お便り80: 困難な状態から再手術を乗り切った患者さん

Pocket 心臓手術のなかでも再手術はさまざまな注意が必要です。 単に弁を治すだけではなく、壊れた全身を守り助けながら、周囲の組織とくっついた心臓をきれいにはがし出して、そのうえで心臓の中を治すことが必要です。 以下の […]

お便り79 バルサルバ洞瘤の再破裂

Pocketバルサルバ洞破裂は大人の心臓病としてはそう多くはありませんが、修復に注意を要することが多々あります。 . たとえば大動脈弁が壊れつつあるときとか、右房や右室での修復に注意を要するときとか、さまざまな盲点があり […]

お便り78 ベントール手術をミックスで受けられた患者さん

Pocket大動脈基部拡張症は心臓手術のなかでも大きめの手術が必要です。 なにしろ伸びきった大動脈の根っこ部分を人工血管で置き換え、左と右の冠動脈の入口部分をいったん切り離し、それを人工血管にぬいつけ、そして大動脈弁を形 […]

お便り77 大動脈弁狭窄症のエホバ証人の患者さん

Pocketエホバの証人の患者さんは信仰上の理由から輸血ができません。 一般の方々には不思議なことのように感じられるかも知れませんが、信者さんにとってはいのちがけの、大切なことです。 私たちは信仰の自由を尊重し、輸血なし […]

第10回患者さんの会のご報告と御礼

Pocketこの11月18日(日曜日)に京都駅前のキャンパスプラザにて第10回、患者さんの会を開催して戴きました。 行楽シーズンの日曜日にもかかわらず、60数名の方々にご参加いただき懐かしい皆さんと旧交を温めたり、新しい […]

お便り76 下行大動脈瘤の患者さん

Pocket下行大動脈瘤の治療にはステントグラフト、略称EVAR(エーバー)をもちいて、なるべく切らずに治すようにしています。 その場合、足の付け根の動脈などから折りたたんだ人工血管を入れて、下行大動脈瘤まで進め、そこで […]

お便り75 大動脈弁置換術の複雑な再手術を乗り越えた患者さん

Pocket弁置換手術の際に生体弁が広くつかわれるようになり、その後長年月たってから再手術する機会も増えました。 患者さんは三重県在住の80歳男性で、10年まえに他病院で生体弁での大動脈弁置換術を受けられました。 1年前 […]

お便り74 ポートアクセス法で僧帽弁形成術とメイズ手術を受けた患者さん

Pocket   僧帽弁形成術は僧帽弁閉鎖不全症の患者さんを長期にわたって守る、優れた手術法です。 なかでもポートアクセス法による、小さい創で骨も切らずに行うミックス手術(低侵襲手術)は、患者さんの社会復帰が早 […]

お便り73 リウマチ性連合弁膜症と心房細動をミックス法手術で克服

Pocketリウマチ性の弁膜症は通常の年齢性の弁膜症と比べて弁の変化・変形が強く起こります。そのため弁形成にもそれ相応の経験と戦略が必要となります。 患者さんは69歳の女性で、的確な心臓手術をもとめて千葉県から来られまし […]

お便り72 二弁置換とメイズ手術をミックス法で受けた患者さん

Pocketミックス手術つまり小さい皮膚の創で患者さんへの負担が少ない、小切開低侵襲手術はこれまでのところ、限られた数の病院で、しかも一部の比較的簡単な心臓手術にしか使われていないという傾向があります。 たしかにミックス […]