の松居先生が乳頭筋を束ねて前方に吊り上げる術式が後方に吊り上げるよりずっと良いことを示され、東京医科歯科大学の荒井先生が乳頭筋の単独吊り上げが後方より前方が有効であることを発表されました。

前方吊り上げの効用をこの10年近く主張してきた私にとって、大変うれしいことでした。どういう術式が良いかは患者さんが教えてくれる、このことを心の支えに頑張ってきた甲斐があったと思いました。

私・米田正始は川崎医大の吉田教授らと共同研究してきた乳頭筋ヘッド最適化(略称PHO, Papillary Head Optimization)の術式を発表しました。多くの質問をいただき、これほど関心をもっていただいてうれしいことでした。大御所のAdams先生はじめ、上記の先生方がぜひ君の術式を使いたいと言って下さり、これまでの楽しい苦労が一層楽しいものになったような気がします。

外来でこのPHO術後の患者さんとよくお会いしますが、手術前の状態とくらべて大変お元気なお姿にジーンときます。一緒に苦労してくれてありがとう、今の健康はあなたが頑張って勝ち取ったものだよと言いたくなります。逆に患者さんのほうからたくさん御礼を述べていただき、一層ジーンときます。

このセッションではニューヨークのAnyanwu先生が新しいLVAS補助循環の活用も話されました。超重症で手術に耐える体力がない方や、心臓の余力があまりにも少ない患者さんたちにはLVASが役立つというのはこれまでも知っていたことですが、僧帽弁置換術後の左室破裂という稀でも恐ろしい合併症にLVASが大変有効であるというのはなるほどと膝をたたくインパクトがありました。これからはこうした超重症といいますか、どうにもならない患者さんにも救いの手が伸びるという実感を得られたことは大収穫でした。

2012-09-15 18.36.31b夜のディナーパーティでは多くの方々と歓談できました。高名な先生方はもちろん、日頃あまり話する機会のない、あちこちの若手中堅の先生方と話ができてうれしく思いました。自分が若いころ、海外の大物先生と話することがどれほど夢をかきたて、モチベーションを上げたかをふと思いだしました。

二日目の朝と午後には僧帽弁形成術の詳細・各論についての発表と議論が交わされました。ループテクニックという比較的初心者でもやりやすいと言われる方法がさまざまな形で論じられていました。それ自体は良いことと思うのですが、日本全国でも限られた数しかない僧帽弁形成術を、全国の心臓外科医が分け合ってやるとなると、不慣れな心臓外科医が年間数例ずつやる、という状況へつながりかねない話です。それは即、患者さんにとって不幸なこととなる、そういう懸念をもちました。実際、経験豊かな先生方も同じ心配をしていました。

それ以上に、このループテクニックでは僧帽弁の一か所を支えるために1対つまり2本の人工腱索がひつようで、たとえば前尖全体が逸脱している場合なら、私たちなら8-12本できれいに形成できるところを、その2倍の16-24本も人工腱索が立つことになります。これはもし腱索が硬化や肥厚をすると大問題になるでしょう。もっと議論が必要と感じました。

Adams先生の僧帽弁輪形成術つまりリングの講演はよく整理され、よくこなれていて、さすがと感心しました。

2012-09-16 12.46.47b2日目には三尖弁形成術や心房細動のセッションもありました。新田先生やChaiyaroj先生らのMICSメイズ手術は私たちもちからを入れている領域ですので興味深く拝聴しました。

三尖弁形成術で本当に難しいのは、右室機能不全が起こって三尖弁の弁尖が右室側へ引き込まれる、テザリングが起こる重症ケースです。Adams先生にそれを質問しましたが、さすがの彼もそういうケースは経験ないとのことで、彼の友人の経験談を話してくれました。正直で親切な人柄にあらためて感心しました。

もうひとつ感慨深かったことがあります。Adams先生の講演の中で、強い心不全をともなうケースでは右室と三尖弁輪が拡張しておれば三尖弁の逆流がそれほどでなくても、同時に治しておくことが良い、ヨーロッパ心臓協会の新しいガイドラインではそれはクラスIIaつまりやる意義があるという水準になった、というものでした。

このことは数年以上まえからエキスパートの中ではすでに知る人ぞ知る、方法でした。私は前任地の京大病院で必要があればこの方法で三尖弁形成術を加えていました。少しでも心機能を改善し、患者さんが永く生きられるように。

ところが前任地では、打ち合わせ会議と称する場で、ある心臓外科の先生が「米田先生は逆流があまりない弁まで形成している」と発言し、そのため「そんないい加減な適応で手術しているのか」と誤解する先生まで現れ、発言の機会さえ与えられず、心臓外科の臨床やEBMデータを知らない人たちは本当に困ったものだと、情けなくなりました。今、ヨーロッパの心臓協会がこの方法を正式に認めたというのは、ようやくお墨付きが出たわけで、自分がデータをもとに信じてやって来たことがようやく本筋の治療になったと、感慨深いものがありました。

まあ不勉強な人たちや悪意の人たちにわかってもらえなくても、患者さんや一流の人たちは理解してくれていると思えば、納得が行きます。そういう満足感が得られるセッションでした。それにしてもそうした大学病院はもはや最高学府とは言えないのではないかと残念に思いました。

もうひとつうれしかったのは、当院内科はもちろん、エコースペシャリストである川崎医大循環器内科の先生方と協力してやって来た、内科と外科のコラボレーションが、あのRandy Martin先生やAdams先生に喜んで頂けたことでした。来年の発表依頼まで頂いて、こちらも感動してしまいました。

それやこれやで忙しく賑やかな2日間でしたが、軽井沢を散策する暇もなく、しかし充実感を頂いて名古屋への帰途につきました。

素晴らしい会を開いて下さった四津先生はじめ慶応大学の先生方、国内外のFacultyの先生方、関係の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

平成24年9月16日

米田正始 拝

 

ブログのトップページにもどる

Heart_dRR
お問い合わせはこちら

pen

患者さんからのお便りのページへ

 

 

 

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

第10回患者さんの会のご案内

Pocket

まだまだ暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて第10回の患者さんの会を開催させていただくことになりました。

前回は久しぶりの開催で会場もより便利で安価な京都駅近隣のホールを使用させていただきましたがおおむね好評でうれしく思っております。

今回も同じキャンパスプラザを予定しております。

日程が変更になりました。ご注意ください。

今回は親しみやすい有名人の心臓手術の話題から話を広げて皆さんのお役にたつ情報をと考えております。

----記----

第十回患者さんの会

日時:平成24年11月18日日曜日 午後1時から午後3時まで

場所: キャンパスプラザ京都

内容:近況報告(米田正始および何人かの患者さん。我と思わんかたどうぞ)

講演:「有名人の心臓手術から学ぶこと」 米田正始

あまりにも話題になった天皇陛下のバイパス手術をはじめ、三笠宮さまの僧帽弁形成術、武田鉄矢さんの二尖弁大動脈弁の手術、加藤茶さんの大動脈解離など。

質疑応答なんでも相談: 心臓手術やそれにまつわる悩み・疑問をどうぞ

(込み入ったご相談はとりあえず簡略お話しし、後日また時間をもうけるなど致します)

総合司会:松岡さん

連絡事項、新たな世話人さまなどのご相談

お申込み: 準備の都合上、お早めにお申し込みください

参加費: おひとり1500円(含:会場費、飲食代、通信費、その他)

申し込み先: 米田心臓外科オフィス 電話 080-6105-8231 FAX 075-712-8835

          eメール  sakura-koiti@snow.ocn.ne.jp

 

*********** 会場のご案内 ***********


キャンパスプラザ京都

〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る
キャンパスプラザ京都
(ビックカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側)
TEL.(075)353-9111
FAX.(075)353-9121

 

Heart_dRR
心臓手術のお問い合わせはこちら

pen

患者さんからのお便りのページへ

 

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

お便り69 心膜のう腫の手術を受けたエホバの証人の信者さん

Pocket

心膜嚢腫(のうしゅ)はやや稀な病気ですが、大きくなると心臓を圧迫し、心不全などのさまざまな症状を引き起こします。また良性腫瘍とはいっても、不完全に切除すると再発の恐れがあります。

Ilm23_cg01002-s以下の患者さんは関東から来られました。地元の病院ではエホバの証人で輸血できない患者さんは治療ができないと言われたそうです。

またそのために手術も内視鏡で右胸から、不完全切除覚悟のものしかできないと言われて米田正始の外来に来られました。

私たちはその方の宗教を尊重する立場から、全力をあげてエホバの証人の患者さんの無輸血手術の完遂に努力しています。

もちろん無輸血手術が困難な場合や危険な場合は正確に正直にお話しするようにしています。その場合でもできるだけ長く生きられる次善の策としての治療を検討するようにしています。

この患者さんの場合は、腫瘍の場所が真ん中から左右に広がっているため、安全を期して正中切開としました。

絶対無輸血というのでなければ、いわゆるミックス手術という小さい創の手術それも胸骨を部分切開する、体への負担の少ない方法をとるのですが、この患者さんの場合は安全を期して皮膚切開はやや小さくするに止めました。

のう腫はそのカプセルごときれいに取れ、完全切除は達成しました。もちろん無輸血です。

今はお元気で外来に定期健診に来られます。

以下はその患者さんからのお便りです。

喜んで頂けてうれしい限りです。

 

********** 患者さんからのお便り ********

 

米田正始副院長 様

 

ご無沙汰してます。
 

退院時もお会い出来す残念でしたが、米田先生は立派なお仕事されてますね。
退院まで深谷医師、北村医師、小山医師の皆様から親切な対応をして頂き感謝してま
す。
患者さんからのメールです

帰宅してから**先生の受診でも、全摘と良性であった事を良かったと言って快く薬も出して下さいました。

良かったです。有難う御座いました。

胸の傷は日柄ものと思いますが、喉の下のほうがプクプウしてます。
そのあたりが少し痛みが残ってます。

深谷先生から皮膚の下の骨も切っている為の腫れと聴いてましたので了解してます。

熱は36度代で血圧も安定してます。

20日に伺います。福留看護士様にも色々お世話になりました。

米田先生、リスクのある手術を受けて下さり有難う御座いました。

一時はどうしようかと思案に暮れていましたが、親切な応答に嬉しかったです。

一生忘れられない先生です。多忙な中、体を大切にして下さい。

先生の心臓も頑張って動いて先生を支えてくれているんですから。

感謝の気持ちをお伝えしたくメールさせて頂きました。

横浜市***区
***

患者さんからのお便りのトップページにもどる

Heart_dRR
心臓手術のお問い合 わせはこちら

 

 

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

【第三十三号】 東海テレビの出演ビデオUpしました

Pocket

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【第三十三号】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           発行:心臓血管外科情報WEB
           http://www.masashikomeda.com
           編集・執筆:米田正始
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

暑い日がまだまだ続きますが、夕方に聞こえる虫の声が秋の訪れを感じさせてくれるこのごろです。

皆様方には如何お過ごしでしょうか。

私のほうはこれまで以上に貧乏暇なし状態で張り切って手術や治療に明け暮れております。

さてこの6月に東海テレビのスタイルプラスという番組の中の東海仕事人列伝で米田正始の仕事ぶりが紹介されました。

ローカル番組ですが東海エリアでは親しみと人気がある番組のせいか、けっこう反響がありました。

その時のビデオを入手し、私のホームページにUpいたしました。

こちらをご覧ください。

放送時に見る機会を逸した、できればホームページに載せてくれという依頼を数件頂いておりました。

6月の放送時に見ることができなかった方などにご覧いただけましたら幸いです。

この番組の中では心臓手術の「断らない医療」という方針をご紹介いたしました。

そんなの当り前じゃないかと思われるでしょうが、現在の医療崩壊の世の中では断る医療がかなり横行しているのです。

それも国民市民の血税を使っている公的病院でよく見られます。

この問題を民間の専門病院であるハートセンターで解決しているのは面白いことと思います。

ともあれ皆様のご意見やご鞭撻を頂けましたら幸いです。

敬具

平成24年9月9日

米田正始 拝

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (c) 2009 心臓血管情報WEB
           http://www.masashikomeda.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Pocket

----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。