お便り12  僧帽弁閉鎖不全症の患者さん

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000943m_b患者さんは44歳男性で高度の僧帽弁閉鎖不全症のためにハートセンターに来られました。

おなじ僧帽弁閉鎖不全症でもいろいろで、僧帽弁全体の4分の3以上が壊れて落ち込むという広範囲の病気のため、

弁の大半の部分に手をつける複雑な僧帽弁形成術になりました。

 

しかしお若い患者さんで弁形成術のメリットが大きい方ですので、さまざまな方法を駆使して人工弁置換を無事回避し、弁形成を仕上げることができました。

僧帽弁閉鎖不全症はきれいに治りました。

長期的にも安定する所見です。

途中でくじけそうになりましたが、患者さんが手術前、敢然と手術を決意して下さったことを思い出し、

逆に励まされる気持ちで粘り強く僧帽弁閉鎖不全症の形成手術を完遂できました。

 

患者さんが医者を育てるというのはこういうことだと実感しました。

以下のお手紙は退院時に投書箱へ入れて下さったものです。

 

************************************

米田先生初め、北村先生、深谷先生、小山先生、また担当戴きました看護師の皆様には心より感謝申し上げます。

米田先生にお会いするまでは騙し騙しぎりぎりまで手術を先延ばしするつもりでしたが、今なら弁形成が可能であり、また置換と形成との効果の相違、また放置した場合と現時点で手術した場合のリスクを、分かり易く比較して説明して頂き、今後のQOLを充分に鑑み家族と話し合い手術する決意をする事ができました。

術前も、先生方が積極的にインフォームドコンセントを含めたコミュニケーションを取って頂き全く不安なく(本人は)手術を受けることが出来ております。

今後は健康な体になり、気兼ねなく仕事に打ち込める事や、高校・中学の2人の息子や妻ともスポーツを交えた楽しい時間を過ごす機会を与えられ社会復帰が楽しみです。

貴院に於かれましては志の高い看護師の方々が、更にスキルアップしようと研修に積極的に参加されている様子などから益々患者からの信頼性の向上が期待され発展される事を信じております。

本当にありがとうございました。

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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お便り 11 左房粘液腫の患者さん

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Tutuji_b患者さんは69歳女性で心臓腫瘍の(左房粘液腫)ためハートセンターへ来院されました。

左心房内にある腫瘍(粘液腫)が巨大になり左心房をほぼ埋め尽くすほどで

僧帽弁を圧迫し、一部はちぎれそうで危険な状態でしたので、準緊急で手術を行いました。

 

米田は左房粘液腫を含めた心臓腫瘍でも数十例以上の経験を持っていますが(その経験の一部は英語論文248番をごらんください)、

その中でも最大級のサイズで、再発しないように完全切除する必要があり、

心房中隔のほとんどと、左房や僧帽弁の一部まで切除し、完全切除ができました。

 

さらにそれらを再建し、僧帽弁形成術も併せ行い、心臓は健康な状態に戻りました。

 

左房粘液腫の手術前、危険な状態であることをご説明したときに泣きながら理解し、

前向きに準緊急手術に協力して下さった患者さんとご家族に頭が下がる思いです。

 

以下はその患者さんからの感謝のお手紙です。

なおお便り43も粘液腫の、しかしちがうタイプの手術を要した患者さんからのものです。ご参考に。

******************************

米田正始 先生

この度は命を助けて頂き、何と御礼を申し上げてよいか判りません

一時は気を失う程のショック状態でしたが、先生からの大丈夫ですよという説明を聞き、やっと我に返ったものです。

何千例もの手術を経てこられた先生の自信にあふれた御言葉は、本当に神が存在していると思わせる程でした。又、

術後もあっという間に管が外れ、食べ、歩けるようになり、これも先生始めスタッフ一同の御力添えがあればこそと感謝致して居ります。

まだお世話になると思いますが今後ともよろしくお願い申し上げます。

すてきな先生方、美人の看護師さんに囲まれて、とても幸せでした。

元気になったら、**病院の先生へも御礼に伺うつもりです。本当に有難うございました。

 

***********************

 

患者さんはその後もお元気に暮らしておられます。

外来は私には一種の同窓会のような雰囲気があり楽しみにしています。

以下は心臓手術から3年後にくださったカードの内容です

 

***********************

前略

 
早いもので、先生に命を助けて頂いてから三年経ちました。

先日、先生に御会いしてもう大丈夫だよと声を掛けて頂き、何かホッとしました。

 
今後は一年に一度の検査でいいよと、と言われ、その上米田先生に御会いでき、本当に良かったと思いました。

次回の検査の時も、ぜひ先生に又お会いできたらと思って居ります。

 
お忙しいとは存じますが、先生もどうぞお身体に気をつけ、多くの人の為に頑張ってください。

有難うございました

****

 

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お便り10 オフポンプ冠動脈バイパス手術の患者さん

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Suzuran_b患者さんは大阪在住の77歳男性で、

以前から慢性腎不全のために血液透析を近くの透析クリニックで受けておられました。

ところが長年の透析の経過の中で狭心症を合併され、そのために十分な透析ができなくなり、

このままでは危険な状態になるという段階でご家族から米田正始へメール連絡がありました。

 

すでに状態もあまり良くなく、手術にもリスクがある、カテーテル治療も難しいということで、患者さんやご家族もどうしたら良いかわからない状態でした。

相談の結果、オフポンプ冠動脈バイパス手術 (オフポンプCABG、略称OPCAB)可能と判断し、ハートセンターまでご来院いただきました。

オフポンプ冠動脈バイパス手術(OPCAB)は順調に完了、術後経過も良好で手術8日目にお元気で退院されました。

手術後は透析で水を引いても狭心症もなく、心臓は安定するようになりました。

 

以下はその患者さんのご家族からの感謝のメールです。2通あります。

 

********7月5日のメールです*************************************

米田先生

メールにて失礼いたします。 このたびは父**が大変お世話になりました。昨日退院させていただき、その足で大阪へ帰宅いたしました。

入院に際しては 直接先生よりメール電話をいただき、詳しくお話を伺うことができ、また入院中は何度も病室へ来ていただいたこと 両親とともに喜んでおります。

お忙しい先生が何度も尋ねてくださり、時間をとっていただいて詳しくお話を伺うことが出来たことが手術を受ける決心へとつながったと思っています。 手術は怖いもの、出来ればしないで済めば・・と考えていた父も母も詳しく説明をしてくださったことで病気についてよく理解し安心してお任せする事ができたと言っておりました。

私も自分自身も含め子どもや夫の母の手術に立ち会ってきましたが、今回のように心が平安のうちに手術を受けいれることが出来たことはなかったように思います。本当にありがとうございました。

昨日の退院は思っていたよりもずっと早かったものですから、父も不安があったようです。**(娘さん宅)で1‐2日ゆっくりしてから帰るように勧めたのですが、退院と決まったら少しでも早く大阪に帰りたかったようでそのまま名古屋駅へと送りました。近鉄特急とタクシーで自宅まで帰るのは大丈夫かな?と心配しましたが、無事に着いたから・との電話の声は思ったより元気そうで安心しました。

米田先生より**病院の先生も紹介いただけるとのことで安心して帰ることができたようです。 親身な治療、対応をありがとうございました。

ハートセンターの皆様にも大変お世話になりました。看護師さんにはいつも笑顔で接していただきました。無理をお願いしていたのでは?という事にも丁寧に対応して頂き感謝しています。受付、検査室、食事をはこんで下さる職員のかた・・どこへいっても気持ちよい対応をしてくださり、患者や家族として大変慰められました。

また深谷先生、北村先生、小山先生には毎日揃って回診に来ていただき励ましていただいたと喜んでいました。

これだけの先生方が揃って担当してくださり手術にも診察にも関わってくださるのは貴センターならではの医療に対する姿勢だと感じました。患者の立場に立った体制で治療にあたってくださっていると両親、娘である私たち姉妹、そして私たちの家族、それぞれが強く感じています。

皆様おひとりおひとりにご挨拶とお礼をもうしあげるべきですが、昨日はお目にかかれないままに失礼いたしました。 どうぞ皆様によろしくお伝えください

また今後も診察に伺いたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。

心より感謝して・・      7月5日

 

********7月5日のメール続編です*************************************

ハートセンター
米田先生

お忙しい中、すぐにお返事を頂き恐縮いたしております
(中略)
次回診察の件についてもハートセンターさんよりお電話を頂き7月29日(水)にうかがうことになりました。
また よろしくお願いいたします。

メールの掲載の件、お役に立てるのでしたら幸いです。 私たちとしては今まで全く存じ上げなかった先生、病院でしたのにメールやお電話を通してここまで信頼してお任せできたことを感謝しています。

手術(註: オフポンプ冠動脈バイパス手術)で執刀してくださる先生から直接説明を聞き、病状やどのような手術をするのか、またそれが どうして良いのか、ということを知識のない患者に対してわかりやすい言葉で説明していただけたことが決心につながったと思います。

顔が見える治療と言うのでしょうか、チームを組んで治療にあたってくださった深谷先生、小山先生が米田先生とのお話の後、私たちを捜してくださっていて談話室で親しくお話をしてくださり、その日は勤務しておられなかった北村先生も次の日病室まで来てくださったと聞きました。このことでお会いしたばかりの先生方への信頼も深まり、治療をしていただくならここで、という気持ちになったようです。

今まで診察を受けていたところと診断としては同じで、バイパス手術を受けることを勧められていたのも同じです。
説明で違っていたのは心臓を止めなければ十分な治療が出来ないというところだったと思います。そのために手術の時間は7~8時間とのことでこの点が父や母の不安を大きくしていたように思います。 

高齢になって理解が遅くなってきていますので、説明をするのは大変なことだと思います。説明を聞いてもよくわからないことばかりで、何を質問すればよいのかもわからなかった・・と言っていました。手術の安全性を尋ねても「やってみなければわからない」という話しだったそうで、決心がつかないまま2~3ヶ月がたってしまっていました。

初めて米田先生にお話させていただいた際、親身になってお話し頂き、また心臓を止めない方法も可能であることがわかった時 道が開けたという気持ちになりました。今にして思えばあっという間に過ぎた10日あまりの日々でした。

今後もわからないことが出てきましたらお尋ねさせていただきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

先生のお働きが一人でも多くの尊い命に関わってくださいますよう心よりお祈りいたします。 ありがとうございました。

7月5日

******** さらにメール続編です *************************************

米田 正始先生

退院から明日で一週間になります。

手術を受けたのが二週間前だとは信じられないような気がします。 電話での声も少しずつ元気になってきているように思います。

昨日 実家近くに住んでいる妹から連絡があり、ひと月ほど前には半ば投げやりな気持ちになっていた父から、元気になったら美味しいものを食べに行こうとか、どこかへ遊びに行こうという言葉が出るようになってきたと言っていました。

前向きに生きようという気持ちになってくれたことがとても嬉しく、先生にくれぐれもよろしくとのことでした。(中略)

これからもお世話になりますが よろしくお願いします。

 

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執筆:米田 正始
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2.メールマガジン始めました 2009年6月

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患者さんやご家族のご要望にお応えし、ささやかなメールマガジンをはじめました。

毎回ワンポイントで情報発信をしながら、皆さんのご意見をお聞きできればと思います。

Book_05情報過多の時代でも医療というのはなかなか理解しづらいところがあり、患者さんも治療に誤解があってなかなか治療の決心がつかないことがしばしばです。

心臓血管手術の場合はとくにそうだと思います。

心臓病をしっかり治すと言っても、そのために皮膚を切るというだけで野蛮な方法と思ってしまうのは理解できることです。

 

しかしいくら皮膚を切らなくても心臓病や血管の病気で患者さんが死んでしまっては元も子もないというのが医学的な見方です。

もっと細かいことでもいろいろな誤解が世の中にあ265り、そのために患者さんが困るということはあります。

 

たとえば安静臥床つまりじっと上向きに寝ることが良い養生で元気になる秘訣という誤解を持つ方は今も大勢おられます。

その方がよい場合もありますが、心臓手術の後などではその逆にどんどん動くことが最高の養生になる場合が多いです。

 

安静臥床ではタンが背中側の肺に貯まって肺炎を誘発して有害なことが多いです。

そうした誤解は日頃のコミュニケーションで改善できると思います。

 

このメールマガジンがそうした心臓病の患者さんとのコミュニケーションの一助になれば幸いです。

 

メールマガジンの申し込みコーナーはこのホームページの右側の段にありますので、そこにメルアドレスを記入して送信ボタンを押してください。

心臓病や血管病の患者さんあるいはご家族のご意見やご質問を歓迎いたします。

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執筆:米田 正始
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お便り9 重症の心房中隔欠損症の患者さん

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Suisen_b患者さんは鹿児島在住の76歳女性で、

心房中隔欠損症(ASD)が長年の経過の中で高度の肺高血圧(70mmHg)を合併し、

三尖弁閉鎖不全や慢性心房細動(約30年)、

さらにはうっ血肝、血小板減少症まで併発した危険な状態となりました。

しかも肺が悪く、肺活量も健康人の40%という状態でした。

 

心房中隔欠損症そのものは心臓手術のなかでも一番簡単な部類に入りますが、何しろいくつもの病気を合併して全身が衰弱しておられ、

他病院やセンターでも手術はできないと言われ、患者さんの息子さんからご相談を受けました。

 

相談の結果、手術可能と判断し、遠路ハートセンターまでご来院いただき、

手術施行、心臓リハビリも皆で頑張り、心不全や不整脈も治り元気に退院して行かれました。

 

手術は心房中隔欠損症(ASD)パッチ閉鎖術、両心房メイズ手術三尖弁形成術、左心耳閉鎖と右房縫縮でした。

以下はその息子さんからのメールの抜粋です。お許しを得て掲載します。

息子さんは優れた内科医で、ご相談の中で私たちの方こそ、いろいろと勉強させて戴いたほどの方ですので、

以下のメールにはかなり謙遜された部分もあることを申し添えます。

 

*****************************

米田副院長先生御侍史

この度は、先生には所謂、「神の手」の力により私の母の余命を伸ばして下さり、

心より感謝申し上げる次第です。

**日19時頃、無事鹿児島に帰宅致しました。

先生始め、心外科各Dr.及び病棟staffの皆様には、術前中後、そして本日の退院に至るまで、大変お世話になりました。

 

(臨床所見やデータ、中略)

先生から戴いた生まれ変わった母の命を大事にして参りたいと存じます。

先生ともなれば、私のような田舎の町医者とは違い、患者さんの為に大変ご多忙でprivacyの少ない時間を御過ごしの御様子。

同じ?医師でありながら、ゴルフに興じていた自分を恥じる契機ともなり、又、私とは技量のレベルの違いを痛感したこの6週間でもありました。

 

*月** 日には、先生の外来に必ずや受診に参りますので、その節は、何卒、宜しくお願い申し上げます。

H21年5月30日

*****************************

米田副院長先生御侍史

先生のお力によって母の余命への絶望を希望に変えて下さり、心より感謝申し上げている処です。

私にとって、先生の様なスーパーDr.とこのようにmailや直接TELでにてお話しさせて戴くことは、恐れ多く大変有り難いことと感謝致しております。

 

さて、母ですが、基礎疾患により次第に体力が衰えてきていた状態での、今回の大手術でしたので、

術後の体力低下に加えて、腰痛等整形外科的症状や術創の痛みも時々あり、

未だ外出できるほどにはなっていませんが、徐々に可能になって行くもの思われます。

 

そして、きっと、「やはりあの時、思い切って名古屋まで行って先生の‘神の手’で手術して戴いてよかった」と実感できる日々が来るはずだと考えております。

というのも、先日、当方で検査をしてみたところ、(中略)、、と、うっ血性肝障害及び心不全の改善が診られている故です。

今後さらに、改善されるものと期待されます。

先生のお力のおかげだと改めて感謝申し上げているところです。

 

*月**日は、当院休診日を少しでも減らす(何しろ‘不況’なもので)為、日帰りとなりそうですが、

先生に元気になった母を御見せできること並びに先生に再度お会いできますことをお約束し又楽しみに致しております。

その節は、何卒宜しくお願い申し上げます。

H 21年6月8日


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お便り8 左室形成術の患者さん

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Sakura_b4年前に 冠動脈バイパス手術 と 左室形成術 を受けられた64歳男性の患者さんからのメールです。

当時は米田は京大病院にて仕事していましたので、この患者さんの手術も同病院で行いました。

 

左室形成術はクルマにたとえればエンジン本体を治す手術です。

テレビ等で有名になったバチスタ手術もこの左室形成術のひとつです。

細心の注意のもとでの大きな手術を乗り越えられ、現在もますます元気で前向きな生活を送っておられることをうれしく思います。

患者さんのご厚意で、実名記載させていただきました。

 

 

 

***********************************

2009.5.

米田正始 先生  西村國男です。

メールを頂きまして、ありがとうございます、最近チョット太り気味ですが元気に暮らしています。昨夜はある会合とパーティがあり、少々チドリに変身して帰りました。

私、まもなく、65歳、60歳に続き、第二回目の定年、ひとつの区切りをつける日が近づいています、同年齢の連中が、隠居生活や、この世を去る人が出始めた中、私は20~30歳代の気持ちで生きています、相手は嫌がるかもしれませんが、できるだけ若い人たちのグループに交じり合い遊ぶ努力をしています。

あの手術の前後に、NHKテレビの生中継番組で毎朝、「最長片道切符 列島横断鉄道12000キロの旅」を放送していました、旅の好きな私、その放送の録画を見直すことが幾度かあります、そして、テレビ画面を見ながら、この放送の時に手術室、集中治療室、そしてあの病室に居たんだな、など思い出しています。

今も、病院で体の経過を診てもらっています、先生は「**」先生から「**」先生に交わられました。

自動車でいえはエンジンをオーバーホールして、軽やかに走っている気持ちです、心臓のスケッチを画かれ、バイパスと左室形成をするのだと説明していただいた様子、回診のときのお話、昨日のように覚えています、幾度御礼を言っても、言い過ぎてはないと思っています、この世に生まれ、一度の人生の手助けをしていただいたことの感謝は、永遠に忘れるものではありません。

ホームページに掲載の件、もちろんオーケーです、別に名前は伏せてもらわなくても、実名で掲載していただい結構です、心臓病の皆様のお役に立つようなら、何なりとお使いください。また、必要ならば、私の経験談も書いてもよいと思っています。

そして、検診にも、先生の病院にお伺いしたいと思っています、その折にはどうぞよろしく、お願い申し上げます。

先生の今後の、ご活躍を、お祈り申しあけます。

******************************

2008.1.

米田正始 先生へ

私、土曜日の集まり(註:米田の患者さんの会)で参加いたしました、西村國男でございます、先生には大変お世話になりました、そして、元気になり誠に感謝しております。

私は、4年前の平成16年のゴールデンウィーク明け1番に、バイパス手術と心臓肥大部分の削除をしていただき、今、こうして元気にすごしています。

そして、病院の中での話を耳にし、心配しておりましたところ、一昨日の集まりを知り、駆けつけさせていただきました。

先生の近況を知り、安心しております、新しいロケーションでの活躍をお祈りしております。

そして、いつの日か京都に帰られることを、期待しております。

電子メールで失礼ではございますが、命を救ってくださった御礼を申し上げたく、メールをおくらせていただきました。

2008.1. (追伸)

米田 先生

早速の、お返事ありがとうございます、あの手術のあと、仕事で行く、5階建ての公団住宅で、今まで、3階で休憩していたのが、一気に5階まで登れるようになり、今もその状態です、本当に調子よくなっています、最近の検診でも特に異常は無いそうです。

この人生で感謝することは、幾度かありましたが、先生に出会ったことが人生最高の感謝です、本当にありがとうございました、この再会を機会に今後とも本当によろしくお願い申し上げます

 

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お便り7 感染性心内膜炎(IE)の患者さん

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Katabami_b関西在住の60代の女性で、弁膜症と 感染性心内膜炎(IE) のためハートセンターへ転院、手術を受け、元気に退院されました。

 

感染性心内膜炎(IE)はひとつ間違うとばい菌の感染そのものだけでなく、脳梗塞や心不全などのためいのちにかかわる重病です。

迅速で的確な治療が必要です。

 

以下はそのご家族からのメールとご本人さまからの絵葉書きの内容です。

絵葉書ゆえ簡略なお手紙ですが、ご相談を受けた時の患者さんの状態やご心境を想い出し、ホントによく頑張ってくださいましたねと、熱いものが込み上げてきます。

********************

(ご家族からのメールです)

米田 正始先生、

いつもお世話になっております。
このたびは、母が貴センターにて大変お世話になり、誠にありがとうございました。
米田先生、北村先生、深谷先生をはじめ、ハートセンターの皆様のご尽力のお陰で、先日無事に退院することができました。
家族一同、心からの喜びを感じるとともに、先生方とスタッフの皆様への感謝の気持で一杯です。

何よりもありがたく感じておりますのは、昨年末にセカンドオピニオンをお伺いしました折、突然のお願いにも関わらず、迅速なお返事と的確なご意見をいただきましたこと、
また、今年の初めに、休暇中でいらっしゃったにもかかわらず、京都にてご面会いただき、丁寧なご説明をいただいたことでございます。

貴センターへの転院は、本人にとっても家族にとっても大きな決断でしたが、本当に良い決断であったと安堵するとともに、先生のご助言に改めて深い感謝の念を抱いています。

このたびの母の入院を通して、手術や入院に際してお医者様からの説明をきちんと受けることの大切さ、また、お医者様に対して信頼を抱くということの大切さについて、改めて考えさせられました。

今後とも、外来でお世話になるかと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

改めまして、心よりお礼申し上げます。
時節柄、どうぞご自愛くださいませ。

またいつか、お目にかかれます日を楽しみに致しております。

草々

2009.2.

(絵葉書のメッセージ、ご家族から)

米田先生

母の手術に際しましては
先生のとても親身かつ迅速なご判断・ご対処を
本当にありがとうございました
心より御礼申し上げます。

(絵葉書のメッセージ、ご本人から)
本当にありがとうございました。
私は、ほとんど毎日泣いていたような気が致します。
そんな中、米田先生の笑顔とともに、ご説明や暖かいお言葉を聞くと、とても安心いたしました。
お陰さまにて回復させて戴き、
心から御礼申し上げます。

2009.3.

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お便り 6 大動脈弁置換術等の患者さん

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Il004_momiji患者さんは86歳男性で狭心症と弁膜症大動脈弁狭窄症)のため冠動脈バイパス手術 と 大動脈弁置換術 をハートセンターにて行いました。

 

大動脈弁置換術そのものは心臓手術の中でも一番シンプルな部類に入るのですが、

複数の手術を行うことに加えて、比較的ご高齢で、もともと心臓機能が落ち、腎臓も血管もお悪かったため工夫を要しました。

しかし患者さんとのチームワークも良く、順調に回復していただき、お元気に退院されました。

 

その直後、患者さんの奥様にも難しい病気が発見され、

米田がご相談をお受けし、その領域で信頼できる名医をご紹介し、奥様も軽快退院されました。

 

以下のお便りはその患者さんご夫婦の娘さんから頂いたメールです。

患者さんご本人だけでなく、その奥様の治療にもお役に立てたとすれば医者冥利につきることでうれしく思いました。

***************************

米田先生

先生、こんにちは!


5月も末に近づき、もうすっかり初夏の陽気になりました。


少し動くと家の中に居てさえ、薄っすらと汗が出るほどです。

(中略)

今回、母の手術ができて、腫瘍が切除できたことは、


父の心臓の手術を先生に執刀していただき、私が先生に


お会いしていたこと。また、先生がHPを持っていらして、


そのHPとハートセンターのHPの中に書かれている


先生のお考えを読ませていただいて、無謀ながらお願いできる


かも知れないと私が思ったからです。

 

現在87才の父でさえ、8時間半に渡る手術に耐え、翌々日から、


自分でトイレに行き、そして、今は週6日は夕食に中瓶1本半


のビールを楽しみ、週1回か2週に1回はサウナへ行く生活を


送っています。


そんなに元気になれたのは、本人の努力もありますが、先生に


手術していただいたお陰に外なりません。

 

それぞれ考え方もあり、一概には言えませんが、ただ決心が


つかないだけならば、若い方なら特に、手術で治る可能性の


ある病であれば、長く辛い思いをして病院通いをしたり、体を


騙し騙しして生活しているより手術をして、健康に生きる方が


どれだけ良いか分からないと私も思います。

 

先生からのメール、大変嬉しく、重ねてお礼申し上げます。


(中略)

 

では、お元気でお過ごしください。

(2009年5月)Carnation_2

 

************以下はその患者さんの娘さんのブログからの引用です。お役に立ててうれしいかぎりです***********

 

母のシーズン
季節の花便りと私の母のことMarch 2009

2009年03月19日
エリカの花咲く道

母が行く散歩道は、この近くでも私の知らない所がたくさんあります。


横浜はUP、DOWNが多いので、すぐ近くでも急な坂道を登ったり、階段があったりで、私は余り行ったことがないのです。


この花は、家の裏手にあり、海の見える大変景色の良い道の途中に咲いています。

 

いつも、抗がん治療に入る前日に採血をして、治療ができる状態かどうかを診断してもらいますが、2/27(金)からの入院治療のために2/26日に採血をしたところ、白血球が少ないので翌日からの治療を見合すという連絡が入りました。そして、翌朝の体温が 37.5℃ 以上あったら来院くださいと言われていたので、体温を測ったところ 37.2℃ あり、念のために病院へ行き診察をしてもらうと、発熱性好中球減少症という診断でした。


これは手のしびれと同じ オキサリプラチン(5-FU) による”骨髄抑制”と呼ばれる副作用で、白血球の減少により抵抗力が低下して感染症にかかりやすくなります。
そこで、その日の午後から入院をして3日間白血球を増加させる治療をすることになりました。

母が一生懸命前向きにがんと闘っているのに、それを阻むようなストレスがあり、名古屋でゆっくりした気分でいられない事を考えるにつけ、できればこちらで抗がん治療を受けられないものかと思案します。

FOLFOX にしろ FOLFIRI にしろ抗がん治療のお薬は大変高価で、治療のために母が三日間入院すると病院は、お薬代だけでも赤字になるそうです。
入院にかかる費用は、お薬代だけではなく勿論人件費など諸費用もかかりますので、赤字の額は相当なものでしょう。


そういう事情もあって、こちらで新しい病院を探しても受け入れてもらえるかどうかは、難しい問題です。

一方、母より7才年上の高齢の父が、心臓の大動脈を含む手術に成功したことを考え、大動脈の近くだから切除できない(これは実際には、違っていました**)と言われている母の腫瘍も取れるのではないかという思いが私の中で膨らんできました。

そこで、藁をもつかむ思いで、無謀とは知りつつ、母のことを心臓外科医である父の主治医の先生にご相談してみました。


大変お心の広い方で、父の手術の折に一度お会いしただけのほぼ見ず知らずの私の、それも専門外の相談に快く応じてくださり、名古屋にいらっしゃるお知り合いの大腸がんの権威であるお医者さまをご紹介くださいました。

**検査の結果、腫瘍の切除が不可と判断された理由は、腸が仙骨に癒着していて可動しないためだったようです。

追記:


お願いをしてリンクさせていただいた「心臓外科医の写真紀行記」は、
“ハートセンター” の米田正始先生のHPです。


父の心臓手術をご執刀いただき、母の先生をご紹介くださいました。
米田先生には、両親共々、心より感謝しています。


この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

http://blog.livedoor.jp/sachi1929/archives/cat_34454.html

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お便り 5 僧帽弁再置換術の患者さん

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Himawari_b患者さんは関西在住の70代男性です。

かつて他病院で2度の心臓手術を受けておられますが、

昔、僧帽弁に植え込まれた人工弁が血栓のため機能不全を起こして

心不全・溶血(血液が壊れて障害がおこります)・腎不全の状態となりました。

 

このままでは命が危ない状態でしたが、

地元の病院で手術は危険と言われてネットで調べてハートセンターへ来られました。

2009年2月に再手術(僧帽弁再置換術)を行い軽快退院されました。

 

僧帽弁再置換術は通常の弁置換手術と比べるといくつかの注意点があります。

しかしこれに慣れた心臓外科医にとってはそう難しいものではありません。

それよりも手術前に全身が衰弱しているという問題があり、しかも3度目の手術ということで単なる僧帽弁再置換術よりも要注意でした。

 

その患者さんの娘さんからのお礼のメールです。

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米田先生御机下

父が大変お世話になり、無事に退院させて頂いたにもかかわらずお礼が遅れて申し訳ありませんでした。

退院後には徐々に体力も回復してきて、電話の度に「楽になった、先生のおかげで命拾いできた。」と喜びの声を聞くことができています。退院後の受診も無事に済み安心しております。

趣味の車の運転も12月頃より出来なくなってきていましたが、(術後の)受診後より少しずつ母親とドライブに出かけているようです。また8月には、初めての孫の結婚式にも元気な姿で出席することができそうです、

昨年の暮れの状況から考えると、先生のご助言のおかげで、あっという間に時間が経過し今があるのが奇跡のようです。

本当に有難うございました。出来るだけ長くフォローをお願いしたいと思っておりますので今後ともよろしくお願いいたします。 今後も先生のご健康とご活躍をお祈りしております。

 

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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お便り 4 虚血性心筋症の患者さん

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Asagao_b3年半前に虚血性心筋症(心筋梗塞などのあと強い心不全が起こる状態です)に対して冠動脈バイパス手術 と 左室形成術(バチスタ手術と同じタイプの手術です)を受けて頂いた患者さんからのメールです。

当時米田は京大病院に勤務しておりましたので手術も京大病院で行いました。

虚血性心筋症は原因が虚血でも結果的には拡張型心筋症となり、心臓のパワー不足が問題となります。

手術前はずいぶん悪い状態でしたが、心臓の機能回復は著明で、

お元気になられた患者さんの姿を拝見しますと私たちも本当に勇気づけられたものです。

 

昨今は虚血性心筋症だけでなく状態が悪い患者さんや重症の患者さんの手術や治療を手控えることを安全管理と勘違いする病院が全国的に増えました。

しかしそれは患者さんのための安全管理とは言えないと思います。断られた患者さんは死んでいくしか道がないからです。

多数の重症の患者さんが大きな手術のあと、長年月元気に人間らしく暮らしておられることがこの治療の大切さを物語っています。

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米田正始 先生

 

寒中お見舞い申し上げます。


私は2005年10月に京大病院で先生の執刀により、左室形成術僧帽弁三尖弁の弁輪形成術、冠動脈バイパス術を同時に受けさせていただき、一命を取り留めさせていただきました**と申します。

 

現在は、最初に入院した病院でフォローの診察を受けておりますが、お蔭様で順調に回復し(駆出率 55%、07年12月)、2ヶ月に一度の通院と利尿剤・ワーファリンの服用だけで、元気に過ごしております。

 

昨春からは勤務先で小さいですが研究所の所長に就任し、若い人に負けないよう研究開発に明け暮れています。

 

先生と京大病院との一件は少し遅れて知り、署名活動も終了間際にほんの少ししかお手伝いできませんでした。
(中略)。

 

ずいぶん遅きに失するの感はありますが、あらためて御礼をさせていただくとともに、 今後も私のような重症患者の救命にご尽力いただけますようお願い申し上げます。


私も先生と同じ年の生まれで、梗塞を起こしたのは50歳の秋でした。

長期の開発プロジェクトが山場になっていたのと、新しい研究開発担当役員との軋轢で、
何とか結果を出さなければと、休みもほとんど家に居ないような働き方をしていました。


あとから考えれば、この時にもう少し体をいたわるような動き方をしていれば、避けられていたのかもしれません。その年の春の定期健診では循環器関係は異常なしで、何の用心もしていなかった中での突然の降板宣告でしたから、入院した当初は言葉では表現のしようの無い精神状態でどうしようもありませんでした。


先生のお陰で再チャレンジの機会を与えられ、「生かされている」自分を大事にしながら、
以前のようにがむしゃらにやるのではなく、若い人に成功体験を積ませながら、次の世代の人たちに何が残せるかを考えて仕事をしていきたいと思っています。

ながながと綴ってしまいました。申し訳ありません。
向寒の折、先生自身もご無理をなさらずにご自愛ください。

遅ればせながら御礼と近況報告まで。


********** そのあとまたメールを頂きました **********

米田先生


ご無沙汰しております。
(中略)

見た限りでは、私が心臓の大手術をしたようには見えないらしく、
事情を知らない人は、お構いなしに無理難題を押し付けてくれますので、
それはそれなりに困るのですが・・・。


今年の冬は昨年、一昨年に比べて随分楽に過ごせました。
毎年毎年、徐々に体力が戻っているのを実感します。

階段を駆け上がったりするのでなけれは、特別に不自由を感じることもありません。
実は、このメールも東京の主張先から発信しております。


現在の私がこのように第一線で居られるのも、ひとえに米田先生のお陰です。
誠にありがとうございました。

また、私のような人が不幸にしておられたら、是非、人生の再チャレンジができるように、
先生のご尽力をお願い申し上げます。

 

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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