事例: 急性大動脈解離で緊急手術

Pocket急性大動脈解離は大動脈の壁が内外に裂けておこる病気です。 このなかでスタンフォード分類A型とよばれる上行大動脈が解離するタイプは緊急で手術しなければ発症2日間で患者さんの約半数が亡くなるという大変な病気です。 […]

事例: 重い肺高血圧症を合併した心房中隔欠損症 (ASD)の高齢患者さん

Pocket患者さんは70代後半の女性で九州南部から来られました。 心房中隔欠損症(ASD)が悪化し末期状態で、高度の肺高血圧症(血圧の70%)と三尖弁閉鎖不全症や慢性心房細動を合併し、右心不全のため肝臓も弱り血小板も減 […]

事例: 僧帽弁閉鎖不全症などで心不全となった高齢の患者さん

Pocket 成人先天性心疾患つまり生まれつきの心臓病をもった成人の患者さんの場合は、もとの心臓病と、加齢にともなって発生あるいは二次的に合併した病気の両方を考えて治療に臨むことが大切です。 患者さんは80歳代半ばの女性 […]

事例: 二弁置換の術後20年、高度の心不全で再手術を受けた患者さん

Pocket弁膜症患者さんは機械弁で弁置換を受ければ、元気になります。 しかし10年、20年、30年と時間が経つと、人工弁やその周囲組織に新たな問題が起こることがあります。 日々の健康管理をしっかりする必要があるのです。 […]

事例: 僧帽弁閉鎖不全症と巨大左房・心房細動に僧帽弁形成術と心房縮小メイズ手術

Pocket僧帽弁閉鎖不全症に心房細動はよく合併します。 これは左房が僧帽弁の逆流のため拡張するためもあって起こります。 左房が巨大となると僧帽弁を治しても心房細動は治りません。 心房細動に対するもっとも強力な治療法とい […]

事例:三度目の手術、僧帽弁置換術を乗り切り元気に

Pocket若いころにリウマチ性弁膜症で僧帽弁などをやられた方は長期的なケアが大切となります。 リウマチで弁が強く壊れた場合はもちろん、軽く壊れた場合でもそのあと何十年の間に弁破壊が進行し、重症化することが多々あるからで […]

事例:「末期」心臓腫瘍に手術で立ち向かい2年間立派に生きられた患者さん

Pocket  心臓の悪性腫瘍つまり肉腫やがんは稀な病気ですが、いったんこれにかかると予後は不良です。 臓器の性質上、全摘除したくてもできないからです。 心移植できれば話は別ですが、日本ではそううまくは行きませ […]

事例: 先天性僧帽弁閉鎖不全症・バーロー症候群の弁形成術

Pocket先天性つまり生まれたときからの僧帽弁閉鎖不全症は心臓専門病院では少なからずみられる病気です。 逆流が強くなり心臓とくに左室が大きくなったり、心不全の症状がでると手術が必要になります。 また時間とともに左房も大 […]

事例: HOCMと大動脈弁狭窄症とペースメーカー三尖弁閉鎖不全症を根治

Pocket弁膜症がらみで除脈となりペースメーカーが必要になることはときどきあります。 ペースメーカーは除脈つまり遅い脈には効果抜群の治療法ですが、電気ケーブルを三尖弁ごしに右室へ入れる必要があり、一定の確率で三尖弁閉鎖 […]

心臓手術・事例:マルファン症候群、ベントール手術1年後に腹部大動脈瘤手術

Pocketマルファン症候群の患者さんは結合組織と呼ばれる、内蔵をつなぐ組織が弱いため、平素から定期健診を受けることが大切です。 心臓血管関係では心臓の弁や大動脈全体を定期的に調べれば、いのちを突然落とすことはほぼ防げま […]