お便り95: 絶体絶命の中から生還された修正大血管転位症の患者さん

Pocket修正大血管転位症は長期的にはまだまだ重く厳しい病気です。 それは全身に血液を送る大型ポンプの役割をもつ左心室と肺に血液を送る小型ポンプである右心室が入れ替わっているために、小さいポンプで全身の血液循環を担わね […]

お便り94: ポートアクセス法で大動脈弁置換術を受けられた患者さん

Pocket患者さんは東京在住の30代男性です。 4年前に大動脈弁閉鎖不全症の診断を近くの病院で受け、毎年定期健診を受けて来られました。 仕事の都合で関西の大学やセンターにも通っておられましたが、症状が進み心臓のちからが […]

お便り93: 僧帽弁形成術の不成功から来院、元気に帰還した患者さん

Pocket弁膜症の手術にも難しいタイプがあります。 下記の患者さんは70代男性で、地元(他府県)でトップレベルの病院にて、僧帽弁形成術を受けられました。 残念ながら比較的難しいバーロー症候群の僧帽弁で、その病院では対処 […]

お便り92: ポートアクセスで大動脈弁置換術を受けられた患者さん

Pocket大動脈弁狭窄症は心臓の出口が狭くなるため、重症になれば突然出口がふさがった形となり心臓が止まることがある病気です。つまり突然死の恐れがあるのです。 しかし普段、休憩などしているときにはそう苦しいわけではありま […]

お便り91: 困難と言われた僧帽弁形成術をミックス法で

Pocket医師と患者さんの人間関係、とくに信頼関係は極めて重要です。 下記の患者さんは他府県から僧帽弁形成術をもとめて私の外来へ来られました。 地元の大学病院でも形成は難しいと言われる、複雑な弁の壊れ方でした。 後尖、 […]

お便り90: 肝機能障害のある三尖弁閉鎖不全症にミックス手術を

Pocket患者さんは80歳男性で三尖弁閉鎖不全症のため心不全を合併し、近くの大学病院で手術が必要と言われてから米田正始の外来へ来られました。やや遠方の大阪からお越しになりました。 心不全で労作時の呼吸困難と肝うっ血のた […]

お便り89: 先天性僧帽弁閉鎖不全症と心房中隔欠損症のエホバ信者さん

Pocket僧帽弁閉鎖不全症なかでも先天性僧帽弁閉鎖不全症にはさまざまなタイプがあります。 他の心疾患を合併したり、病気ではなくても構造が通常とはちがうこともあります。 患者さんは40代女性で心房中隔欠損症(ASD)と先 […]

お便り88: 冠動脈バイパス手術後、北欧から

Pocket冠動脈バイパス手術とくにオフポンプバイパス手術は狭心症・心筋梗塞の治療のなかで大切な位置をしめています。 もちろん中心は予防つまり食生活や運動、ストレス軽減、リスクファクターの軽減などが本質的ですが、忙しい現 […]

お便り87: ミックス法で自己心膜の大動脈弁形成術(再建術)

Pocket比較的お若い患者さんの大動脈弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症に対してはこれまで機械弁をもちいた大動脈弁置換術が一般的でした。 しかしそれでは一生涯、ワーファリンという血栓予防のお薬が不可欠で、毎月、一生涯病院に通 […]

お便り86: 虚血性僧帽弁閉鎖不全症の再々手術で

Pocket虚血性心筋症・虚血性僧帽弁閉鎖不全症は心筋梗塞のあと心臓が次第に壊れて強い心不全になる病気です。 一般には心臓の力が心移植レベル近くまで落ちて、全身の体力も衰弱状態となれば、心臓手術も拒否、あとはお薬でなるべ […]