第二回患者さんの会への御礼とご報告

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昨日1月19日土曜日に京都四条河原町のレストランにて「米田先生を囲む会」を開いていただきました。どちらかといえばこじんまりと自然体でひざをつきあわせて歓談する会の予定だったようですが、ふたを開けると50名を超える多数の患者さんたちにご出席いただき、さまざまなご質問やご意見をいただきありがとうございました。心臓血管外科手術後の患者さんに焦点を絞った「冬の過ごし方」について簡単にお話させて戴きましたが、勉強になったと言っていただきうれしく思います。最近テレビなどでも話題になっているパンデミック(新型インフルエンザウィルスが発生すれば全国で百万人単位の方が亡くなる恐れ)に対して、何か少しでもできることがあればとお話させていただきましたが、関心を持っていただき何よりです。今から皆で心の準備をしておけばそれなりのことはあると思います。
次回は2008年4月26日(土曜日)に開催していただけるとのことで、またお会いできるのを楽しみにしております。次回は最近普及めざましいAEDのミニ講習会もやることを考えております。ハートセンターに指導プロがおり、応援をいただいて面白く実りあるものにするつもりです。

それでは冬を健康かつ楽しく過ごして戴ければ幸いです。このたびはありがとうございました。

平成20年1月22日

米田正始 拝

追伸:今回の会に参加できなかった方に、もしご希望がありましたら上記「冬のすごしかた」の配布資料をお送りいたします。このウェブ経由かメールででも私宛ご連絡下さい。

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熱心に聴き質問される患者さんたちと米田

 

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心臓手術のお問い合わせはこちら

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患者さんからのお便りのページへ

 

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。

米田正始関係のメディア報道 (抜粋)

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212937454(メディアの方々へ:取材・執筆などのお問い合わせは zeek-m@bf7.so-net.ne.jp までどうぞ)

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またテレビ番組(心臓手術のスーパードクターその他)やウェブ等で放送あるいは掲載された内容はリンクのページをご参照下さい。その一部は以下で観ることができます。

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お問い合わせはこちら

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【WEBサイトやホームページで紹介されたもの】(抜粋)

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 テレビこれが世界のスーパードク ター4!天才名医仰天テクニック完全公開スペシャル!!のトラックバック(注意: ビデオは京大病院勤務時代のものです。米田は現在は仁泉会病院にて外来を、医誠会病院にて手術と外来をしております。ご希望が多いためUpして戴きました)

  

TBSのHPにて スーパードクター4 の特集で米田正始の手術が紹介されました。心筋梗塞後の重症虚血性心筋症と虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する左室形成術・僧帽弁形成術・冠動脈バイパス手術などを含めて患者さん目線でドキュメント報道されました

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Gum06_sy02041-s朝日テレビ水曜スペシャル 5月12日「救命救急~生命の最前線~」 重症心不全の患者さんの手術と回復をドキュメント報道されました。通常の冠動脈バイパス手術よりはるかに危険性が高い手術を任せていただき、4つの手術(左室形成術、僧帽弁形成術、冠動脈バイパス手術、不整脈手術)を無事完遂でき、患者さんのお気持ちに応えられたことは無上の喜びです。京大病院時代の放送です。

 

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Sick_32たけしの本当は怖い家庭の医学 診察日:2006年8月22日 で紹介され ました。米田正始が当時京大病院で実施していた bFGF再生治療が報告されま した。この方法は2009年に有望との評価を受け京大探索医療センターの正式プロジェクトになりました。これから医誠会病院あるいは関連施設で予定中です。

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スーパードクター(日本の名医).COM  心臓弁膜症のゴッドハンドとして紹介戴きました

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日本ilm09_ak02018-sの名医NAVI 心臓外科の名医リスト で紹介されました。高の原中央病院に勤務していたころの記事です

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NAVERまとめ 心臓病と闘う!日本の心臓血管外科の名医のひとりとして紹介されました

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口コミ情報ブログ スーパードクター 世界の天才日本人名医情報 で紹介されました。当時は豊橋ハートセンターなどに勤務していました。

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東海テレビ・スタイルプラスにて心臓外科のスーパードクター、断らない医療として米田正始が紹介されました(2012年)。米田は現在は大阪の医誠会病院で手術と外来を、仁泉会病院にて外来と心臓リハビリを行っています。


 

 

遥かなる想い スーパードクター にて紹介されました

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全国病院ランキング&名医情報: 口コミで評判の心臓弁膜症の名医 にて紹介されました。当時は京大病院で勤務していました

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名医navi-Japan にて紹介されました。当時は名古屋ハートセンターにおりました。

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心臓の病気の原因追求と対策 サイトにて心臓弁膜症 名医 のひとりとして名古屋ハートセンター・豊橋ハートセンターとともに紹介されました

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全国有名病院・おすすめ病院NAVI: 狭心症・心筋梗塞の名医と言われているドクター にて紹介されました。当時は名古屋ハートセンターで勤務しておりました。

雑誌の新聞(名医ガイド)で米田正始(当時は名古屋ハートセンター)が紹介されました。

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最新!正しい病院・医者選びのサイトで心臓病(心臓外科手術)の名医のひとりとして紹介されました。

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名医が見つかる医療・ 健康情報サイト: ホスQ にて冠動脈バイパス手術等の実 力派として紹介されました。また心臓弁膜症(下) の領域でも名医として紹介されました。なおこの記事は京大病院勤務時代のもので、現在 米田は「医誠会病院と仁泉会病院」にて仕事をしています

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日本の名医 30人の肖像 で、米田正始 が紹介されました(京大病院在職当時)

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心臓弁膜症サイト の「コラム」欄の第2回と第3回に米田が指導した手術事例のお話が掲載されています。ボクサーの若者がリング復帰をかけて闘病した記録です

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冠状動脈バイパス手術名医リンク で名医の ひとりとして推薦されました (註:当時米田は京都大学病院に勤務して いました。現在は「医誠会病院と仁泉会病院」で仕事をしています)

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ロボットとLSH_1
私たちは弁の形成術(人工弁にならずに済みます)だけでなく傷跡が小さく目立たない、骨も切らないLSHのMICSによる弁形成術にちからを入れています

心臓弁膜症の手術の名医がいる病院 (註:米田正始は現在大阪府で仕事しています)

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最新医療情報 共同通信社 見直される心臓縮小手術、 改良重ね治療成績向上 日本発の技術、世界へ(註:米田正始は当時京大病院にいたため京大病院として紹介されています)

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日刊スポーツブログ  2006.2.拡張型と肥満型の2タイプ で、米田が紹介されました。(註:米田は現在は 医誠会病院などで仕事をしています)

共同通信社の 最新医療情報 で、米田が開発したbFGF再生医 療が紹介されました(京大病院在職当時)

明日の日本の産業を支 える人材を育てる 化学工学会 経営ゼミナール で、一心臓外科医としての努力を講演しました

Hospital Ranking Net 最新!正しい病院・医者選び にて心臓病(心臓外科手術)の名医のひとりとして紹介されました。米田正始が名古屋ハートセンター在職中のものです。

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長野県でAki_0347の心臓手術取り止め事 件 で、心臓外科の質を維持する米田正始の持論が紹介されました

偏差値じゃない!中学受験 東大寺学園 で紹介されました

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中日新聞HP 愛知の病院〈7〉 名古屋ハートセンター 名古屋市 が紹介されました。当時米田正始は同センター副院長として指揮を取っていました。

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Top Brain トップ・ブレインに掲載されました

第25回冠不全研究会での米田正始の講演が動画配信されています。159119567日本におけるPCIとCABGの比率について論じています。今なおホットな議論が行われている領域です。

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 ドクターズガイドにて日本の主な心臓血管外科医のひとりとして紹介されました。

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President Online: 発表!医師が選んだスーパードクター にて、一覧表の中で紹介されました。当時は名古屋ハートセンターで勤務しておりました。

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【テレビ、ラジオ、新聞、週刊誌、雑誌などで紹介されたもの】

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【2014年】(抜粋)

平成26年9月18日発 140225476行 東京スポーツ、大阪スポーツ 名医の診察室に畏友、太田剛弘・かんさいハートセンター副センター長が紹介されました。

内科と外科との垣根なし
心臓弁膜症の推定患者数は200万人

 

平成26年9月11日発行 東京スポーツ、大阪スポーツ 名医の診察室に米田正始が紹介されました。

重症患者の最期の砦、大学病院でも手に負えない心臓救う神の手
日本で数人の技
手術痕の小さいMICS法を開発
閉塞性動脈硬化症(ASO) など

 

平成26年3月10日発行 奈良新 145149016聞 第30回市民公開健康講座 最新の心臓手術と科学的ダイエット

紙面のほぼ1ページを割いて講演内容を掲載して戴きました。これからメタボや心臓病の克服に向けてさらにお役に立ちたいものです。

野菜はからだに良いのですが、脂っこいものや肉なども上手に食べれば大丈夫なのです


平成26年2月10日発行 メンバーズクラブ 2014 No.67 春 NHK文化センター

誌上再録 名古屋教室12月8日開催 このままでは危ない! 心臓病と科学的ダイエット

NHK文化センターでの講演をコンパクトにまとめて再録されたものです。より多くの方々の健康増進や安全のお役に立てればと思います。

 

2014年1月発行 さわやか高の原 2014年冬号から

夢に終わりはありません――かんさいハートセンター、まず心臓血管外科開設へ

心臓外科開設のエッセイが掲載されました。心臓手術で患者さんをお助けする、それに人生を賭けたいという想いでこれまで歩んで参りました。

 

【2013年】(抜粋)

2013年12月19日発行 奈良新聞

市民公開健康講座「心臓手術と科学的ダイエット」の紹介記事です。

より多くの方々の健康や心臓病の克服へ向けてお役に立てれば幸いです。

 

2013年12月1日発行 月刊奈良12月号
奈良県庁米田正始・高の原中央病院かんさいハートセンター院長が荒井正吾 県知事を表敬訪問

郷里奈良県で断らない医療を推進し、県の社会福祉・保健行政にお役に立ちたい旨をお話しました。メディアがそれを取り上げてくれました。

民間は民間の立場から、その特長を活かして地域医療にお役に立つものと思います。なかでも足腰の強さ、臨機応変に動ける柔軟さは心臓血管外科や循環器科のようなスピードを求められる領域で社会貢献しやすいでしょう。

何だか話が弾んで予定の3倍も長居して知事さんの昼食の時間を削ってしまう形になってしまいました。後で反省してしまいました。


2013年11月9日発行 技術評論社 
正しく
Cover4-2知る糖質制限~科学でひも解くゆるや かな糖質制限~ NPO法人日本ローカーボ食研究会

科学的、医学的に正しい糖質制限食の本を世に出して、これまでのあやまった、有害な糖質制限食をもっと意義あるものにしようとした画期的な本です。

発売と同時に医学部の生協書籍部などにも横積みされたそうで、内容的には医学書としても通用するレベルと評価されています。

幅広い医療者や患者さん、健康愛好家の方々にも読んで頂けるよう、なるべく読みやすくわかりやすくしました。

米田正始は心臓手術関係のページと糖質制限食の展望のところを執筆・共著しています。

素晴らしい仲間と楽しく汗を流せたことを感謝しています。

 

 

2013年10月20日発行 奈良新聞記事 「地域医療 連携さらに 高の原中央病院 医師の講演や懇親会

高の原中央病院かんさいハートセンターの病診連携の会で講演したところ、奈良新聞にて報道・掲載されました。

 

2013年9月10日発行 文春文庫 老後の健IMG_1860b康 医者だけが知っている新しい常識

「健康は第一の富である」(RWエマーソン)—―だからこそ健康をめぐる情報は玉石混交。「どうやって名医を見つければいいのか?」「何が長寿と短命を分けるのか?」「がん検診は無意味?」「一日何食が正解?」 etc ・・・・・誰もが抱く素朴な疑問を第一線の名医たちが一刀両断で解決。大きな文字で大好評の「老後」シリーズ第三弾!

「高血圧」医師の診断は気にしなくていい・腸内細菌が寿命を決める!・がんは本当に減り始めている・アルツハイマーにはココナッツオイルが効く・日本を蝕む「新・生活習慣病」とは?・痛風は「ビール」で治せる!・高齢者は「粗食信仰」に騙されるな!・肩こり、腰痛は心が生み出す

雑誌「文芸春秋」5月号に掲載された特集が好評のため単行本になりました。よろしければご一読下さい。

 

2013年4月12日発行 ドクターズガイド 時事通信出版局

治せる医IMG_1701師を本気で探す  

身近な慢性疾患を中心とした72の疾病について、各専門学会のトップやガイドライン作成者、その分野をリードする専門医に聞き取り調査を行い、疾病の解説と医師選びのポイント、国内を代表する861人の専門医を紹介。病気を本気で治したい人必見の医師ガイド。

この中の狭心症・心筋梗塞のセクションで、順天堂大学の天野篤先生、須磨ハートクリニックの須磨久善先生、榊原記念病院の高梨秀一郎先生、金沢大学の渡邊剛先生、小倉記念病院の横井宏佳先生らとともに紹介されました。

 

2013年5月1日発行 文芸春秋 5月号

大型特集 16人の医師だけが知っている
医療と健康の常識を疑え

90歳を超えてもできる手術 米田正始・福永哲

「かつては70歳を超える患者を手術するのは無謀だと言われていた。ところが平均寿命が、女性86歳、男性79歳の現在、80歳代の手術は当たり前で、90歳を超えていても、条件さえクリアできていれば、手術は可能だという。日本のトップクラスの外科医である米田正始医師(心臓外科)と福永哲医師(消化器外科)に心臓病とがんの手術について聞いた。」

ご高齢でも患者さんにとって意義のある毎日が取り戻せるのであれば、心臓手術は有意義ですし、また安全にできることが増えました。こうしたことを取材して頂きました。ご参考になれば幸いです。

 

【2012年】(抜粋)IMG_1135

2012年9月3日発行 PRESIDENTプレジデント 2012.9.3.号(プレジデント社)

2012年決定版 病院、介護、大往 生! 全解決帖

 

発表!医師が選んだ スーパードクター322人 がん、脳卒中、心疾患、COPD・・・「わが町の腕利き」を探せ

にて米田正始が心臓手術の代表的外科医20名のひとりとして掲載されました

 

2012年6月3日  東海テレビ スタイルプラス 

にて米田正始が紹介されました。小さい創で患者さんにやさしいミックス手術(MICS東海テレビスタイルプラス東海仕事人列伝2012Jun03手術、ポートアクセス法)なども紹介予定でしたが時間の都合で主に断らない医療が中心となりました:

名古屋市東区に循環器疾患、
特に心臓病全般の治療を専門に行う病院・名古屋ハートセンター。

世界中で3000例以上の心臓外科手術の執刀経験があり、

心臓弁の弁形成や冠動脈バイパス手術など、

難易度の高い手術をこなす彼の信条は、「断らない医療」。

命の現場で戦い続ける心臓外科医の情熱に迫る。


(註:米田正始は現在、医誠会病院と仁泉会病院の心臓血管外科に勤務しております)

 

2012年 「いい病院」への挑戦 患者のためにできること only oHP用◎カバー+帯ne hospital in the world 宗田理、宗田律 角川フォレスタ

この第4章 スーパードクターが集まる病院 で心臓外科医・米田正始が紹介されました。著者のご厚意にて一部転載いたします。 

 海外修業で築き上げた「神の手」

母校・京都大学との泥沼のたたかい

医師の一分

断らない、待たせない、温かい

外科医の資質

メディアウォッチ100 第129号 2012.1.6. 特別リポート 野放し状態の”危ない”心臓外科専門医――団塊世代が狙われている――(上)

これでいいのか日本の心臓手術体制 石岡荘十

米田正始のコメントが紹介されました。現在の専門医制度では患者さんを守りきれないことが真剣に議論されています。

【2011年】(抜粋)

The Heart Today 2011(メディカルトリビューン社) 第59回日本心臓病学会学術集会の特集で米田正始ら名古屋ハートセンター心臓外科と川崎医大循環器チーム(吉田清教授)の共同研究の発表(尾長谷喜久子先生)が紹介されました。

パネルディスカッション2「最新の弁膜症治療:外科治療からカテーテル治療まで」(座長 澤芳樹氏(大阪大学)と尾辻豊氏(産業医大))

大きく変貌した心臓弁膜症の治療 (中略)尾長谷氏は、機能性僧帽弁閉鎖不全症に対するBileaflet Optimization(前尖、後尖を支持する乳頭筋のヘッドをともに生理的方向に転移させる術式)で、収縮期と拡張期の後尖のテザリングを回避できることを示唆。

 

【2010年】(抜粋)

Photo2010年12月13日発行 PRESIDENT プレジデント 2011.1.3.号(プレジデント社) 最新「全国1607病院」実力ランキング公開 間違いだらけ!病院・医者選び

特集:名医が太鼓判「わが町の腕利き」300人図鑑 にて、虚血性心疾患手術(バイパス手術や心筋梗塞、二次的弁膜症などの手術)の項目で米田正始は日本の心臓外科名医20人の一人として選ばれました

また「難度の高い症例も「勝てるなら受ける」」の項で、「患者を断らない、待たせない、温かい」ポリシーや死亡ゼロの手術成績とともにDavid-Komeda手術やインフォームドコンセント、ブラックジャックの話が記載されました。

Photo2010年12月11日 発行 JAMAA NPO法人日本マルファン協会会報
特集「米田正始先生を囲む会」にて米田の講演や質疑応答が掲載されました

内容:大動脈瘤について、大動脈解離について、手術について、弁膜症と治療について、自己弁形成(再建)と生体弁について、機械弁について、心房細動について、ステントグラフトについて、緊急時について、セカンドオピニオンについて、その他、参加者の感想(参加者のアンケートより)

Photo2010年5月31日発行 集中 6月号 (集中出版社) ドクター人脈記 第三回 京都大学医学部 の特集で米田正始が紹介されました

 

Photo2010年3月10日発行 週刊朝日MOOK 手術数でわかるいい病院2010 全国&地方別データブック 全国4961医療機関の手術数一覧  執刀医、治療医名リスト4030人 (朝日新聞出版) 地方別トップ病院中部のページにて、心臓病:専門病院が相次いでオープン、充実する中部地区の心臓病治療 の項目で名古屋ハートセンターが紹介されました。

Photo_92010年2月20日 中日新聞・「愛知の病院 つなごう医療」 欄にて名古屋ハートセンターが紹介されました。「心臓治療、地域と連携」という見出しで、名古屋エリアで心臓血管病の治療や救急医療を担っている姿が報道されました。(註:米田は現在、高の原中央病院かんさいハートセンターで勤務しております)

 

Photo_92010年1月28日 Medical Tribune誌 で「第23回日本冠疾患学会:外科内科合同シンポジウム「世界の大規模スタディーとその解釈・適応~ガイドラインを検証する(座長=帝京大学循環器内科・一色高明教授、名古屋ハートセンター・米田正始副院長(当時))」が報道されました。以下は見出しです:「~DES時代の冠血行再建~LMT複雑病変では依然CABG優位」「~慢性冠動脈疾患に対するPCI~予後改善目的では適応にならない」「~虚血性心筋症に対する左室形成術~十分な左室縮小図れば良好な予後」

Photo2009年12月発売 プレジデント President誌(プレジデント社) 2010.1.4.号 「病院、介護、葬式、墓 大百科!」の中の「医師が選ぶ、あなたの町の腕利き 313人大図鑑」にて日本の心臓外科手術の名医20名の一人として選ばれました。虚血性心疾患手術(バイパス手術や心筋梗塞、二次的弁膜症などの手術)で。

【2009年】(抜粋)

Photo2009年5月9日週刊現代:ニッポンの最先端医療、連載第10回 虚血性心疾患 講談社
患者さんにやさしいマルチスライスCT検査を行っている病院の一つとして名古屋ハートセンターと豊橋ハートセンターが紹介されました

【2008年】(抜粋)

Photo2008年 最強ドクターの奇跡  取材「とくダネ!」医療プロジェクト 扶桑社
推薦できる最強ドクター・心臓血管外科医の一人として豊橋ハートセンター(当時、現在は高の原中央病院かんさいハートセンター) 米田正始が紹介されました

Photo2008年12月月刊プレジデント誌 (プレジデント社)で米田正始が「日本の頼れる心臓外科医」のひとりとして紹介されました

Photo最新版 迷ったときの医者選び 東海 医療評価ガイド取材班」 角川SSコミュニケーションズ

「心臓や大血管の手術が必要だといわれたとき 外科手術について内科医師に聞くのも一法」というページで病院や医師の選び方を心臓外科医としてお話しました

Photo2008年 医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀  中村康生 編集 (ライフ企画)

米田正始と当時の京大チームが紹介されました。現在米田正始は医誠会病院および仁泉会病院の心臓血管外科で勤務しております。

 

【2007年】(抜粋)

 

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2007年12月18日 (ラジオ) おしゃべりハート第49回 心不全
http://www.heart-center.or.jp/jp/talk/20071218.html
心不全の症状・診断から治療、とくにテレビドラマ医龍や小説チームバチスタの栄光で有名になったバチスタ手術などの左室形成術や人工心臓までが説明されています。

Photo_42007年12月11日 (ラジオ) おしゃべりハート第48回 大動脈
http://www.heart-center.or.jp/jp/talk/20071211.html
大動脈瘤や大動脈解離(解離性大動脈瘤)の症状や治療が概説されています。

Photo_52007年12月4日 (ラジオ) おしゃべりハート第47回 狭心症
http://www.heart-center.or.jp/jp/talk/20071204.html
狭心症の症状から診断・予防・治療(バイパス手術など)までが解説されています。

Photo_62007年11月27日 (ラジオ) おしゃべりハート第46回 弁膜症と不整脈
http://www.heart-center.or.jp/jp/talk/20071127.html
心臓の弁膜症とその治療法とくに弁形成術などが解説されました。不整脈では心房細動の恐ろしさと効果的な治療(メイズ手術等)について簡単に説明されています。

Photo_82007年12月4日 FLASH フラッシュ 「大ヒットドラマに登場する心臓オペはこんなにも凄かった これが『医龍』原案モデルの手術映像だ!」 (光文社)

「シリーズ1は『バチスタ手術』や『大学病院の内幕』を描く内容で話題になったが、現在放送中の『医龍2』はよりリアルで専門的な医療シーンが売りとなっている。本誌はそのモデルとなった『実際の手術映像』の入手に成功。そのショッキングな内容に袋とじ限定公開とした。まさにこれこそが『リアル医龍』の世界、幻の最先端技術がここに明かされる」
「スクープ映像1 これが本当の『バチスタ』映像 生死を分けるメスさばき公開」
「世界でもいまだ数人のみ執刀 これが本当の『バチスタ手術』だ 移植ができない国日本最後の延命術 執刀医インタビュー リアル『朝田龍太郎』が語る バチスタ手術:『心筋をより自然に』が私の手術信条」

話題になったテレビドラマ「医龍」のバチスタ手術の実際を米田正始の手術写真をもちいて紹介・報道されました。インタビュー記事は新生児手術の佐野俊二先生とともに紹介されました。

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月刊誌 新潮45 2007年10月号 「神の手」心臓血管外科医辞任へ どこへ行く京大病院

 

Photo_92007年4月1日 関西華文時報 「日中を翔る30 心臓外科医の道を目指して 京都大学大学院医学研究科の博士号を取得 林雪(リン シュエ)さん」
米田正始の指導を受けた留学生である林先生の再生医学業績が紹介されました。

 

Photo2007年 単行本 「最強ドクター 治せる!108人 心臓病(心臓血管外科・循環器内科)編 あなたと家族を救う新世代ドクターガイド――手術室が密室の時代はもう終わった」(医療ジャーナリスト伊藤隼也 扶桑社)
心臓血管外科医・米田正始がその実績とともに紹介されました。なお記載の施設情報は編集当時の京大病院のもので現在は医誠会病院と仁泉会病院の心臓血管外科勤務です。

Photo_8週刊文春 2007年3月8日号京大病院版「白い巨塔」

 

【2006年】(抜粋)

Photo_132006年9月25日 The Heart Today 第54回日本心臓病学会集会セッション2 Recent Progress in aortic valve repair
クリーブランドクリニックのミハルジェビック先生と米田正始が大動脈弁形成術について成果を示しつつ論じました。

Photo_142006年8月22日 20:00- ABC朝日放送 たけしのテレビ番組「ホントは怖い家庭の医学」 http://asahi.co.jp/hospital/
閉塞性動脈硬化症の恐ろしさを再生医療の希望とともに報道して戴きました。担当の方々が見事な映画を作製してくださり、反響がありました。なお報道されたbFGFたんぱくの方法は現在京大病院では使えず、高の原中央病院かんさいハートセンターで再開準備中です。

Photo_152006年 単行本 「心臓病治療の実力病院 日経病院ランキング 「いざ」という時の心強い病院は?」 (日経メディカル 日本経済新聞社) 「紹介率80%以上15施設」

米田正始らの京大心臓外科(当時)が紹介率の高さで全国4位として評価されました。
またコメントを求められ手術施設集約化について論じました。
心臓弁膜症手術で米田正始ら(当時)の京大心臓外科が近畿の代表的7施設の一つに、胸部大動脈瘤で同5施設のひとつに選ばれました。
また米田が心臓血管の再生医療に対してコメントしています。「必ずしも移植した細胞が、十分な数の血管や心筋に育つわけではないと主張。むしろ骨髄などに含まれる成長因子が血管を太らせるとみて、bFGFと呼ばれる成長因子を使う。脚の血の巡りが悪くなる病気の患者に注射し、血行が良くなるなどの効果が現れた。心臓病へも応用できると意気込む (一部抜粋)」

Photo_162006年5月11日 Medical Tribune 第36回日本心臓血管外科学会 シンポジウム:心房細動の新たな外科療法 「心房縮小VRメイズ手術を開発 メイズ手術の適応拡大も」
米田正始らが開発した心房縮小するメイズ手術の高い除細動率が紹介されました。これまでメイズ手術が効かなかった患者さんにも恩恵が届く期待がでてきました。

Photo_172006年 単行本 医者がすすめる最高の名医+治る病院 (別冊月刊現代) (講談社) 2006-2007年版
米田正始らの京都大学附属病院心臓血管外科(当時)が紹介されました。

 

Photo_182006年3月18日 19:00から「これが世界のスーパードクター4!天才名医の仰天テクニック完全公開スペシャル」TBS東京放送
http://www.tbs.co.jp/program/superdoctor_20060318.html
米田正始の手術が紹介されました。重症左室形成術の患者さんとベンタール(ベントール)手術プラス左室形成術等の患者さんでどちらの患者さんにも元気になって戴きました。最近は「医龍」や「チームバチスタの栄光」などでバチスタ手術をはじめとする左室形成術が少しは知られるようになりましたがあのころはまだまだ知られていませんでした。

Photo_192006年2月27日 日刊スポーツ「この病気にこの名医 Part2 閉塞性動脈硬化症の治療(下)」 「チャレンジが光明、結果に」
骨髄細胞移植、HGF、bFGFなどの再生医療が紹介されました。テレビ「ホントは怖い家庭の医学」で紹介された方法です。

Photo_202006年2月26日 日刊スポーツ「この病気にこの名医 Part2 閉塞性動脈硬化症の治療 (上)」 「薬物、カテーテルなど治療法多数」
さまざまな治療法が概説されました。また閉塞性動脈硬化症(ASO)の名医の一人に米田正始が選ばれました。

Photo_212006年2月25日 日刊スポーツ「この病気にこの名医 Part2 閉塞性動脈硬化症 (下)」 「大いなる生活習慣病」
病気の重症度(I期からIV期まで)と症状などが説明されました

Photo_222006年2月24日 日刊スポーツ「この病気にこの名医 Part2 閉塞性動脈硬化症 (上)」 「脚に壊疽、切断も」
病気の起こり方や症状などが概説されました

Photo_232006年2月12日 サンデー毎日 (毎日新聞社) 新シリーズにっぽんの医療 「全国の実力医ランキング 胸部大動脈瘤編」
米田正始らの京大心臓外科(当時)が症例数で全国32位、術後院内死亡率2.9%、縦隔炎ゼロで紹介されました。当時は患者さんがおられても手術がすぐできない環境で努力していました。

Photo_242006年2月5日 サンデー毎日 (毎日新聞社) 新シリーズにっぽんの医療 「全国の実力医ランキング 弁膜症編」
米田正始らの京大心臓外科(当時)が症例数で全国7位、術後院内死亡率ゼロ、縦隔炎ゼロの成績が紹介されました。

Photo_252006年1月29日 サンデー毎日 (毎日新聞社) 新シリーズにっぽんの医療「全国の実力医ランキング 心筋梗塞・狭心症編」
米田正始らの京大心臓外科(当時)がバイパス手術数で全国44位、術後の院内死亡ゼロ、脳梗塞ゼロ、縦隔炎ゼロ、オフポンプ率91.8%の成績が紹介されました

Photo_262006年1月29日 日刊スポーツ「この病気にこの名医 Part2 心筋症④」心筋症の治療(下)京大病院 米田正始教授 (当時) 軽症、高齢者には左心室縮小形成術
心筋症に対する外科治療とくに左室形成術(バチスタ手術など)が概説されています。また心筋症の手術の名医として米田正始が選ばれています。

Photo_272006年1月28日 日刊スポーツ「この病気にこの名医 Part2 心筋症③」心筋症の治療(上)京大病院 米田正始教授 (当時) カテーテル使うPTSMA
心筋症に対する薬物治療やカテーテル治療が概説されています

Photo_282006年1月27日 日刊スポーツ「この病気にこの名医 Part2 心筋症②」心筋症(下)京大病院 米田正始教授 (当時) 症状出にくいのが特徴
心筋症の診断に関する情報が記載されています

Photo_292006年1月26日 日刊スポーツ「この病気にこの名医 Part2 心筋症①」心筋症(上)京大病院 米田正始教授 (当時) 拡張型と肥大型の2タイプ
心筋症に対する概説がされています

Photo_302006年1月22日 日本経済新聞 心臓病とたたかう 心臓弁膜症編 弁膜症の上位病院、
近畿7施設のひとつに米田正始らの(当時)京大チームが紹介されました。また米田が弁形成手術についてコメントしています。

Photo_312006年1月8日 日本経済新聞 心臓病とたたかう バイパス手術治療成績編 「紹介率 80%以上15施設」
米田正始らの(当時)京大チームが全国5位の高い紹介率をあげていることが紹介されました。

【2005年】(抜粋)

Photo2005年12月号 「ばんぶう」 the Doctor’s Master 米田正始 「大学病院改革は日本の医療を変える 軋轢あるが理想の教育環境を目指す」
表紙とともにインタヴューの記事が掲載されています。

Photo_22005年10月17日 日本経済新聞 心臓病とたたかう 治療研究の最前線② 「血管再生 血中細胞使い拍動回復」
米田正始らの(当時)京大チームが行っているbFGFたんぱくを用いた血管新生治療が紹介されました。

Photo_32005年 単行本「お医者さんも知らない治療法教えます」(西村書店) 田辺功 「移植に代わる心臓手術」
米田正始らの(当時)京大チームが新しいバチスタ手術で成果を上げていることが紹介されました。

Photo_42005年 単行本 日本の医学界をリードする 「この病気にこの名医」 (松井宏夫) (主婦と生活社) 「狭心症・心筋梗塞 奥歯や胃が痛むのも狭心症や心筋梗塞のサイン 冠状動脈バイパス手術の名医」
名医5名のうちの一人に米田正始が選ばれました。

Photo_52005年9月6日 ラジオNIKKEI (日経ラジオ社) 「最近のトピックス――弁膜症の手術、機械弁か生体弁か」
弁膜症で弁の形成(手直し)ができないこわれた弁の場合、ワーファリンが不要な生体弁がどのような適応で使用されるかなどを論じました。妹尾和夫さんの明るいリードで話が進みました。

Photo_62005年9月20日 The Heart Today 第53回日本心臓病学会学術集会シンポジウム2 高齢心疾患患者における手術適応と成績 「合併症対策の工夫で好成績得る」
米田正始が(当時)率いる京大心臓血管外科が80歳代の高齢者患者でもさまざまな工夫を重ねて対策を立てれば優れた死亡ゼロの手術成績が出せることを示しました。

Photo_72005年8月22日 読売新聞 医療 「良い心筋残し生かす 左心室縮小形成術」
セーブ手術、ドール手術、改良型 バチスタ手術などを行っている医療機関として米田正始のいる(当時)京大病院が紹介されました

Photo_82005年7月8日 朝日新聞 「新生うながす新治療法 京都大病院が臨床試験」
bFGFたんぱくを用いた安全な再生医療で成果が出始めていました。2008年初頭現在京大病院ではこの臨床試験が止まっており、豊橋ハートセンターにて再開準備中です。

Photo_92005年7月1日 福井新聞 医療新世紀 「血管新生因子 大きな成果 bFGFで京大グループ 心臓手術や閉塞部の再建」

 

 

 

Photo_102005年7月4日 山梨日日新聞 「細胞増殖を促すタンパク質 心臓手術や血管治療に効果 治癒期間3分の1に 京大グループ研究本格化 量産態勢も整う」

 

 

 

Photo_112005年6月22日 埼玉新聞 医療 サイエンス 「タンパク質を使い血管障害を治療 細胞増殖促し再生 京大などグループが成果」
(太い血管生む 治癒まで3分の1に 治療態勢整う)

Photo_122005年6月21日 京都新聞 医療 「血管新生タンパク質が成果 京大医学部などが臨床試験 治療期間短縮、重症ほど利点」

 

 

 

 

Photo_132005年6月14日 岩手日報 医療新世紀 「回復早める血管新生治療 心臓手術後に効果」
下肢虚血や胸骨治癒へのbFGF治療の臨床試験、バイパス手術ができない心臓へのバイオCABGを報道。

Photo_142005年6月26日 山陰中央新報 「脚血管の再生治療 タンパク投与で歩行可能 京大、症状改善に効果」

 

 

 

Photo_152005年6月26日 秋田さきがけ 同上です

 

 

 

Photo_162005年6月14日 デイリー東北 同上です

 

 

 

Photo_172005年6月25日 四国新聞 医療新世紀「注目される血管新生因子 狭心症や脚の動脈硬化治療 臨床応用へ研究本格化」
再生医療の臨床試験成績の初期報告がなされました。

Photo_182005年6月20日 日本経済新聞 「別の血管太らせバイパス 動脈硬化で血行障害 京大・東大で成功 特殊たんぱく含む粒子注入」
米田正始らの京大(当時)での臨床試験ですでに成果を上げていることが報道されました。

Photo_192005年4月29日 フライデー(講談社) 「心臓弁膜症・胸部動脈瘤・先天性心臓病・心筋症に強い名医トップ15」
米田正始は心臓弁膜症と心筋症の領域で選ばれました。

 

Photo_202005年4月14日 Medical Tribune 第4回日本再生医療学会特集 再生医療の多彩な可能性を示すHGF療法 「左室形成術や細胞移植との併用で効果 心筋症ラット」
HGFが心筋症や虚血性心疾患の患者さんの役に立つ可能性を示しました。

Photo_212005年3月20日 Circulation Bulletin 第69回日本循環器学会総会・学術集会特集より (プレナリーセッション 重症弁膜症患者への対応について)
米田正始の京都大学チーム(当時)での僧帽弁手術後の左室機能を最大化する工夫について紹介されました。

Photo_222005年2月28日 四国新聞 「胃腸の膜使い心臓血流確保」
米田正始のアイデアで開発されたバイオCABGが紹介されました。

 

 

Photo_232005年2月28日 福井新聞 「胃腸の膜使い心臓バイパス」
同上です。全国各地の新聞で報道されました。

 

 

Photo_242005年2月28日 西日本新聞 「胃腸の膜使い血流確保 重症患者の心臓バイパス手術 京大教授ら新治療法開発」
同上です。

Photo_252005年3月1日 京都新聞 「冠動脈疾患に新治療法 京大教授ら開発 ゼラチンで血管新生→心臓に血流確保」
同上です。

Photo_262005年2月25日 産経新聞 「もっと健康」のページで「左室形成術で心筋症患者を救う」
このテーマで米田正始のバチスタ手術の改良型をはじめとした左室形成術が紹介されました。再生医学にまで話はおよびました。

Photo_28  2005年3月11日 週刊朝日 「「いい病院」執刀医4人の本音雑談会」
米田正始が座談会に参加し熱く議論しました。

 

 

Photo_292005 Heart Beat Café 「大学病院の変革から始まる医療現場の未来」(臨床を第一とした大学病院を目指す 患者さんの笑顔が見える新しい治療法を研究 症例数を経て、感性を育てる教育 枠組みを超えた、新しい地域医療へ)(Edwards株式会社)
米田正始のそれまでのさまざまな努力と活動が紹介されました。

Photo2005年1月30日 サンデー毎日 連載 いまどきの医療・健康法72 心臓移植に代わる外科手術の実力 (渡辺勉)
(バチスタ手術を改良 左室形成術で成果 再生医療を融合させ心臓外科の新時代へ)
米田正始のバチスタ手術の改良を含めた左室形成術の治療成果や、新しい治療法の開発が紹介されました。

Photo_22005年1月20日 Medical Tribune  「bFGFによる縦隔洞炎予防効果を動物実験で確認 ―重症糖尿病合併患者に対する冠動脈バイパス術― (骨再生、血管新生を促進)
米田正始の主導で進めている冠動脈バイパス手術(CABG)術後の縦隔洞炎予防のための胸骨再生治療を紹介されました。

Photo_32005年 医師がすすめる最高の名医 (講談社) 2005年度版 「心臓手術に強い病院と名医」
京都大学病院(当時) 米田正始 が選ばれました。患者さんのエピソードとともに紹介されています。

 

【2004年】(抜粋)

Photo_42004年12月20日 京大学生新聞 「再生胸骨を臨床に 6年越しで倫理委が承認 世界初」
bFGFたんぱくを使用した再生医療の臨床試験開始が紹介されました

 

Photo_52004年11月25日 Medical Tribune 「OPCABの限界克服・安全向上の工夫」の「bFGF徐放シートで胸骨再生」
あたらしい胸骨再生治療やバイオCABGが紹介されました。

Photo_62004年8月7日 週刊現代 (講談社) 「医者が選んだ名医 心臓外科手術編」の「左室形成」領域
米田正始が選ばれました。

 

Photo_72004年 病気と検査の思い出エッセイ集 だから・・・心を込めて伝えたい 第3章 検査がつなく笑顔と笑顔 「生命拾い 山田瑞恵」 (日本衛生検査所協会)
心臓と大動脈の手術を受けて元気になられた患者さんの喜びの手記です。現在もお元気です。

Photo_82004年5月12日 スイスペ!「救命救急―生命の最前線」「どんな重症例や緊急例からも逃げないをモットーに掲げる米田教授のもとには、これまで助からないと言われた疾患を抱えた患者たちが全国から緊急搬送されてくる。心筋症のため、、、左心室形成という難手術を受けることになった60歳男性の入院から回復までをドキュメントで描いていく」(テレビ朝日)
http://www.tv-asahi.co.jp/suisupe/contents/info/index.html
この患者さんは5年半後の現在もお元気に暮らしておられます。米田チームでは当時からバチスタ手術をはじめとする左室形成術で救命できたケースが増えていました。

Photo_92004年5月 月刊現代(講談社) 「心臓に強い病院ランキング」「心臓を切り縮めるメスさばき」
米田正始の手術や診療が紹介されました。バチスタ手術の改良型で元気になられた患者さんのことも紹介されています。
心不全の症状から治療まで、左室形成術や人工心臓までが説明されています。

Photo_112004年2月8日 読売新聞 「不整脈について考える 米田正始氏」
ブロックや心房性不整脈、そして心室性不整脈について、そのままに放置しては危険な状態を含めて説明がされました。

Photo_122004年1月 患者さんの会、機関紙「心臓を守る」の「みんなの声」欄 「移植の話まであった子が外科手術で元気になって 平田麻子」
(成育医療センターへ転院して、 京都大学米田教授の執刀)
成育医療センターの先生方と米田正始が協力して重症心筋症の1歳半のこどもさんが元気に回復されました。お母様の手記が掲載されています。

Photo_132004年1月24日 週刊現代(講談社) 「病気別名医ベスト3」にて心筋梗塞の領域で。「米田正始 京都大学心臓血管外科教授(当時) 高レベルの技術に基づき、重症患者や高齢者を対象とする難しい手術を実践。同時に患者との対話を重視する。」
米田正始が紹介されました。

Photo_142004年 日本の論点 論点58吉原清児 (文芸春秋社) 「自分の生命は自分で守れ。よい病院と出会うための10か条。」 (病院を選ぶのも医療のうち 医師の顔が見える病院を選べ これだけは主治医に聞け 大学病院信仰を疑え)

Photo_14「私が選ぶがん・心臓・脳の病院」
全国心臓9施設のひとつとして米田正始らの京大チーム(当時)が選ばれました。

 

【2003年】(抜粋)

Photo_152003年12月30日 朝日新聞 「たんぱく質注射 新しい血管作る」
bFGFというたんぱくを用いた再生医療の臨床試験が開始されることが報道されました。

 

Photo_162003年12月11日 京都新聞 「閉塞性動脈硬化症に新治療法 血管増やすタンパク質注射 京大・米田教授グループ開発 患者の負担 大幅に軽減」
再生医療の臨床試験が倫理委員会承認され臨床応用が開始されることが報道されました。

Photo_172003年12月 ばんぶう 特集 “2大”心臓外科医が示す理想の研修体制と教育環境 「米田正始 研修先を症例数の多い病院に絞り込む等 多数の手術に立ちあえる環境整備が必須」
(安全確保と無理のない修練 欧米に比べ遅れをとる日本 ひ弱な医師の撲滅に向け”他流試合”を積極推進)

Photo_182003年11月11日 日本経済新聞 “病を知る” 心臓の病気⑥心筋症 米田正始 氏  拡張や肥大など心筋に異常 移植せず手術でも改善
心筋症のタイプと各種治療法、とくに薬やバチスタ手術など左室形成手術による治療を米田正始がお話しました。

Photo_192003年11月 月刊けんぽ 名医登場「明日のため今日を犠牲に “神業”心臓外科医のたゆまぬ努力 原点は「患者のために」 心臓血管外科 米田正始 氏」
(医療はいわば”知的スポーツ”1週間やらないと手が震えます 公務員制度からの脱却へ 来年の独立行政法人化がカギ 術後、少女の顔を思い浮かべ 患者の笑顔のみえる研究に挑む)
平素の努力を紹介いただきました。心移植しか救う道はないといわれた心筋症の少女が左室形成術を乗り切り、現在まで元気に暮らしてくれているがんばりに感動を覚えます。

Photo_202003年8月28日 京都新聞 「心臓の病気 専門医がお答えします 機能と症状・治療 最も多い冠動脈疾患 胸痛3-5分続けば注意 動脈硬化を抑えて予防」
読者からのいくつものご質問に専門医として米田正始がお答えしました

Photo_212003年7月 らくわ らくわNews 「近畿心血管治療ジョイントライブ2003 手術室と研究会場を結んで 洛和会音羽病院から中継」
大動脈弁・僧帽弁の手術と心房細動に対するメイズ手術を米田正始がライブで行いました。患者さんはお元気になられました。

Photo_222003年 全国名医・病院徹底ガイド どこで検査・治療を受けたらいいか、すぐわかる (主婦と生活社)米田正始教授 患者さんへの一言 「悩むよりまず相談」で、対話が重要。「もっと早く相談したらよかった」と患者さんや紹介の先生から言われたことが何度もあります。
米田正始らの京大チーム(当時)が紹介されました。

Photo_232003年6月23日 アエラ (朝日新聞社) 症状ごとに、身体の部位ごとに 名医80リスト 「ジャーナリストが選ぶ 心臓部門」 吉原清児 松井宏夫 編
内科・外科の名医10人のひとりに米田正始が選ばれました

Photo_242003年4月6日 京都新聞 「心臓手術4種 同時に実施 バチスタ・弁再形成・心室修復・バイパス 京大、心筋梗塞患者に 拍動させたまま」
バチスタ手術の紹介と解説もあわせてされました。

Photo_252003年4月5日 京大学生新聞 バチスタ手術を改良 米田正始教授(心臓血管外科) いかに「自然」にもどすか 臨床経験の集大成、実る 心臓は神の産物 (米国胸部外科学会で発表 心尖部を残し生存率が向上 公務員感覚は医療の妨げに 医療の精鋭部隊として24時間対応できる体制を)
アメリカでのバチスタ手術の新術式発表の際に学生新聞の熱い諸君らが私達の平素の24時間努力を取材報道してくれました

Photo_262003年4月3日 神戸新聞 「5つの心臓手術一度に 京大病院成功 1ヶ月後に職場復帰」
人工心肺使用して心臓を拍動した状態で米田正始が行った複合手術が報道されました。

 

Photo_272003年4月3日 中日新聞 「5つの心臓手術 1度に行い成功 京大病院」
同上です。

 

Photo_28
2003年4月3日 西日本新聞 「心臓の難手術 5つを一度に 京大チーム成功 患者、1ヶ月で退院」
米田正始の執刀で行った症例の、日本外科学会で発表する内容が報道されました。

 

Photo_292003年4月2日 Japan Times の National News Briefs「Man has five operations on heart」
重症心不全患者に対する緊急手術救命例が報道されました

 

2003年4月2日 Sankei Web社会面 「5つの心臓手術を一度に 心筋梗塞の患者で京大」
米田正始らの京大チーム(当時)で行った瀕死の重症患者の大きな手術の成功が報道されました。

Photo_302003年3月10日 手術数でわかるいい病院 全国ランキング2003 (週刊朝日)(朝日新聞出版)
米田正始らの京大チーム(当時)が心臓手術数ランキングで全国22位、近畿5位に選ばれました。

【2002年】(抜粋)

Photo_312002年12月8日 朝日新聞 「たんぱく質活用 心臓難病に効果 京大、動物実験に成功」
難病で知られる拡張型心筋症をHGF(肝細胞増殖因子)によって軽快させるあたらしい再生医療が国際組織工学会での発表に先立って紹介されました。薬剤や左室形成術との併用効果が期待されます。

Photo_322002年9月6日 週刊朝日 特集「いい病院」ランキング第3弾「こんなにある!手術数が少ない 関東、関西 国公立病院の不思議」
米田正始がランキングにて紹介されました

Photo_332002年4月28日 朝日新聞 「心臓切る手術 最適部位解明 京大教授ら改良成功」
バチスタ手術の改良型で二人の患者さんが助かったことが紹介されました

 

Photo_342002年4月23日 京都新聞 「拡張型心筋症のバチスタ手術 左心室先端部分→左心室心房近く 切除個所変え生存率向上 京大教授ら新手術法 米学会で来月発表 男性患者が順調回復」
小山忠明・米田正始らが開発したあたらしいバチスタ手術の成果が紹介されました

Photo_352002年3月1日 ベトナム・ホーチミン市のCATP新聞
ベトナムの貧乏な心臓病患者さんたちを救うための、米田正始、西村和修らが率いる(当時)京大チームの活躍が報道されました。

【2001年】(抜粋)

Photo_362001年12月13日 読売新聞 「胸骨と再生、血管新生物質で従来の1/3に短縮 京都大学医学部教授 米田正始氏に聞く (血管新生物質を研究、1ヶ月で社会復帰も、内胸手術使用も安心、さらなる短縮目指す)」
心臓手術の成績や社会復帰をさらに改善するための胸骨再生が報道されました。

Photo_372001年11月 放送文化 HBトピックス 遠隔ライブで初の「心臓手術」を衛生中継
第3回日本オフポンプCABG研究会で米田正始が当番世話人として遠隔ライブ手術をお世話したときの様子などが紹介されました。

Photo_382001年10月13日 週刊現代 (講談社) 「心臓手術最前線 神のメスを見た」
米田正始らの京大チーム(当時)の再生医学への取り組みがグラビアで紹介されました。

 

Photo_392001年9月1日 週刊現代 (講談社) 特集「21世紀に活躍する名医 100人」
心臓外科名医16名の1人として米田正始が選ばれました。

 

 

Photo_402001年8月15日 朝日新聞 「胸骨再生で臨床試験へ 京大」
心臓手術患者の早期社会復帰に役立つ胸骨再生の臨床試験を京大の「医の倫理委員会」に申請。

 

Photo_412001年 単行本 名医に聞く最新医療 (吉原清児)(講談社) 「二一世紀の心臓外科を変える男」
米田正始がその経歴と仕事内容とともに紹介されました。

 

Photo_422001年8月 こころ (全国心臓病の子供を守る会機関紙) ドクターズエッセイ・こころの扉 「ほそく長く?いや、ふとく長く生きて欲しい 米田正始」
先天性心疾患の患者さんが長い生涯にわたって治療が受けられる成人先天性心疾患の医療システムが論じられました

Photo_432001年8月 ドクターズマガジン (阪急コミュニケーションズ ) 第22回「ドクターの肖像」(「患者さんのために、良い手術をしすぐれた外科医を育てる。今はそれがすべて」 「何か暴走族の少年が警察署長になったような、それだけに暴走族にも警察官にもそれなりの思いがある」 「夢物語と言われても、私なりの努力をつづけていくつもりです」)
米田正始の人となりが表紙を含む6ページにわたって紹介されました。

Photo_442001年6月27日 日刊スポーツ 心臓病で倒れないために(44) 「よりよい医師選びが大切」
推薦医師の一人に米田正始が選ばれました。

 

Photo_452001年5月 毎日ライフ (毎日新聞社) 「心臓は再生できるか 米田正始、榊原裕」(臓器の発生、臓器の再生、心臓の特殊性、心臓の再生、再生医学の問題点)
当時難解と言われた再生医学をわかりやすく解説いたしました

Photo_462001年2月 月刊現代 (講談社) 新企画「情報保存版」総力調査 全国「心臓病の名病院・名医」厳選55
米田正始が紹介されました。

【2000年】(抜粋)

Photo_472000年11月11日 読売新聞 「胸骨スピード再生 京大グループ動物実験成功 増殖物質を使い」
心臓手術後の胸骨の迅速確実な治癒をめざしたものとして報道されました。

 

Photo_482000年11月10日 京都新聞 「胸骨再生へ新手法開発 京大グループ 米で発表へ 副作用少なく、期間も短縮 心臓手術に応用期待」
心臓手術の際に切る胸骨を確実かつ迅速に治癒させる再生医療を開発しました。

Photo_502000年8月24日 朝日新聞 「細胞移植、心筋こうそくに効果 京大教授らが確認」
胎児心筋細胞移植が効果あることを日本細胞学会で発表することを報道されました。骨髄細胞やES細胞にも応用可能と考えられました。

Photo_512000年 週刊現代 (講談社) 日本の「名医中の名医」100人完全ランキング 心臓病部門 「米田正始 京都大学医学部附属病院心臓血管外科教授 カナダ、米国などで基礎から鍛えられ、技術とともに学術活動にも国際的な評価を得る」
日本の心臓外科名医14人の一人に選ばれました

Photo_522000年8月22日 日刊ゲンダイ (講談社) サラリーマンの健康ファイル 病気別全国の名病院20 狭心症
米田正始と京大チームが選ばれました。

 

Photo_532000年6月20日 京大学生新聞 「レポート 心臓手術指導チーム ベトナム医学界の救世主 医学研究科米田正始教授 医療システム確立目指す 各部門で専属指導 交流は将来の財産に」
ベトナムでの心臓外科医療支援活動を紹介いただきました

Photo_542000年4月20日 京都新聞 「心臓手術 ベトナムで指導  患者増に対応 医療水準向上へ」
ベトナム・ホーチミン市にあるチョーライ病院を米田正始らの京大心臓血管外科チーム(当時)で立ち上げた国際協力が紹介されました。

Photo_562000年 単行本 全国名医・病院徹底ガイド (主婦と生活社)
米田正始と京大チーム(当時)が紹介されました。

 

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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YOUR BEST DOCTOR の一人として以前から選んで戴いております

 

Bn2-23全国医師連盟 医師や医療のあり方を現場から検証し問題解決に取り組んでおられます

日本ローカーボ食研究会 糖質制限食の研究会です。心臓手術だけでは良くなりきれない、メタボの患者さんをお助けすべく、立ち上げた研究会です

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心臓外科患者さんのためのワー ファリン情報サイト 心臓外科手術後でワーファリン服用が必要な患者さんのためのお役立 ちサイトです。米田正始が管理運営しています。弁膜症患者さんにとくにお役に立ちます。

M3ドットコム(医師専用)心臓血管外科・臨床情報 「心臓血管 外科情報WEB」が推薦サイト に挙げられています。一般の皆さま、医師限定アクセスですみません。

東可児第13同盟 (東可児病院公式ブログ)で紹介されまし たHaru_0189

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日本マルファン協会 「情報は命を救う」「情報は生きる支え」を基本理念とし、マルファン症候群を取り巻く環境改善を行なう事を目指すNPO法人です。

マルファンネットワークジャパン マルファン 症候群の患者さんは適切な予防や早期治療によって予後が一層改善できます。 スタンフォード時代からのご縁があり、この会の医療アドバイザーをさせて戴いております。前向きで熱心な雰囲気が素晴らし いと思います。

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病気の大辞典 さまざまな病気の概説がされています

心臓手術体験記 以前にスーパーバイザーを務めさせて戴いていた大和成和病院で手術を受けられた患者さんが書かれたサイトです

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CTS net アメリカ胸部外科学会AATS、アメリカ臨床胸部外科医 会STS、ヨーロッパ心臓胸部外科学会EACTS、アジア心臓胸部外科学会ASCVTS などと協力しているサイトです。

株式会社メドジェル 京都大学再生医科学研究所田 畑教授研究室とのコラボレーションのご縁です。

南風 貸別荘の会社です。群馬県の北軽井沢という風光明媚な場所にあります。ここのご主人が米田正始の手術でお元気になられたご縁です。そのうち遊びに行きたく思っています。

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人体動画制作センター 医療用の3DCGアニメーションや医療用iPad用アプリなどで社会貢献しておられます

京都大学医学部ESS(MESS) 学生時代は立ちあげメンバーのひとりとして、教授時代は顧問として一緒に勉強させて頂きました。WJEMAを京都で主管した時の部員諸君の活躍には感動したものです

東大寺学園同窓会HP 同窓生の皆さんにはますますお世話になっております

 .Ilm17_bd02023-s

踊る大僧帽弁/大動脈を封鎖せよ!(心臓弁膜症手術体験記) キチンハートさんというかたが自らの心臓手術の経験をもとにお役立ち情報を公開しておられるサイトです

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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事例7 心筋梗塞部除外法 (いわゆるDavid-Komeda法)

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患者さんは75歳男性、主訴:心窩部痛。急性心筋こうそく1日目で入院、冠動脈造影にて左冠動脈前下降枝LAD 起始部で完全閉塞していました。

カテーテル冠動脈治療 PCI にて再開通しました。

 

2日目、エコーにて少量の心嚢水を認め、4日目には心嚢水増加と心室中隔穿孔VSPを認めました。

心嚢ドレナージにて血性のため心破裂合併と診断され、当科へ来られました。

 

711.経食エコーにて心室中隔で左室から右室へのシャント(血液が漏れること)が見られます。

 

心室中隔穿孔の確定診断です。

手術の絶対適応であり、かつ可及的速やかにというタイミングが勧められます。

時間を稼げば梗塞部心筋が安定し、手術は楽になりますのでかつては遅い時期の手術が勧められました。

しかし手術を待つ間に死亡する患者さんが多いため、手術時期を先延ばしにすることは現代は一般には不利と考えられています。

 

722.

人工心肺下に左室を梗塞部で切開しています。ちょうど切開がもとの破裂部にさしかかったところです。

切開部の左室壁は暗赤色で血腫になっており左室破裂の本質つまり心筋内解離を示唆する所見です。

その本質を考え、解離のいわばエントリーを治すのがこのVSP Exclusion法(VSP除外法、いわゆるDavid-Komeda法)の特長です。

 

733.

左室前壁から心室中隔にかけて梗塞のため赤く変化しています。

矢印が穿孔部分です。

左室が心臓外に破裂することを左室破裂とよび、

左室が右室へ破裂することを心室中隔穿孔と呼びます。

2.と3.はそれが同時に起こり得ることを示します。

 

744.

ウマ心膜パッチを縫着しています。

まず心室中隔から。梗塞部を避けて遠巻きに除外(Exclusion)するようにします。

梗塞部から離れるほど、術後の縫合線の安定度が増し、良好な成績が得られますが、

左室がパッチだらけになるのも困るため、上手な妥協が求められることがあります。

とくに心筋梗塞が大きい場合などです。

 

755.

パッチを左室側壁へ縫い進んでいます。

やはり梗塞部を遠巻きに除外しています。

心室中隔から左室自由壁に移行する付近での縫合線の決定が一つのキーです。

縫合線にあまり張力がかかりすぎると、あとで縫合線がちぎれたり、破たんする懸念があります。

ここがこの手術のポイントの一つです。


766.パッチ形成し、よく膨らむようになりました。

あとは左室を閉じて完成です。

この方法(Exclusion法)は私たちのオリジナルで(1989年発表)、現在さまざまな工夫をし改良して使って戴いています。

たとえばGRF糊を縫合線付近の心筋に注入したり、2枚目のパッチを穿孔部付近につけたり、術後の縫合部リークを予防するための工夫が挙げられます。

現在私たちの行っている工夫はパッチを支える心筋がたとえちぎれても、なお穴を防げる方法です。

 

777.左室の切開部を閉鎖しています。

パッチは十分に膨らみ、新しくできる左室の形を整え、

かつ縫合部にかかるストレスを減らします。

このExclusion法では多少の出血はVSP越しに右室へ逃がすため、心臓の外側へ出血しにくいという利点があります。

VSP(穿孔の穴)を逆に活用するわけです。

 

788.体外循環から容易に離脱しました。

経食エコーでパッチが見られ、

VSPのシャントがきれいに消失したのがわかります。

軽度の僧帽弁逆流が見られますが問題ありません。

こうして患者さんは生命の危機から脱出できます。

                                               .

なお最近は急性心筋梗塞に対する PCIの進歩により、左室前壁がほぼ保たれたVSP症例も経験するようになりました。

こうしたケースでは状況によっては、梗塞部をなるべく除外しながらも、アプローチを右室経由にする工夫も行っています。

同時に右室経由ではうまく行かなかったという報告も増えており、やはり左室を守り、左室を治すという本来の手術法の意義を再認識しています。こうしてさらに患者さんに役立つ方法に磨かれていくものと思います。

 

■トピックス2017: VSPへのExclusion法を年々改良して参りましたが、近年大きく進歩しました。もっと短時間に、もっと確実に治せる方法になりました。海外のトップジャーナルにも新しい手術法として発表できました。英語論文のページ、266番の論文です。ご参考になれば幸いです。

 

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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事例6 オーバーラップ手術

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この手術法は拡張型心筋症に対する左室形成術のひとつで、フランスの心臓外科医ギルメ先生が1980年代に初めて行 い、日本では北海道大学の松居先生らが心筋症に対して施行され効果を報告されたものです。

1.左室前壁(矢印)と心室中隔前部を縮小するため

61前者を後者へ落とし込むところです。

比較的簡単に左室の縮小が得られることと

パッチを使わずにできるのがこのオーバーラップ法 overlap法のメリットです。

しかしその反面、将来悪化(再拡張)しやすい病変部や周辺部を多量に残すことや、左室基部の形成ができないことがこの方法の「玉に傷」です。

622.左室前壁(矢印1)が

心室中隔の中ほどの所へ入り込んでいます。

縫合線の両端部を中心に

止血をこの段階で確実にすることが望ましいです。

.

.

633.そして左室前壁の心室中隔側を左室側壁につなぐ

デザインを確認しています。

左室形成術にもいくつかの方法があり、

それぞれ特長があります。

このオーバーラップ法もその特長が活かせる時には積極的に活用するのが良いと考えています。

 

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事例5 ドール手術 2

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患者さんは虚血性心筋症83歳女性。

主訴は労作時胸部不快感。左室形成術にはややご高齢ではありますが、これはお元気になって戴けると判断し、手術に臨みました。

心胸郭比CTR78%、冠動脈造影で3枝病変。心エコーにて左室拡張末期径LVDd48m、駆出率23%、MR I度。

高齢の患者さんですが、心臓が良くなればアクティブな生活を送れる方であり、かつ心臓を良くできるめどが立つため手術を行いました。

5111.心エコー4室像にて

左室拡張末期(左)と

同収縮末期(右)像。

 

 

.

 

522.まず冠動脈バイパス手術から。

右冠動脈4PD枝に

静脈グラフトをつけています。

                                                                              .

 

 

                                                                           .

 

533.つぎに右冠動脈本管にも

バイパスをつなぎます。

年齢と心機能を考えて

適切なグラフト選択を心がけています。

ここでは静脈グラフトが最適と判断しました。

 

                                                                        .

 

544.さらに左冠動脈の回旋枝にも

バイパスをつけました。

 

 

 

 

                                                                             .

ここでも完全血行再建は重要です。                                                                                   .

                                                                           .

                                                                                   .

555.左室でやられたところが心尖部つまり先端付近であったためドール手術を行いました。

この病変の位置と性質ならドール手術でも左室の形を歪めず、

患者さんは元気になれると判断したためです。

なお現在はこれまでの100例以上の左室形成術を検討した結果、セーブ手術の特長をもったドール手術を開発し、心基部までやられた左室でも、形を崩さず形成縮小できるドール手術を行っています。国際学会でも発表していますが、近いうちにジャーナルでも発表いたします。

 

56_26.僧帽弁輪形成術(MAP)を左房ごしに行いました。

矢印が形成用のリングです。(僧帽弁形成術を参照)

左室形成術にこのMAPを併用することで、成績がさらに上がった感があり、

とくに術後のMRの出現はゼロに近づきました。

.

.
577.最後に左内胸動脈(矢印)をつなぎました。

左前下降枝つまり心室中隔がやられたケースでの左前下降枝に対するバイパスには議論がありますが、

私たちは心室中隔の根元の心筋とくに冬眠心筋や可逆障害心筋をできるだけ助けるために、

また時に右室機能をも守るために、左前下降枝にバイパスをつけるようにしています。

.
8.左室駆出率も23%から42%へと増加し、患者さんはご高齢ですが十分な心臓リハビリと体力回復ののち術後30日目に元気に退院されました。この手術と年齢で、当時としてはまずまずの入院期間でした。

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事例4 セーブ手術その2 

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患者さんは60歳男性、26歳時に大きな心筋梗塞を患い、次第に心不全が悪化し、不整脈発作や左室内可動血栓もあり来院されました。診断名としては虚血性僧帽弁閉鎖不全症をともなった虚血性心筋症です。

突然死のおそれもある危険な状態のため準緊急手術を行いました。

4111.術前の経食エコー像です。

左が拡張末期、

右が収縮末期の像です。

左室の動きがほとんどありません

                                                                .


422.体外循環下に左室前壁を切開しているところです。

左室前壁は僅かに心臓の筋肉が残っていますが、

大半は線維組織で置き換わり、力が出せなくなっていました。

仕事をしていない部分を切っても心臓の力はほとんど落ちません。

心臓は止めずに拍動させています。

                                                                                                                                                                                                                                 .
.
433.左室内部の可動血栓を取り去っています(矢印)。

これで脳こうそくなどが起こりにくくなります

こうした血栓をかかえて、無事病院まで来られたのは幸運でした。

 

 

                                                                                .

                                                                                   .

444.術前に心室粗動などの危険な不整脈が出ていたため、

冷凍凝固(クライオアブレーション)で不整脈のもとを焼きました(矢印)

                                                                            .

 

                                                                      .
.
.

455.セーブ手術の糸をかけているところです。

すでに心室中隔はかけおわり(矢印)、左室側壁を作業中です。

この間ずっと心臓は動いています。

心臓が動いていますと、左心室の悪い部分(つまり病変部分)と良い部分との差は歴然で、写真でも心室中隔後部はダムの堤防のようにはっきりと判ります。

.

466.僧帽弁輪形成術(MAP)の糸をかけています(矢印)。心臓が動くと視野が狭くなるため工夫します。(僧帽弁形成術の項を参照)

MAPは左室基部の縮小と運動性の改善をもたらすことを私たちは動物実験で証明しました(英語論文192番)。

この患者さんのように以前の心筋梗塞で多量の心筋細胞を失ったかたには、

MAPは心機能改善のために有効と思います。

477.セーブ手術のパッチを固定しています。心臓内の空気抜きも同時に行います。

このパッチの向こう側が新しい左室となります。

手前側のスペースの分だけ左室が縮小されたことがわかります。

.

.

488.左室の切開部(開いたところ)

を閉じているところです。

出血しないように何重かの処理を加えています。

                                                                               .

                                                                                .

                                                                                  .

 

49_2

9.心筋に埋もれた冠動脈を

高速エコーで的確に見つけ(矢印1)、

これを心拍動下に

オフポンプバイパスの要領でバイパスします。

矢印2は左内胸動脈です。

                                                                               .

 

 

 

                                                                             .

                                                                          .

41010.両室ペーシング(CRTと略します)のケーブルをつけています。

この患者さんでも有効でした。

心電図でQRS延長がないとCRTは効かないとお考えの先生も一部おられます。

実際にはエコーで左室各部の収縮タイミングを調べながら、QRS幅正常でも不同期の時間があればCRTを試みるようにしています。

 

 

41111.手術前は僧帽弁逆流が強く、

かつ弁が左室側に引かれていました

(テント化、矢印)。

                                                                                 .

 

 

                                                                                  .
.

41212.手術後は逆流も消え、

弁のテント化も軽くなりました(矢印)

手術後6ヶ月の心機能も左室拡張末期径LVDdが81mmから62mmへ、駆出率も18%から36%へ改善しました。

術後5年経つ現在もお元気にしておられます。

米田正始の患者さんの会にもよく参加して下さいます。

◆余談 この患者さんの経過はスーパードクターのテレビで放映され話題になりました(メディアのページご参照)。

当時こんな重症の患者さんをテレビで発表してもし失敗したらどうするのとよく聞かれました。

しかしこの患者さんは絶対助ける、テレビカメラのあるなしは関係ないと信じて皆で頑張りました。

こうした治療法を多くの方々に知って頂くことが大切と考えたのです。

 

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事例 3 セーブ手術

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患者さんは12歳女子、5年前の僧帽弁手術の際に発症した虚血性心筋症が悪化し心停止を来たし心肺蘇生ののち緊急手術となりました。虚血以外の理由で悪くなった可能性がある部位(拡張型心筋症の疑い)もあり慎重に対処しました。

311.薄くなった左室前壁(矢印)を切開して左室内に入ります。心臓は動かしたままで手術を進めています。

術前に心臓が一度停止していた重症例では、

術中に一度心臓を止めると動きが再開しない心配があったためです。

またこうすることで、左室の悪い部分と良い部分がより明瞭にわかるためもあります。

.

322.セーブ手術のパッチの糸をかけているところです。

ドール手術ではこれだけ心室中隔の基部までやられているケースでは左室が術後、丸くなり心機能がより低下する心配があります。

そこで形を歪めないセーブ手術を施行しました。

最近はこうしたケースでも安心して使えるドール手術を開発し、

術後の左室の形の良さと左室機能の改善を確認できています。

333.昔のオペで取り付けられた弁が血栓弁になっていたため、これを再弁置換中(矢印)です。

通常は左心房から行う操作ですが、

この場合は時間の節約(つまり患者さんの体力の保護)のため左室経由で行いました。

通常と逆の位置から人工弁を入れるため、その向きに注意して入れます。

当然とはいえ、重要なチェックポイントです。

.

.

344.セーブ手術のパッチが左室内に入ったところです。

左室はうんと小さくなりました。

新しい左室はパッチ(矢印)の奥にあり、

パッチの手前のスペース分だけ左室が小さくなりました。

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.

 

35_25.左室を閉鎖しつつあるところです。

長い心不全と入院生活のため回復には時間がかかりましたが、着実に回復し、学校生活にもどりました。

その後も順調に回復し、普通の生活を取り戻しておられます。

.

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361_26.セーブ手術前後の左室短軸エコーを示します。大きさが比較できるようスケールを合わせました。矢印が5cmです。

術後どれほど心臓が小さく、また動きが改善したかが見て戴ければ幸いです。

重い心不全でもあきらめてはいけないことを教えてくれたケースです。

手術から7年以上たちました。現在も元気に、かつ前向きに暮らしておられます。

世の中の人たちの役に立ちたいと、勉強し、ボランティア活動などもやっておられる姿を見て、私は感動を禁じ得ませんでした。

この患者さんの治療成功は、左室形成術と小児科・内科・外科・麻酔科・ICU・病棟・関連チームの協力で行う集学的治療の威力を示すもので、京大小児科の馬場先生・土井先生らが海外のジャーナルで発表して下さいました(英語論文244番)。

 

手術前に手術の説明をしたときに、手術を受けますとみずから言ってくれた少女の勇気が今も忘れられません。

こうした心臓外科医あるいは臨床医として患者さんやチームから戴く感動は何物にも代えがたい大切なものです。

 

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事例 2 ドール手術

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患者さんは70 歳、男性。主訴は起座呼吸(仰向けになると息苦しくなる、心不全の症状です)。

17回の冠動脈カテーテル治療 PCIと47回(!!)にもわたる冠動脈造影 CAGの後、心不全症状を繰り返すため患者さんも手術を決意され転院して来られました。

左室造影で駆出率 13% (健康人の4分の1以下)の虚血性心筋症と II度の虚血性僧帽弁閉鎖不全症を認めました。

21_21.梗塞を起こした左室心尖部と

左室前壁(矢印)を切開しました。

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.

222.フォンタン糸と呼ばれるタバコ縫合(広がっている部分を口すぼみ状に小さくできます)

を行い左室を小さくしています。

これによって左室は悪い部分を中心に小さくなり、

健康な部分の力が発揮しやすくなります。

.

.

233.パッチを縫着し新しい左室が概ねできました。

ドール手術の長所(短時間で患者さんの負担少なくできます)を活かし、

短所(注意しなければ左室が丸くなり十分に良くならない恐れがあります)を補う努力・工夫をしながら手術をしています。

この手術から5年以上経った現在、より左室の形を守れてセーブ手術よりシンプルな「方向性ドール手術」を開発し、成績の改善をみています。

244.左室を閉鎖したところ

出血しないように入念な止血法を用いています。

現在はこの写真の方法をより強化した3枚フェルトと止血材圧着法を用いています。

.

.

255.MAP(僧帽弁輪形成術)で仕上でます。

こうすることで左室基部が改善することを

すでに証明ずみです

(論文のページをご参照下さい)。

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266.CABG(バイパス手術)を行いオペ完了へ向かいます。

内胸動脈をできるだけ有効に使います。

このバイパスグラフトをつける主な目的は

心室中隔とくに基部の心筋をできるだけ回復・保護することにあります。

.

277.15MHz高速エコー・ドップラーでバイパスのグラフトのフローとそのパタンが良好であることを確認します。

弁形成手術で経食エコーをもちいて

術中に納得行く結果を得てから手術終了するのと同様に、

バイパス手術でも安心できる形を確認してから手術を終了します。

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事例 1 オフポンプバイパス手術

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患者さんは53歳男性、ステント治療後の狭心症のため手術になりました。糖尿病が背景にあります。
オフポンプバイパス(OPCAB、1999年当時はまだ比較的珍しかったのですが、現在は標準手術となりました)を施行しました。

私たちがオフポンプバイ パス手術(OPCAB)をやり始めた1990年代後半はまだ器械も未発達で、オンポンプバイパスより危険という印象を持たれていましたが、イタリアのカラフィオーレ先生の方法を用いて努力しました。

 

10年間の進歩でオンポンプよりむしろ 楽という感じさえあります。

 

豊橋ハートセンターの方法を加味し、さらに安定感が増しました。

大学病院では日によっては麻酔の先生が不慣れなときなどに不安定気味だった血圧もうそのように 安定し、やはりすべての職種・スタッフが一定し熟練している専門病院は有利と実感しています。

111.左冠動脈の前下降枝(心臓の前部にある最重要血管です)に内胸動脈(矢印)を吻合しています。

左が頭側です。

内胸動脈は最強のグラフトでカテーテル治療でもこれにはおよばない安定性と安全性があります。

近年発展めざましい薬剤溶出ステント(Drug Eluting Stent, 略称DES)といえども、患者さんによっては内胸動脈グラフトにはかなわないという認識がすでに欧米ではできています。

たとえばDESでは強力な抗血小板剤が長期にわたって必要になり、がんなどが見つかって手術が必要なときも薬を止めると冠動脈内に血栓ができて死亡するケースが少なからず出現しました。

一方、内胸動脈グラフトはそうした薬は不要かごく軽く使う程度ですし薬を安全に止めることもできます。バイパス手術はステント治療よりも自然で安定した治りができるわけです

122.心臓を頭側へひっくり返して胃大網動脈(矢印)を右冠動脈の枝に吻合しているところです。

右がお腹側です。

10年前はまだ心臓をひっくり返すことは大変なことと言われましたが現在は普通のことです。

胃大網動脈GEAはITA(内胸動脈)よりスパスム(血管が縮んで細くなることです)を起こしやすいのですが、吻合後拡張する分を見越して吻合すれば(つ まりより小さい歩みで吻合する)、あとの吻合形態やフローは良好です。

ただし冠動脈側の狭窄があまり高度でな い、たとえば70%程度の狭窄の場合はフロー(血液の流れ)競合に負けてGEAがやせ細ることがあり、注意が必要です。そういう場合はフロー競合に強い静 脈グラフトを活用することもあります。適材適所ですね。

 

133.左とう骨動脈を回旋枝(心臓の裏側にある血管)に吻合しています。

とう骨動脈は有用なグラフトですが以前ほどは多用していません。

静脈グラフトはそれとは違う特徴があり、それぞれの特徴を活かしたグラフト選択を心掛けています。
と う骨動脈は比較的扱いやすくサイズもちょうど便利なものであるため一時多くの心臓外科医に好まれました。私もメルボルンにいたころはルーチン使用しまし た。

当時進めていた無作為割り付け前向き臨床試験の結果が出るにつれて、静脈グラフトに対する優位性が期待したほどではないということになり、現在は両側内胸動 脈が使いづらい状況など、特殊な場合に限定した使用になっています。

ということでやはり左右の内胸動脈がベストの質と長期安定 性をもち、それに次ぐグラフトという位置づけです。

再 生医学・組織工学の進歩でとう骨動脈がリバイバルする日がくると冠動脈バイパス手術とくにオフポンプバイパス手術OPCABはさらに発展するだろうと期待 しています。

144.とう骨動脈と内胸動脈を吻合してY字グラフトを作成し糸結び中です。

このYグラフトもかつては多用した有効な方法 ですが、フローの取り合い現象が起こる時は不利な ので狭窄が強いとき、両側 in situ 内胸動脈が使いづらい状況などに限られた適応になりました。

ま た優れた中枢側吻合デバイスの出現により、一段とYグラフトの使用は限られるようになりました。ただし時に患者さんの救命に役立つバックアップ法として、 使えるようにしておくのは賢明と思います。

ハートセンターのような専門病院ではすべての職種のスタッフがこうした手術に熟練しているため、オフポンプバイパス手術も安全・安定・快適にできます。

 

オフポンプバイパス手術OPCABの特長はやはり体外循環にともなう合併症を減らせることです。

もちろん弁膜症その他の体外循環が必要なケースでは適宜オン ポンプバイパスとして行うこともあります。

総合的に体への負担が軽くなり、手術治療成績がより向上すれば良いと考えています。

薬剤溶出性ステント(DES)の問題点や限界が次第に明 らかになり、糖尿病や慢性腎不全・透析例をはじめ、バイパス手術のメリッ トが再認識されています。

 

今後もバイパス手術の特長を活かして、内科の先生方と協力して虚 血性心疾患・冠疾患の治療成績の向上に貢献したいものです。

2012年2月に天皇陛下がこのオフポンプバイパス手術で健康を取り戻されたことも、この手術の優秀さを示すものと歓迎されています。

ハートセンターでは緊急手術・準緊急手術とも病院全体の支援とチーム医療体制で円滑に行えるため、患者さんに長期間待たせることなく必要な手術が必要なタ イミングでできますので、患者さんに喜ばれています。


メモ:  冠動脈バイパス術後の患者さんの安定度には定評がありますが、最近の欧米の臨床研究(Syntaxシンタックス研究)でも術後のくすりによるケアの大切さも認識されるようになりました。

患者さんの全身を守る、心臓はもちろん、糖尿病やコレステロール、脳血管その他も考えたトータルケアを行うことで、バイパス手術の良さはさらに光るでしょう。

 

メモ: このSyntaxトライアルの3年後のデータが2010年に発表されました。

冠動脈バイパス手術は薬剤ステントと比べて長期成績で優れているというデータが、冠動脈病変が進行したケースで示されました。

 

メモ: Syntaxトライアル4年後のデータが2011年に発表されました。冠動脈バイパス手術を受けた患者さんはステントの患者さんより長生きできることがより鮮明になりました。

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4a) とくにオフポンプバイパス手術について(解説)へもどる

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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